見出し画像

ムーミンバレーパークに行ってきました!【2023Summer:02】

前回に引き続き埼玉めぐりです。今度は埼玉県飯能市にあるムーミンバレーパークに行ってきました!


なぜにムーミン?

お盆休みにどこ行こうかで我が家の意見は分かれていました。

「西武園ゆうえんちはどうか?」
「あんな人大勢いるとこ歩くのヤだし、それに昭和世代にとってはあのノリ珍しくも何ともない!」
「練馬のハリポタは?」
「家族の誰一人としてハリポタそんな詳しくないぞ…?」
「分かった、じゃあ間をとってムーミンってのはどうだ?」
「おぉ、それでいいんじゃないか?」

(一体どのあたりが「間をとって」なのか…。ねぇムーミン?)

まずはメッツァへ

ムーミンたちの住むムーミンバレーパークに行くにはまずメッツァに行かなくてはなりません。メッツァとはフィンランド語で森をあらわす言葉です。

メッツァに行くには西武鉄道の飯能駅からバスに乗るのが一般的とされています。そこからバスに揺られること約13分、宮沢湖という湖のほとりにその場所はあります。ここにはムーミンバレーパークのほか、北欧を強く意識したメッツァビレッジなる場所があります。

ちなみに私ら家族は列車の本数を読み間違えたため、前日泊まっていた毛呂から何とタクシーで直接乗り込むことになりました(約3,500円也。タクシー運転手には超感謝です!!)

霧の立ち込める森の奥に

ムーミンは人里離れた森の奥に隠れ住んでいます。そこに至る道は深い霧に覆われていました。

目の前が何も見えません…。
本当にこの先にムーミンたちがいるのでしょうか?

深き霧の森を抜けると、美しき湖がその姿を現しました。
立札には、「< Moominvalley Park」とあります。
さらに湖沿いに進んでいくと…。

ムーミンバレーパークに到着

ついにムーミンたちが住まう谷にやってきました。

入口にはムーミン世界を代表するキャラクターたちの型がズラリ立ち並んでおります。これ等身大?ムーミンってこんなにデカかったの?

スナフキンの身長に向かって手を伸ばす妻。

ムーミンパパと人間(私)との対比。
これはデカい。まさに進撃のムーミンです。

サウンドウォーク「春のしらべ」とは

入場してしばらく進むと、このような看板を見つけました。

手持ちのスマホにアプリをダウンロードすると、ムーミンバレーパーク内のあちこちで声優たちによるドラマが聴ける仕掛けのようです。

家族全員アニメ好きな私ら一家はさっそくアプリをダウンロード。さっそく課金し、みんなで聴きながらムーミン谷に向かっていきました。

<サウンドウォーク~春のしらべ~ キャスト>
演出 / 脚本:小栗 了
スナフキン役 櫻井 孝宏
ムーミントロール役 戸松 遥
ナレーション / ティーティ・ウー役 花江 夏樹

▲サウンドウォーク公式YouTube(2020年1月のものです)。

水浴び小屋~群生するニョロニョロ

ムーミンパパが作ったとされる水浴び小屋。季節によって住人が変わるらしい…が、ちょっと雨が酷くなっていたので立ち寄りませんでした。

再び霧が濃くなってきました。
おや、霧の中からニョロニョロが…。

ニョロニョロが次から次へと姿を現します。

ニョロニョロまるで道祖神みたい。

霧が晴れるとともに、ニョロニョロの群れがはっきりと見えて来ました。
こんな見た目ですが電気を常に身体に蓄えている生き物だそうなので、近づくと危険です⚡⚡

エンマの店(ストーリーの扉)

ようやく開けたところに出てきました。ここはエンマの店なのだそうです。
嘘吐きはここで舌を抜かれます(抜かれません)。

中に入るとこのような寸劇が音声付きで見られます。
今回私たちは全部は見ませんでしたが、このような「ストーリーの扉」がいくつか点在しているようです。

ムーミン谷の風景

ついにここまで来ました。私たちがよく見たあのムーミン谷の風景です。

ムーミン屋敷の近くを流れる小川にかかっているこの橋。よくスナフキンが腰かけている場所です。

ムーミン屋敷の中へ

橋を渡り、ムーミン屋敷の前にやってきました。

屋敷の周りはお花で満ち溢れています。
ムーミンママがまめにお手入れしているのでしょう。

気になるムーミン一家の屋敷にいよいよ潜入します。

ムーミン屋敷・地下室

ムーミン屋敷にこんな地下室があったとは。
ここはどうやら作業場のようですね。

中身はムーミンパパのワインでしょうか…?

地下室なのにちょっとしたダイニングっぽい佇まいです。

階段を上がって玄関へ。

ムーミン屋敷・1階

どうやらムーミン一家は1階でお食事をするようです。

こじんまりとしていますが、落ち着くダイニングです。

こうした調度品もオシャレで良きですね。

暖炉の火が赤々と燃えています。

おや、ムーミン・トロールの写真が。

では、2階へと上がってみましょう。

ムーミン屋敷・2階

階段を上がるとさっそく目につく蓄音機。
何か音楽がかかっています。

歴史を感じさせる大きなのっぽの古時計。
おや、壁にかかっているのは…。

これは何とムーミン一家のご先祖様なのだそう。
風格を感じさせる…というより、もはや別の生き物のようですらあります。

左下の額に飾ってあるのはムーミンのレントゲンなんだって。
あらためて思うけれども、謎が多過ぎる生物です…。

ムーミンパパとムーミンママの寝室。
キレイに整いつつも生活感ありますね。

ムーミンママがお裁縫するミシン。

ムーミン屋敷・3階

ついに3階まで上がってきました。螺旋階段で登れるのはここまでですが、この上にはムーミンパパの書斎である屋根裏部屋があります。
潜望鏡でパパの動向をのぞくことができるとか。

ここはゲストルームなのだそうです。
こんなコンパクトなお家なのに客間があるとはさすが。

来ましたムーミン・トロールのお部屋。
いかにも子供部屋って感じですね。

このドアの向こうは何だろう?

何とここ、リトルミイの部屋なんだって!いくらリトルだからって狭いにもほどがあり過ぎます(笑)。まぁ、居候に等しいから仕方ないか。

こんなに部屋がたくさんある3階なのにこのようなテーブルも。
この家の空間設計は神レベルと感じます。

ムーミン屋敷・EXIT

ムーミン屋敷の感想をひとことで言うと、
「コンパクトなのに必要なものがほぼ全部詰まっている理想の家!」

入ってみると分かるんですけど、狭いんですよすごく。
そして建物は円筒形なので、さらに空間設計が難しいはずです。

にも関わらず、家族全員が住まう部屋が個別に存在し、しかもゲストルームまであって、そのうえでどのフロアにもくつろげるテーブルスペース的な空間があるという、何と言うか間取りの鬼的な完成度の高さを感じました。

いやもう本当に。
家族が住む家ってこんなんでいいんですよ。

しいて言えばバストイレどこ行ったのかなと思う程度ですが、ムーミン一族がそのあたりどうしてるのか分からないので、そこは考えから割愛します。人間が住むなら地下室辺りに作れば良いかと…。

これはいいもの見せてもらいました。

空間設計業みたいなお仕事されている方は、一度ここにきてこの屋敷を見てみた方がいいと私は思います。

お食事タイム

天気もこのときはやや落ち着いていたので、屋外で食べることにしました。
このホットドッグとハイネケンの組み合わせが良いのですよ♪

妻と娘は「マンハッタンダイナマイト」というジュース。
何か分からんけど、飲むと自由になれるというキャッチコピーだそうです。
(薬物じゃないだろうなそれ…?)

娘が買った「ニョロニョロアイス」というシロモノ。
電気が内包されており、食べると超電磁砲レールガンの能力が使えるようになります(なりません)。

リトルミイのプレイスポット

リトルミイと遊ぶスポットかと思ったら、リトルミイに遊ばれるスポットでありました。リトルミイに過度な期待をしてはいけません。

これね、よく出来てるんですよ。
一見、ただの古い画と音声の寸劇かと思ったのですが…。

!!何と劇場にいる人の顔が劇中に登場するのです。
ちょっ、それいつ撮影してたの?

物語にはリトルミイの同族がたくさん登場するのですが、そのいくつかがそのとき劇場にいる人たちの顔になっているという凝った演出。これいったい何人くらいの観客に対応できるんだろう?

コケムス(屋内型ムーミン展示施設)

ここは1Fが飲食&お土産売り場、2Fより上がプレイスポット&ムーミン展示となっています。ムーミン世界をより深く知りたい方はぜひこちらへ。

巨大なモラン。私は知らなかったのですが、ムーミン谷の住人たちから恐れられる女の魔物なのだとか。娘がこのキャラ推しなので撮りました。

スナフキン。たとえ定番と言われようと私は彼がムーミン世界で一番好き。私が一人で野良キャンプするようになったのはスナフキンの影響かも。

ムーミン一家。こうしてみるとリトルミイって小さいんだなぁ…。いやそれともムーミン族がデカいのか…?

壁が絵本になっており、物語が綴られています。

トーベ・ヤンソン氏。
言わずと知れたムーミンの創造者です。

ムーミンに出演された声優からのメッセージが紹介されています。
おや、あの「17歳」の人のコメントも…。

ちょっと歩いて疲れたのと、また雨が激しくなってきたのでカフェ休憩することに。手前にあるのはムーミンカップ付きのプリン。

なんとムーミンバレーパークにボドゲが!?

写真ピンボケでスミマセン…

な、なんだって!?
カフェスペースにボードゲームが置いてあるぞ!?

家族で遊ぼうと持ってきたゲームは「クアルト」。
私これ、元ボドゲアイドルの珠洲ノらめるさんに教わったんですよ。
▼のときです!

まさかここで「クアルト」を家族で遊ぶことになろうとは!!

手ほどきしてくれたらめるさんに感謝です💕(ただあのときは一度も勝てなかったので、いつかリベンジしたいと密かに思ってます…😁)

その他にこんなのも…。

興味あったけどナインタイルのルール知らなかったのでこちらはプレイ見送りました…。お土産売り場に売ってるかと思い店員さんに聞いてみたのですが、こちらは売ってないとのこと。ぐすん…。

何とスマートボールまで!!

こちらはコケムスの外ですが、何と懐かしのスマートボール!
5玉のうち3列揃えたら景品ゲット。
なおはずれても残念賞ありの親切仕様です。

ヘムレンさんの遊園地

再び私たち一家は雨の降りしきる中を歩き始めました。

急な坂を登っていくとそこに現れたのは、ヘムレンさんの遊園地。

これは…カルーセル?

アスレチックお城…?
天候が不安定なためか、遊んでいる子供たちはおらず。

灯台、そしてスナフキンのテント

続いて山を下り、湖沿いにてくてく歩いて行くと灯台が。
ムーミン世界では割と象徴的な建造物ですね。

ついにここがムーミンバレーパークの終点。
スナフキンのテント。

広い空間にはテントと焚火の跡以外には何もなく。
この何もなさが、スナフキンがスナフキンたる所以なのでしょう。

…何かを悟ったところで。

さて、引き返そうか。

エンマの劇場

そろそろ引き上げようとしていたところ、エンマの劇場でムーミン一家による本日のラスト公演があるとのこと。それならばと寄ってみました。

「もっと自由に生きなくては!!」そう告げる預言者に対し、ある者は同調し、ある者は悩み、ある者は聞き流す。意見が割れるムーミン一家。そして相変わらずクールにすましているスナフキン。

でも自由ってどうだったら自由なんだ?
好き勝手に振る舞い、生きることが自由?
その自由ははたして幸せに生きるための道?

この物語は子供向けながらもなかなかに考えさせられる内容を含んでいると思いました。こういうことを何千回も悩み通して人は大人になるのだけど、子供にとっては「自由」と「人生」についてちょっと考えてみる良い機会になるのではという気がします。

先ほどボドゲのところで紹介した珠洲ノらめるさんも歌っていたけれど。
「自由は難しい」んですよ…。

限られた僕の今 自由に生きなくちゃ
なんてね疲れちゃうよね
自由は難しい

シアワセフォーカス 作曲:うにかんてんてー/作詞・歌:珠洲ノらめる

「もう家に帰ろうよ!」みんなの自由に振り回され、疲れた末にこう言ったムーミン・トロールの姿が私の中でこの歌に重なったので、紹介させていただきました。

そんなこんなで帰路!

写真は西武特急ラビュー車内
(貸し切り…?)

かくして我が家1泊2日の旅が終わりました。東京から埼玉に行っただけで、しかも初日は割と良く行く川越なのでどうしたもんかと思っていましたが、家族には喜んでもらえたみたいなので何よりです。次回同ツアーやるときはもう少し八高線のダイヤ調べて現地に行きます(土下座)。

▼初日(川越散策)

でも2日目はムーミンセレクトして良かったです。少なくともまた行きたいと思える場所ではありました。

ということで夏の家族お出かけ記はここまで。
最後の画像は雨の中何とか回り切って完成させたスタンプラリー。

家族が懲りてなければまたこういうの企画するかもです。
それではまた何処かにて。

(了)


この記事が参加している募集

休日フォトアルバム

夏の思い出

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?