音楽熱想のお引っ越し/YuReeNaさんの卒業とかTCOとか安藤紗々さんとか丁さんとか
4月になりました。出会いと別れの季節。お引越しのお祝い返しも済まないうちに、私の趣味領域もいろんな動きがあるようで。まとまらないかもしれませんが、私的メモと割り切って、つらつら綴ってまいります。
ハートカンパニーの「音楽熱想」がVoicyからstand.fmに引っ越した件について
私のnoteでも何度か取り上げてきた株式会社ハートカンパニー提供のネットラジオ放送「音楽熱想」が、この度Voicyからstand.fmにプラットフォームを移しました。4月1日より新体制での放送が始まっており、現在はstand.fmで聴くことができるようになっています。
…とは言ってもこのnoteを見る方の大半が「音楽熱想って何?」という認識だと思います。ざっくり言うとアニメやゲーム関連の音楽制作やイベント・コンテンツ制作、アーティストプロデュースなどを行なう株式会社ハートカンパニーという会社が、自社所属のクリエイター諸氏ならびに社長(斎藤滋さん)による制作秘話だったり業界の裏話だったりご自身の日常だったりを語るトーク番組の名称です。
興味のある方は上記note記事により詳しく書いてあるのでご参照ください。
で、そのお引っ越しに伴いこれまでに公開してきたVoicyの音楽熱想およそ652回分(!)のアーカイブが4月末日をもってすべて終了(聴けなくなる)することが合わせて発表されております。
私的にはちょっとダメージでかいお別れですよこれ。
私は自身の最推しである茅原実里さんに関連するコンテンツを追いかける流れで音楽熱想を聴くようになったのですが、その当時は茅原実里さんが音楽活動の休止を宣言していたこともあり、この音楽熱想もそんな彼女の活動に寄り添うような番組作りをしていたように思います。いや、誤解を恐れずに言うなら、ファンクラブも解散していた茅原実里さんファンの受け皿として機能していたと言っても過言ではありません。「サマチャン制作宣伝部」に休止前ラストアルバム「Re:Contact」を巡るファン熱想、そしてライブ会場であるステラシアターの「屋根熱想」など…。
(いまでもそういう面がないこともありません。というか今でもたまにみのりんの話してますよね斎藤さん?)
私的に想い出深いのは、「Re:Contact」の販促企画の一環として企画された「ファン熱想」にファン代表の1人として出演させていただいたこと。
そして茅原実里さんが歌手活動を休止されてからの音楽熱想は、次第に自社所属のアーティストやスタッフの独自色を出すようになっていきました。後述するYuReeNaさんのトーク回が増えていくようになり、やがて鳥越さんやチャンババさん(茅原実里さんのバックバンドでギターを担当していた方。本名は馬場一人)の放送が行なわれるようになり、斎藤社長ひとりで回していた番組がだんだん持ち回り制になっていったのでした。
こうして音楽熱想は成長を続け、その熱い想いはこれまで斎藤社長が茅原実里さんのライブで長年に渡り関わってきた河口湖にて大きな実を結ぶこととなりました。「音楽熱想フェス in 河口湖2022」の開催です。
このフェスはハートカンパニー主催であることによるクオリティの高さもさることながら、番組リスナーをイベント企画に巻き込んでしまうということに特徴がありました。音楽熱想の放送ではたびたび会議生放送なる放送回が行なわれ、リスナーからの生の意見がさも本当の会議さながらに飛び交っていたものでした。斎藤社長はこの手のリスナー参加型が好きなようで、茅原実里さんの時もやっていたし、最近だとTCO(後述)のライブについても同様のやり方を採用しているのが見てとれます。
…想い出を語っているうちに、ちょっと長くなり過ぎました。
何が言いたいかっていうと、それらこれらの記録がが失われてしまうんですよ。2023年の4月を最後に。
この引っ越しを前にして、言いたいことは山のように…いやそれこそ河口湖の御前にそびえる富士山のように、それはそれはたくさんあります。そんな想いを凝縮してたったひとことだけ言わせてもらうなら、それはもう以下の言葉に尽きます。すなわち、
何故
斎藤さんだって企業の社長です。失うものと得られるもの。これらを天秤にかけた結果?得られるものの方が大きいと踏んだからこのような決断に至ったのでしょう。そうでなければ自身の子供とも言えるようなこれらの蓄積をどうしてむざむざと葬り去れるものでしょうか。
で?そうまでして斎藤さんが手に入れたかったものは何?
機能?
Voicyに比べてstand.fmの方が理想に近いのでしょうか?確かにstand.fmには「レターを送る」という機能があり、そこはVoicyに比べると文字数などの面でアドバンテージがありそうです。あとデータの取り扱いもチャプター毎に細切れにすることを求められるVoicyに対し、stand.fmは長い音声ファイルに対応しているという違いがあるそうです。
でもこれ、そのために引っ越すほど重大な事由かなぁ…?
お金?
ここら辺はどんな契約してるんだか私らにはまったく分からない世界ですので、何を言っても邪推にしかなりません。でもVoicyに比べてstand.fmの方がランニングコストが安価とか…そんなことある?仮にあったとすれば、こういうのはチリツモだから、長年に渡って考えたら軽視はできないのかもしれません。でも、そこかなぁ…?
情報?
実は過去の音楽熱想で世間一般に明示してはならないオフレコまたはトップシークレットの内容が公開されてしまっており、その放送をそうと分からないように隠匿しなくてはならないとすれば?問題の放送だけ手を加えれば、そこから秘密が暴かれてしまう。ならばすべてを闇に葬るしかない。引っ越しはあくまで口実で、その真意はとある情報の消去にあったのでは?
な、なんだってー!!!!!(←MMR風にw)
私だって分かっているんです。どんだけ揺さぶろうと、また百万のリスナーが斎藤さんに問い合わせを送ろうとも、斎藤さんがその「何故?」に対して答えを述べることは絶対にないということが。というか私が斎藤さんの立場でも絶対に口割らないし。だってあの膨大なコンテンツの消失に対する万人を納得させる回答なんて出来っこないですから。
だから、私もあえてそこの追及はいたしません。案外「単に空気を入れ替えたかった」程度の理由かもしれないですし。仮にそうだったとして、制作者ご本人がそうするって決めたんですから。そこにひとりのファンが異議申し立てをするなんておこがましいってもんです。
納得はしませんけれど、もうそこはお互いに物別れにしかなりませんから、言うのやめましょう。
そしてこの流れでもうひとつ衝撃のお知らせがありました。
奇しくも同じ年度末というタイミングにて。
YuReeNaさん、ハートカンパニーを退所!以後の活動はフリーに
な、なんだってー!!!!!(二度目)
追加ダメージきた…。
みのりん関連の話題が減ってからというもの、私、ほとんどYuReeNaさんが楽しみで音楽熱想聴いてたようなもんなのに。
音楽熱想の過去放送が聴けなくなるのもそりゃ残念ですが、でもそれは普通のラジオ番組が録音してない限りずっと残ってないのと同じですから、まだあきらめがつくってもんですよ。
でも、今後の放送においてもYuReeNaさん出ないんだったら、じゃあ私は何のために音楽熱想聴くの?YuReeNaさんがしゃべらない音楽熱想なんて…。
私、Voicyいまこの場でアンインストールして、もう二度と音楽熱想にもハートカンパニーにも関わらないっ!!
…って一時本気で思ってしまったくらいショックでした。ちょうどその時期(3月下旬ころ)、体調がとても悪いうえに精神的に不安定で、こんな世界滅んでしまえばいいくらいの思いで会社に行っていたことも影響していたかもしれません(今も体調悪くてちょっと鬱気味です…)。
まぁ何のかんのと言ってもVoicyは消してないし、音楽熱想はstand.fmに引っ越したあとも聴き続けてますけどね。
YuReeNaさんについては過去の私のnoteで語っています。
思えばYuReeNaさんも音楽熱想でその名を馳せたシンガーと言えるかも知れません。仮歌の仕事を請け負っていたことがハートカンパニーとのご縁だったという彼女は、ご自身の歌を熱心に斎藤社長にアピールし、ついにハートカンパニー所属の座を勝ち取りました。その後は音楽熱想でその人となりを紹介され、やがて週3でパーソナリティーとしてトークすることに。そしてハートカンパニー主催のライブ、アルバム「SUPER HUG!」のリリース、音楽熱想フェスのテーマソング作詞など、まさに音楽熱想の顔として獅子奮迅の活躍をされました。
そんなYuReeNaさんの履歴が音楽熱想のアーカイブにはたくさん残っているのですが、それらも4月末ですべて消えてしまうのですね…。泡となって消えてしまう人魚姫のように。
何はともあれ、よろしければ音楽聴いてみてくだしゃんせ。
YuReeNaさんの音楽は、あえて言えばソウル系ちょっと入ったポップスという風に私は受け止めています。私的に近いイメージのボーカリストで言うとドリカムの吉田美和さんとか、あと小柳ゆきさん的なテイスト。あの勢いでキーをもっと高くしたような感じ。
アルバムではバンドによる伴奏が付いていますが、基本的には鍵盤弾き語りが彼女のスタイル。「ピアノは打楽器」という言葉に象徴されるようにあふれる情熱を旋律に乗せて叩き付けるその演奏と歌唱は「凄い」の一言に尽きます。観なければ決して伝わらない音楽です。観て。
なおYuReeNaさんはハートカンパニーを退所されたあとも積極的に音楽活動を続けており、4月に入ってからは「#ゆりーなミニカバーシリーズ」と称して著名なアーティストのカバーをダイジェスト版でアップし続けています。
ところでYuReeNaさん何でハートカンパニー退所しちゃったのか?分かりません。音楽熱想における最後のYuReeNaさん会を聴いた限りでは斎藤社長とも和気あいあいで、お互いに話し合って納得しての卒業のようです。やっぱあれかな、バンドでよくある「音楽性の違い」ってやつ?それともあれか、「もっと自由にやらせろー!」ってやつかな?あるいは別の事務所からの引き抜きとか(それはないかな?)。まぁどれだけ考えたってどうせ本当のことは分からないし、その理由が我々に公開されることもないでしょう。私的にはせめてアルバムもう1枚くらい出してもらって、音楽熱想フェスもう1年くらい付き合ったらも少しキャリア持って独立できたんじゃないかなーって気がしてたりしますけどね。
「紅白に出たい」という目標を持つ彼女。出てください。本当に。貴方ならやれるよ絶対に!弾き語りスタイルでいま熱いアーティストと言えば藤井風さんだけど、クオリティ負けてると思わないもの。足りないのは世間に名が知れてるかどうかってとこじゃないのかなぁ。そこの知名度の上げ方に関しては、同じ信州出身のシンガーソングライターであるReolさんの手法をリスペクトしてみてもいいんじゃないかと思います。ReolさんはかつてニコニコやYouTubeの歌ってみたで名を馳せ、やがてオリジナル楽曲の色を濃く出してきてメジャーシーンに踊り出たアーティストですから(私的にはReolさんに先に紅白出場してもらい、こういう成功の仕方があるんだって先鞭を世間に見せつけてやってほしいと願っています)。
ちょっと話が逸れました。ともあれchitoseArkは今後ともYuReeNaさんを応援し続けますよと、それが一番言いたかったのです。
TCO(Time Capsule Orchestra)とは何者か
さっきまでの若い女性のビジュアルから一転、何なんやこのオッサン等は…という絵面になりましたが、この人たちタダのオッサンじゃないのですよ。と言うのも彼らこそがYuReeNaさん無き後の音楽熱想の新たな顔となるかもしれないスーパー演奏集団、その名も、
TCO(Time Capsule Orchestra)
なのです。略してTCOなワケですが、TCOって言われても何て読むのかパッと見では分からないですよね。…タコ?んな失礼なこと言う奴は日本のどこかにあるというチャンババ村なる秘密のアジトにて強制労働の刑に処されるのです。くわばらくわばら。
彼らのいきさつをざっとお話ししますと、本文前半で述べた茅原実里さんが歌手活動を引退されたとき最後に残っていたバンドメンバー「CMB」の4人なのです。何がすごいってこの人たち、アーティストのバックバンドなのに自分たちのアルバム出しちゃってたりしますからね?
そんな彼らがハートカンパニーのもと、バックバンドだった4人で新バンドを結成したのです。それがTCO。メンバーは須藤賢一(key)、岩田ガンタ康彦(Dr)、馬場一人(Gt)、岩切信一郎(Ba)の4名。彼らは昨年の音楽熱想フェスにて演奏の初お披露目を行ないました。
▲この動画にそのときの様子が映っています。なおこの「PREMIUM SOUND CAPSULE 01」なるアルバム?は「プレイボタン」として彼らのライブ会場で販売されたとのことです。
そのTCO、演奏スタイルとして「プログレッシブロック」と銘打ってはいるものの、これまではアコースティックライブしか行なってきませんでした。
もともとは電子楽器で派手に演奏するのが彼らのスタイル、ということで次回のライブは彼らの本領発揮、その名も、
「ELEKI de BURN」(エレキでバーン)。
…ということで、ここ最近の音楽熱想では彼らのライブに関する話題に割と重点が置かれています。斎藤社長のいつものリスナーを巻き込んで当事者にしてしまう節が今回も遺憾なく発揮されています。
気になる方、チケットはこちらで発売ね。
なおTCOのメンバーのひとりであるチャンババこと馬場一人さん(ご本人いわくギターその他雰囲気担当)は音楽熱想の金曜日においてレギュラーパーソナリティーを務めております。これがまたしゃべり上手いんだわ。イケボだし。この人TCOのボーカルも担当したらいいのに。いろんな分野におけるDIYや資格取得の達人なので、音楽熱想どれから聞くかで悩んだらとりあえず金曜日のチャンババ熱想あたりから入るといいかもです。
はい、ムリヤリですが音楽熱想に話が戻ってまいりましたので、これにてTCOに関するお話は一旦締めたいと思います。
(本当はもっともっと長く書いていたのですが、1週間くらい悩みに悩んだあげく、残りの部分はまるまる消しました。結果的にこのnoteには私の本音の半分くらいしか書かれていません。私が本当のところ何に対してどう思っているのか、興味ある方は私に直接お尋ねください。誤解無いように強調しておきますが、TCOメンバー皆様は大好きです!)
新たな出会い①安藤紗々さん
音楽熱想がリニューアルしてから火曜日のパーソナリティーになったようですね。最初の放送ではご自身のウィキペディアを検証するように自己紹介をされました(あんささって言うんだ…)。
名前はどこかで(たぶん音楽熱想で)聞いたことあったんだけど、「アイカツ!」で歌ってたんですねこの方。アイマスで初めて安藤紗々名義で作詞家デビューだったんだ。なるほどねぇ。
今後の放送の方針についても語られたのですが、
…ってどんだけ飲む人なのよ貴女(笑)。2、3軒目行ってたらそれもうほろ酔いじゃないから!!安藤さんにはこれまでの音楽熱想にはなかったリアル酔いどれラジオを期待します!「おい斎藤ちょっと来いよー!!」みたいな感じで🍺🍺🍺。
新たな出会い②丁さん
丁と書いて「てい」と読みます。そのまんまですね。こないだもVoicy音楽熱想にちょくちょく出ていましたが、リニューアル後の音楽熱想で正式に木曜日のパーソナリティに就任されました。
普段ハープ弾きながら歌っている人とのことですが、放送を聴いた限りではちょっと不思議ちゃん入ってる感じです(笑)。緊張してるのか舞い上がっているのか、でもそこが魅力というか。「てい」の他に「いて」という別人格?が宿っているみたいです。
とりあえず一人しゃべりを聴いてみた感じでは「ちょっと壊れたオールナイトニッポンの中島みゆき」みたいな感想を持ってしまいました(丁さん超ごめんなさい💦)。初放送で一応音楽の番組なのに渋沢栄一に対する愛を熱く語るその勢いもなんだかステキ(笑)。この人も飲んだら楽しそうだな…。これからのオタクトークも楽しみにしています。そのうちハープも聴いてみます!!
出会いと別れ、別れと出会い
今回のnoteは音楽熱想がリニューアルされてからちょっと経って書き始めました。最初は自分の気持ちをメモ代わりにつらつらと書き綴って終わりにしようかと思ったのですが、結果的になんかいつものnoteみたくまとめてしまいました。音楽熱想聴くのやめようと思ったのは本当ですし、これ書いている間もそんな気持ちが揺れ動いておりました。その結果としてこのnoteもそんな私の気持ちの変動を反映したものになっていると思います。
出会いと別れなのか、別れと出会いなのか。この2つは同じようで全然違います。喪失が先に来る場合、そのあとに新たな獲得があったとしても、人はなかなかそれを素直に受け止められません。
ハートカンパニーの斎藤社長が放送でこんなことを仰っていました「変化は受け入れる。抗わない」(そんな内容だと思ったのですが、違ってたらごめんなさい)。それは社会で生き残り勝ち残っていかなくてはならない企業人としては極めて当たり前の思想なのですが、すべての変化を素直に、直ちに受け入れられるほど私は大人じゃない(もういい年して何言ってんだという感じですが)。なので、たまにはこういう愚痴吐きみたいなnote書いてしまうことだってあります。とりあえず今後も音楽熱想にはお付き合いして行こうと思っておりますので、引き続きどうかよろしくお願いします。
(まとまっていないけどとりあえず了)
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