[ライラック杯:勝手に大橋ちよ賞] 俳句編
▽みんなの俳句大会 俳句部門 決勝投票は 5/3(水) 21時まで!
通りがかりも歓迎☆ぜひいいと思った句にスキ💖を☆
本題いきます。勝手に大橋ちよ賞 俳句編。
これは私が勝手にやってる私設賞です☆
◎俳句編
投句された作品の中から、詠み人を伏せた状態で「好き💖」と思ったものをピックアップしました。
※順番は投稿順です。
※金賞、銀賞、それぞれ複数ありますが同列です☆
◎勝手に金賞
春の闇おれのメンタルきぬどうふ
詠み人:肉と切り身の小さな帝国さん
恐ろしいほどにまとまっている一句!!!!
春の闇は深い。きぬどうふ、飲まれるな~!!!
春の沼…どこまで深きおれの闇…。
ハナレグミのこの歌を贈りたくなりました。
網膜の波打ち際に朧月
詠み人:dekoさん
ものすごく詩的な一句。
す・て・き・す・ぎ・で・す!!
私は目を接写した写真を見るのが好きなんですけど、目の中ってめちゃ宇宙なんですよね。
網膜はさらにその中側にあるもので、溢れ出る涙を波打ち際に例えるとは!!!
幻想的な映像がいくつも思い浮かびました。
ぽんでこちらの絵を描きました。
さらにもう一枚描きました。
dekoさん、よかったらお受け取りください☆
花まつり陽キャのブッダ降臨す
詠み人:雪華さん
うぇーい♪
これはもう、めっちゃ曲をつけたくなる。映像も見えてくる。サイケデリック俳句~!!!
なんかもう、細かい悩みなどはぶっとんでしまうような、脳みそパカーンってなってしまうような、甘茶かぶって即解脱~な一句です。
というわけで、曲を作ってみました。
よかったらお受け取り下さい。
★曲のタイトルに俳句をそのままお借りしました。
◎勝手に銀賞
絮白き蒲公英ここもアスベスト
詠み人:チューダ(知遊陀)さん
対比がすごいです。
異なる二つの世界が合体して一貫性のある世界を表現してるところが、すごいと思いました。
陽から陰へ。それもまた春っぽいと思いました。
特に言うことはないけど春ですね
詠み人:おはようよねちゃんさん
いやほんとに。
気が付いたら緑が芽吹き、花が咲いて、小鳥たちがさえずっている。
春はいつの間にか春爛漫になります。
ああ、春だな~。
って、ただそれだけ言いたくなりますね。
らくがきの果てに我あり花明り
詠み人:うつスピさん
私は絵を描くのが好きです
子供のころからずっと。
今みたいに人間を描くことをやめていた時期もあったけど、らくがきのような絵はずーーーっと描いてきました。
だから私の中にはずっと絵を描いている私がいます。
うつスピさんの一句から、そんな自分が走馬灯のように見えました。
ピッピッピッピー
ピッピッピッピー
ピッピッピッピッ
ピッピッピ
詠み人:はやしっぷ♡さん
これは、世界初!!?? 鳥が俳句を!!??
これはやばい句が繰り出されました。
ずっと見てるとゲシュタルト崩壊が起こり…
「ピ」ってこんな字だっけ??
や、これはプか???
という状況に陥ります。
なんかもう、すごく好き!!!!
春霖と冷めた珈琲の窓際
詠み人:千求麻也さん
情景がありありと浮かぶすばらしい句です。
「冷めた珈琲」ひとつで時間の流れも感じさせます。
珈琲を淹れた主は、無言で雨ふる窓を眺めているのでしょうか。
コーヒーが覚めてしまう時間、その人の思考を奪ってしまう何かがあったのでしょうか。
そこにいる人の感情を勘ぐってしまうような想像膨らむ一句でした。
音程の外れし歌よ春の空
詠み人:くーや。さん
春になると浮かれ気分になって鼻歌など歌ってしまいますよね~♪
この春は息子の卒園があり、卒園式で子供たちが一生懸命に歌っている姿を見ました。
音程はバラバラだし、みんな好き勝手に歌っているわけですが、それがもう素晴らしすぎて、涙腺大崩壊。
そんな想い出と重なる一句でした。
春の蚊をじっと眺めて日が暮れる
詠み人:こたろうさん
この句に詠われてるような時間…久しく私にはありません。
ずっと空の雲の流れを見ていて一日が終わるとか、波が寄せては返すのを眺めて過ごすとか…私にもできるんですけども…。
ここ何年も私はずっと忙しない時間を生きています。
怒涛のように日々が過ぎ去り、わわあああああああ~っと言っているうちに一年が過ぎている…。
私はこんなふうに蚊を一日眺めて過ごしたい。本当は…。
…蚊ってところがいいですよね~。
春の朝陽キャデビューのピンクヘア
詠み人:これでも母🐿さん
ピンクヘアいいですね~。春ですね~。
うちの近所の高校はわりと自由な校風なのでピンクヘアの子もいたりして、かわいい~って思います。
ぼっち・ざ・ろっく! のひとりちゃんもピンクヘアなので、陰キャでもいけるはず!!! www
電車待ちスカートひらり春の風
詠み人:みゆさん
何やら青春の香りのする一句です。
情景が浮かびます。
桜の花びらでも舞い込んできそうですね☆
田舎の無人駅の朝。セーラー服の女の子が電車を待っている。
そんな風景が思い浮かびました。
淡雪や大往生の枕元
詠み人:あぷりこっとさん
何か清々しさすら感じるこの一句。
春には死のイメージがつきまといます。
これは私の個人的な感覚なのかもしれませんが。
命芽吹く春は同時に死の時間でもある。
人生をやり遂げた人の安らかな顔が目に浮かぶようでした。
ぴいと鳴き一輪落とし桜揺る
詠み人:かよんさん
その一瞬が映像となって飛び込んできた一句。
かわゆすです!!
パタパタパタと飛び去る羽音も聞こえてきそうです。
ガンプラの完成品が欲しい、春
詠み人:セブンソードくん
いやいや、作ろうぜプラモデルは…と思いつつ。
私は飾るのにはあまり興味がなく、作るのが楽しかった方なのですが、この気持ちもわからなくもない。
きっと共感する人多数な一句なのでは…。
ガンプラ沼も深そうですね。。。
ちなみに私が作っていたのは城とか寺です。
リード引く御主人様は花粉症
詠み人:KOMAさん
これはもう、かわゆす、です。
くしゃみしてる御主人様も、かわゆす、です。
振り返ってご主人様を見上げるワンちゃんの顔がみえるよう…。
ダイジョウブ…? って聞いている顔。
私も子どものころ犬と暮らしてたのですが、彼らは我々のことよーく見てるんですよね。
待ち人をあきらめ歩く春の海
詠み人:さちさん
あきらめたと言いながら未練が残るようにトボトボと波打ち際を歩く姿が思い浮かびました。
きっと歩いているうちに前を向けるのでしょう。
そんなドラマを感じる一句でした。
春風に 不安隠して 歩み出す
詠み人:りんごねぇさん🍎
春はいろいろ環境が変わることも多くて、たくさんの人が不安を隠して歩み出したことでしょう。
私もその一人で、息子が小学生になって初めてのことが満載な4月を送っています。
そんな私の心情ともシンクロする一句でした。
生と死の交じる匂いや春の闇
詠み人:レモンバームさん
まさに私の春のイメージそのものが詠われた一句です。
陰と陽のように対極にありがながら同一のものが混在し、強烈な香りを放つ春の空気。
これこそが春だ~!!! と叫びたくなりました。
すり寄りし恋猫去りて独酌夜
詠み人:七田苗子さん
色っぽい句でドキリとしました。
恋猫は、本当にネコだったのか、はたして…などと妄想してしまいました。
どちらにしても、側に来ていたものが去ってしまって、独り呑む酒はどんな味がするのでしょう。
(私は下戸です…)
何やら日本画にできそうな一句です。
野遊びやそこに座るな鹿のフン
詠み人:さいとうT長さん
子供って「ピンポイントでそこ!?」ってとこに座ったり手をついたりするんですよね。。
しかし、鹿のフンはそこら中にありそうで不可避なのかな…。
ほのぼのクスりとした一句でした。
以上が私の勝手に賞でした。
今大会もすばらしい作品揃いで悩みました~。
素晴らしい俳句をありがとう☆
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