マーダーミステリー初体験~ところざわサクラタウン内本棚劇場『ANIMA ‐言の葉の回廊‐』に参加してきました!
前回記事の続き。ところざわサクラタウン内にある本棚劇場で開催されるマーダーミステリー『ANIMA ‐言の葉の回廊‐』に参加してきました!
この記事は前回からの続きとなります。
なお前回記事では、
などについて書きました。よろしければ前回記事もご覧ください。
ということで今回もやってきましたよ、ところざわサクラタウン!
角川武蔵野ミュージアム、本棚劇場へ!
ちょっと早めに着いたので、マンガ・ラノベ図書館でくつろいでたり、本棚劇場のプロジェクションマッピングを見たりして気持ちを整え、夕刻17:30、いよいよゲーム会場となるお部屋へ。
導入
角川武蔵野ミュージアム4F、本棚劇場の横にあるこの黒い扉の小部屋から今回の物語が始まるのです。
17:30になると、既に何名かの参加者が集まっていました。
スタッフの方に招かれるように順次テーブル席へ。
座ると、このような説明書きが。
参加者が揃い受付終了までに読まれたし、と。
うん、ここまでは問題ない。
事前にマーダーミステリーについて勉強しておいた通りの内容。
とりあえずヘルスチェックをするようにとの指示があるので、はやる気持ちを抑えるようにQRコードを読み込み、必要事項を書き込んでいく。
そうこうしている間にスタッフのお姉さんが、貴方はこちら、貴方はあちらと参加者を振り分けていく。
どうやらテーブルひとつあたり4人くらいで構成させたいらしい…?
いやそれは考え過ぎなのか?
時間と共に埋まっていくテーブル席。
人が増えても静まり返っている室内。
ある者はスマホに目を落とし。
ある者はあらぬ方向を見つめ。
物音ひとつ立てることすらはばかられるような緊張感。
これが…この張り詰めた空気がマーダーミステリーってやつなのか…?
あまりにも静かなのでお姉さんがわざわざ気を利かせて「皆様、しゃべっていただいていいんですよ」的なことを言うほどでありました。
まだなんの物語も始まっていないというのに。
ANIMA(魂)の選択
いよいよ参加者が揃ったということで、具体的なゲームの説明に。さきほどから私たちをエスコートしてくださる美人のお姉さん(この文章を最後まで読むとお姉さんの写真が見られるので皆様お付き合いヨロ)、実はなんとこの日のゲームマスターなのだそうで。
そのゲームマスターのお姉さんによれば、参加者はこれからひとりひとつのANIMA(魂)を選択し、それによって過去の記憶・現在の立場・果たすべき目的・スキル・所持品などが決まるのだということ。
さしあたって選ぶANIMAとは次のようなカード。
私は、これを選択しました。
何故それ?と言われても、それが私の生き様だからとしか言いようがありません。
決めると、このような立派な装丁の冊子を上のホルダーと共に渡されます。
全員が自身のANIMA(魂)を選び終えると、ゲームマスターの指示に従って冊子を開く。
冊子は自身の半生と与えられた役割、そこから連なる今回の目的、それを達成するのに必要な方法について記されていました。
あいにくレギュレーションの関係で中を見せることはできませんが、見開きの冊子の半分にテキストが記され、もう半分にいくつかのカードが納められています。これらのカードはそれぞれがある条件を満たした時、その奥に書かれた内容を読むことができるようです(それらのほかに交渉に役立つスキルカードの類も同梱されています)。
他の者もそれぞれ、異なった人生や運命、目的を与えられたようでした。
さて、参加者が揃ったところでこの物語の冒頭について触れておきましょう(公式Webサイトより抜粋)。
人数にしておよそ20人強の参加者がオークション会場に集まったところで、この物語『ANIMA - 言の葉の回廊 - 』がいよいよ幕を開けるのです。
コミュ障でも怖くない!それがマーダーミステリー
ネタバレ厳禁につき詳細は言えませんが、与えられた目的がなんであれ、まずは誰かしらに話しかけなくては始まりません。
というのもこのゲーム、自分が欲しいものは参加者の誰かしらが持っている可能性が高く、逆に自分の持っているものは誰かしらが喉から手が出るほど欲しがっている可能性が高い(ここでいう「もの」とは物品に限らず、能力だったり立場だったりすることもあります)。うまくパズルがハマるように等価交換が成り立てば良いのですが、20人強も参加しているゲームなのでなかなかそううまくはいかず。なのでとりあえずいろんな人に探りを入れてみるところから物語は始まるのです。
「え…、そんなこと言ったってみんな初対面なのに?」
「私みたいなコミュ障が、そんな見ず知らずの方に話しかけるなんて…」
このような懸念もあるかもしれません。
かく言う私もスタート直後は「どうしたもんなのかなこれ…」という感じでちょっと戸惑っていたりしました…が、そんな不安は始まってからものの3秒で解消してしまいました。
だって向こうからめちゃくちゃ話しかけてくるんだもの!!
破竹の勢いで!!
入れ替わり立ち替わり!!
いやいやいや、みんなさっきまでのあの岩にしみ入るような静けさはどこに行ったのよ!?ゲームとは言えこんなにたくさんの人に話しかけてもらえる機会そうそうないよ?そしてあちこちで始まる三者会談、しまいには「○○持ってる人いませんかー!!」って堂々と呼びかけながら歩き回る人がいたり…。密談がどうのって話はどこ行ったんだ?
いやでも、これがいいのですよ。
私自身も負けじと目に留まる人を片っ端から捕まえて「私はこれこれこういう者で、こういうことでアナタのお役に立てると思うんですが…」みたいな感じでコミュニケーションをとっていくうちに、自分の中でなにかが目覚め始めていくのが分かりました。
そう、かつて私がまだTRPGのプレイヤーで、それこれ休日の度にどこかしらで行なわれているセッションに出かけまくっていて、その都度出会う仲間と冒険の旅に明け暮れていたあの頃の記憶。
もう何十年も前に失くしてしまったと思っていたんだけど。
血吸い肉喰らう…
じゃなくて!!
血沸き肉躍る、あの感覚が。
残ってたんだ。
まだ、私の心の中に。
いや失礼、昔のことを思い出してついついひとり熱くなってしまったよ。
ともあれ、これを読んでいる貴方がこういう多人数事件解決ゲームみたいなものに興味があって、でもコミュニケーションに自信ないし…みたいな風に悩んでるんだったら、ノープロブレムだからぜひ一度飛び込んでみて!って言いたいです!心配いらないから本当に!だって放っておいても向こうから話しかけてくるんだもの!!
ご存知の方は分かると思いますが、私も多分にコミュ障な方です。そんな私でも見ず知らずの方といっぱいお話ししてめちゃめちゃ楽しいひとときを過ごすことができました。こういうところに来る方はみんなそれなりに大人なので、ある程度礼儀が出来てればちょっとくらい口下手でも大丈夫です。
ということで、物語は緊迫しつつも和やかな雰囲気で進んでいくのでした。この空気感、本当に素晴らしいなぁと思います。
付け加えて言うと、これTRPGほど敷居が高くないのも魅力だと思います。確かに会話で成り立つところはTRPG的と言えるけれど、戦闘や行為の判定ダイスロールとかがあったりするわけじゃないので、本当に字が読めて口がきければゲームできちゃうんです。このお手軽さも人気の理由なんだろうなぁ。皆様も本稿を読んでマーダーミステリーに興味が湧いてきたら、ぜひ私みたいにチャレンジしてみてほしいです。私だってこれが初体験、それまでこのジャンルのことなんにも知らなかったんだから。
私なりに掴んだ?『ANIMA - 言の葉の回廊 - 』攻略法的なもの!?
マーダーミステリー初体験なのにコツを掴んだなんて思い上がりもいいとこかもしれませんが、こと『ANIMA - 言の葉の回廊 - 』に限って言うならばゲームの目的を果たすうえで大切なのはこれじゃないの?というところに思い当たりました。それは、
自分の持っている知識や能力は、それを披露することによって自分が不利になるのでない限り、惜しみなくガンガン放出する
ということです。
と言うのもこのゲーム、基本的にみんな何かしらの目標を抱えており、その達成に必要なものや手掛かりは別の人が持っています。そこの需要と供給をいかにマッチングさせるかがポイントなわけですから、これはもう「自分はこれ持ってまーす!探しているのはあれでーす!」って言って回るのが一番早い。他プレイヤーとの協力関係も築きやすいです。
ここで重要なのは「欲しい人とあげる人が必ずしも一対である必要はない」ということ。むしろいろんな方に八方美人なくらい恩を売りまくっておくことで、いずれ誰かが「あなたが探してたアレ、実はあそこにいる方が…」と情報提供してくれたりもするのです。もちろんこちらがなにかもらう際にはその方に提供できる情報があるとなにかと便利。
つまりこのゲーム、ひとことで言っちゃうと、
規模がデカくて複雑に絡まり合ったわらしべ長者
すげぇ例え(笑)。でも当たっていて遠からずではないでしょうか。
まぁキャラクター間で利害関係がある場合はそこまで単純なプレイをするわけにはいかないかもですが、私がプレイした感じでは正当なギブ&テイクにこだわるよりも、むしろ「ギブギブギブ、ちょっとテイク」くらいの勢いでプレイした方がお互いに良い結果に結びつきやすいと感じました。
この「与えよ、さらば求められん」みたいな方法論はゲームの後半になればなるほど効いてきます。というのも、探しているものが自分ひとりではなかなか見つけづらいことがあるのですが、そういうとき仲間を増やしておくと自然に手伝ってもらえたりするのです。この『ANIMA - 言の葉の回廊 - 』については特にそれが言えるのではないかと。
一般的なマーダーミステリーもこのセオリーが有効かは分かりません。が、人は程度の差こそあれ「なにかしてもらったら恩返しをしたい」という心理が大体において働くと思われるので、どんなゲームでもそこは変わらないんじゃないでしょうかね?
ということで、はじめてのマーダーミステリー、結果はどうだったのか?
もったいぶらずに言っちゃいます。
mission perfect complete~!!
メインとなるミッションに途中から増えたミッション…。おいおいこんなにやることあるゲームかよと思わないこともありませんでしたが、終わってみれば全ミッションクリア~!!おいおいおい、ファーストプレイのド素人がいきなり全クリとかそれでいいの?いいの?
やっぱあれだなー。ギブ&テイクを凌ぐギフギブギブの菩薩作戦が結果的に功を奏したんだろうな。私のスキルで公開可能な「とある情報」があったんだけど、私あれ「知りたい人ここに集まれ~!」みたいな感じで、パチスロの吉宗かよっていうくらい大盤振る舞いしてたからねー。
あとは参加者の皆様が本当にいい人でいい人で…。割とみんな自分の持ってる情報の大盤振る舞いしてましたよね?ミッションによっては限られた人しか達成できなそうなものもあったけど、たぶん今回の『ANIMA - 言の葉の回廊 - 』についてはall達成の方多かったんじゃないのかなぁ~。
ちなみにこの『ANIMA - 言の葉の回廊 - 』、最後までプレイすると自分以外の主人公のストーリーや達成/非達成の結末を全部見ることができるURLが公開されるので、終わった後も楽しめます。
このキャラクター別エンディング集はすごいです。「あのときあの人が言ってたのはこういう意味だったのか!」とか「この人とあの人って実は敵同士だったやん!」といった裏の人間関係とかバックストーリーが丸ごと明らかになってしまいます。これを読んでしまうと、確かにこれ一度しか遊べないゲームだわ…。違う主人公でプレイしてみたい気持ちはあるけど、話を全部知っちゃってるからさすがにそれは…ねぇ?
Special Thanks!!
ゲームマスターの美人(←ここ重要)のお姉さん!そしてスタッフの皆様、素晴らしくミステリアスなひとときをありがとうございましたっ!めっちゃ楽しくてあっと言う間の時間でした。そしてなにより「またこういうのやってみたい!」と思えるようになりました。
そうなんです。帰り道に参加者の皆様と仲良くわいわいしながら東所沢駅に向かいつつ、マーダーミステリーについての話とかしてまして。んで、皆様が仰る話をまとめると「ANIMAはマーダーミステリーとしてはかなり特殊なやつ」「ANIMAは盛りだくさん過ぎ!」ということなので、それなら余計に「普通のマーダーミステリー」ってやつを遊んでみたい!!
どこ行けば遊べるのこれ?
というか、どういうところを検索すればそういうところに行けるわけ?
やっぱこのあたりをマメにチェックすべきだろうか。
うそーひぐらしとかあるやん!どうやって遊べるとこ調べりゃいいのこれ?公演店舗ってところを片っ端から調べればいいのかな?
これ参加できたら絶対にプレイして私のnoteに書くから!!(預言)
それ以外にもOZONさんが普段ゲームマーケットで売ってるタイトルとか、あぁいうのも興味ありです!!ひとりで買っても周りに遊ぶ人いないので、まずはこれ系のお友達を作ることからスタートかなぁ?
プレゼントコーナー♪
ということで、最後まで読んでくださった方にスペシャルなサプライズ!!
プレゼントコーナーでーす!!
じゃーん!!主催者よりこのようなものをいただいちゃいました!!これはなにを隠そう、『ANIMA - 言の葉の回廊 - 』のゲーム中で使用可能なお金でございます(単位はコリドル、だったかな?)。
本稿を読んで『ANIMA - 言の葉の回廊 - 』に興味を持ち、実際にチケットを取った方を対象に、先着1名にてこの10,000コリドルをプレゼントします!申し込みはコメント欄か、もしくは私のプロフィールにあるリンクから飛べるページよりメールをお送りください(ちとせあーくのtwitterからDM送ってもらってもOKです)。
なおゲーム中でこのお金をどのように使うのかについては…各自ご自由に判断しお使いください(カイジかよ!)。
ということで、興味を持たれた方は下記ページをこまめにチェック。貴方のご応募をお待ちしておりまーす!!
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