アイマス5ブランド合同ライブに茅原実里さんが登場!!みのりん東京ドームに立つ、そして歌う!!
今回は我が国でおそらく最も成功したバーチャルアイドル育成コンテンツ「アイドルマスター」の合同ライブについてご紹介します。何故アイマス?それはこのイベントの2日目に当noteで応援している声優・アーティストの茅原実里さんが出場しているからです!
これをお読みの皆様の中には「アイドルマスター(略して「アイマス」)って何?」という方も多いと思いますが、そこはおいおいお話しするとして、まずはこちら、現場の状況からお伝えしていきます。
ということで、こちら会場の東京ドームです!(1日目)
うわーめっちゃすごい人~!!
日本シリーズの決勝かっていうくらい人集まってなくね?
(野球見に行かないから知らんけど)
このライブ「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!!!! 2023」は2023年2月11日(土)と12日(日)の2日間に渡って開催されているんですが、この写真は1日目(11日)の15時過ぎくらいの様子です。
(ちなみに15:00開場/17:00開演)
私のお目当てである茅原実里さん(玲音役)は2日目(12日)登場なのですが、今回ファン有志の支援企画にてみのりん(茅原実里さんの愛称)応援のぼりが掲示されたというので、まずはそれを見に来たのです。
…で、茅原実里さんのぼりはどこよ?
見渡す限りのぼりだらけなんですが…。
階段を上がり、上段の通路みたいなところにやってきました。
この集まり…アイマスの熱量が伝わってきます。
茅原実里さん支援企画のぼり
見つけた~!!
茅原実里さんファン有志による支援企画のぼり!!
(感動…😂)
なお本のぼりは以下の企画によって掲示されました。
ちとせあーくの名前も載っています。
(企画されたとり企画様、ありがとうございました)
公式がオリジナルのぼりのプロデュース権を販売しているのですね…。
なるほどだから会場がのぼりでいっぱいなんだ…。
でもこういうファン有志(アイマスでは「プロデューサー」と呼びます)の企画で会場がこんなに賑やかになるの良きですね!!
ライブに向けてテンションが上がります!!
下から見るとこんな感じ。真ん中ら辺にあるの分かりますか?
茅原実里さんのお名前を冠したのぼり他にも
私、chitoseArkが支援させていただいたのは上に掲載したもののみですが、会場内には他にも茅原実里さんのお名前を冠したのぼりが見られました。
こちら2つのののぼりはZWEIGLANZ(「アイドルマスターミリオンライブ! シアターデイズ」に登場するユニット)の2人をまとめた形になっています。このお二方は2日目のスペシャルゲストとして共に登場しております。
当方としてはみのりんがこのような形で支援されていること、素直に嬉しく感じています。のぼり企画された方に感謝です!!
会場外側をもう少しぶらり
各ゲートではもう受付・入場が始まっていました。15時開場で17時開演だから、2時間のバッファを見てるわけです。アイマスはさすがに凄いなぁ…。
会場内の注意事項など。
今回特に要注意と思われたレギュレーションがこれ。禁止項目に「ボタン電池・コイン電池以外の電池式のコンサートライト」とあるので、単3~単4の電池を使用するキングブレードなどが使用できないルールとなっています。
このような制限がある理由として「過去のイベントで、お客様のものと見られるコンサートライトにより、実際に機材が破損した例がございました。
大型コンサートライトやレーザーポインター等、周りのお客様のご迷惑になる物もございました」という記載がありました。
ただこれは事前に確認してないと盲点となり得る項目だと思ったので、私もTwitterで情報共有させていただきました。
電子チケット(チケット分配可)となっています。
昨今のライブや公演はこの方式が主流ですね。
会場外に設置されたデジタルサイネージにはこのようなアイマス川柳?が。
本当にそうあってほしいと願います。
一部だと思うけれど、とても殺伐としたマウント取り合戦が繰り広げられていたの知ってるからね?
最後尾と言うけれど、そもそも列いったいどこよっていうね。
でも総じて、集まっていたファンのマナーはとても良いと感じました。
巨大な柱巻きLEDデジタルサイネージ。
このライブのために用意したと思うけど、存在感を放つ輝きですね。
正面入口。プロモーション映像が流れています。
はい、ということで目当てののぼり見れたし、この日は一旦退却します!
私はこの翌日、2月12日(日)の2日目を配信で見るのですが、やっぱり一度は現地を訪れてみて良かったです。会場の熱気に包まれて、何とも言えない多幸感を感じました。
やっぱり私、ライブが好きなんだなぁ…。
これを書きながら、心の底からそれを実感しています。
私がアーティストのライブに行くきっかけを初めてくれたのが茅原実里さん(みのりん)なので、そのことをきっと私は一生感謝し続けて生きていくんだろうなと思います。そしてあのとき、ずっと迷っていた私の背中を押してくれた、優しくて温かいみのりんファン同志の皆様に対しても。
アイマスって何?という話をいまからします
何かひとりで盛り上がっててごめんなさいね。本来なら語る対象についてちゃんと説明してから本編であるライブの話をするのが筋なのでしょうけれども、この「アイマス」に関しては本気で語るとデカすぎる話になり、それは読んでる側も退屈になると思ったので、まずライブ会場のビジュアルから見ていただく構成とさせていただきました。
公式のページはあるんだけど、正直これも初めての人はどこから見ていいか分からないんですよね…。
なので「まったく聞いたことなーい!でも興味あり!」っていう方は、下記のサイトあたりを見るのがいいかも知れません。
私なりにかみ砕いた説明をすると、総称は「アイドルマスター」で、略して「アイマス」。2005年にゲームメーカーである株式会社ナムコ(現在は株式会社バンダイナムコエンターテインメント)がゲームセンター向けアーケードゲームとしてリリースしたアイドル育成シミュレーションゲームがその始まりということになっています。
(この初代アイマスはアーケード版であることから「アケマス」と呼ばれています)
このゲームでは、プレイヤーは「プロデューサー」となり、自分が担当するアイドルに対して各種レッスンを施したり、営業活動をしたりして知名度や実力を高めていくことになります。そして番組オーディションに挑み、採用されればその内容に応じたファン数を獲得。ファンが増えれば増えるほどより知名度の高い番組に出るチャンスが得られる=メジャーになっていくという…まぁざっくりと言えばそういうゲームです。
▼下記は今年度以降に展開されるアーケード版のティザーPV。
本文の初頭でも述べたように「アイマス」は我が国でおそらく最も成功したバーチャルアイドル育成コンテンツと言われています。同種競合の「ラブライブ!」や「アイカツ!」「バンドリ!」などと比較しても、圧倒的に抜きんでた市場シェアを確保していると思います。
▼下記サイトにこのことがグラフで解説されています。
(なお私のnote記事においてラブライブを蔑む意図は一切ありません)
そうなった理由は諸説あるでしょうが、筆者としては「時代の流れにうまく乗った」というところが大きいと思っています。アイマスの原型と呼べるものが初めてお披露目されたのは2002年のアミューズメントマシンショーなのですが、この頃の芸能界はモーニング娘。がまだ勢いのあった時期にあたります。この時の発表タイトルは「(仮称)アイドルゲーム。」だったのですが、タイトルの「。」にモーニング娘。へのリスペクトを読み取れます。そしてアーケード版がリリースされた2005年、現実の芸能界にはあのAKB48が登場するのですから、これはもう運命のイタズラ的な何かを感じずにはいられません。まぁこれは筆者の考えであり、ひとつの仮説として捉えていただければ幸いです。
付け加えて言うならば、リリース元がバンダイナムコであることからたくさんの演者(声優)をふんだんにあてがうことができたこと、旬な媒体に対してゲーム・アニメ・ライブ等のメディアミックス展開を極めてスピーディーに行なうことができたというところが大きいのかなと思います。
アイマスの展開(今回のライブ関連限定にて)
この話を真面目にしだすと本一冊じゃ収まらないほどのホリュームになると思われるため、めちゃくちゃ端折ることご容赦ください。そもそも私自身そんなにアイマスに詳しくないので語れないし!
ライブに登場しているシリーズ作品で言うと、よく名前が出てくるのが「アイドルマスターシンデレラガールズ」。略して「デレマス」と呼ばれます。こちらは育成というよりリズムゲームとして世に出ました。私的には世間に知られているアイマスはもっぱらこれなんじゃないかと勝手に思っています(私の中でだけかもしれませんが)。
次に「アイドルマスター ミリオンライブ!」。ゲーム名はこれに「シアターデイズ」と続き、略して「ミリシタ」と呼ばれます。今回のスペシャルゲストである玲音(CV:茅原実里)と詩花(CV:高橋李依)の2人によるユニット「ZWEIGLANZ」はこのシリーズに登場したとのこと。私自身もこのことは今回のライブを通じて初めて知りました。
そして「アイドルマスター SideM」。なんと男性アイドルが登場します。なるほど、今回のライブ会場に女性のファンが多かったのはこのためか…。
余談になりますが、アイマスに男性アイドルを登場させるにあたっては過去にいろいろと製作者側とファンの葛藤めいたものがあったみたいですね。本記事とは外れるので詳しくは語りませんが、興味ある方は「9・18事件」で検索してみてください。
そしてそして「アイドルマスター シャイニーカラーズ」。2018年にリリースされた新しめの「アイマス」で、略して「シャニマス」と呼ばれます。すみませんこのあたりは正直あまりついて行けておりませぬ…。
ここに紹介した4つのグループに「アイドルマスター 765PRO ALLSTARS」(ナムコプロオールスターズ)を加えたアイマス5ブランドが、今回のライブに登場するアーティストの皆様というわけです。
ふぅっ!やっとこれで今回のライブに話がつながったよ!!
ごめんなさいね、アイマス全然知らない方が見たら目を回しちゃいますよね?ご安心ください、私も実のところアイマスは過去にちょっとやったことあるくらいで、最近のは全然ついて行ってないですから。
(それご安心じゃねーよ…)
さて、アイマスがそういうものだととりあえず分かったところで、いよいよライブですっ!!まっててねみのりんっ💛(←病気)。
アイマス5ブランド合同ライブ「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!!!! 2023」
公式ページ
出演アーティストなどは公式ページで確認してください(かなりたくさんいるうえに1日目と2日目で出場者がかなり異なっているので、とてもここには書ききれません)。
SPECIAL GUESTの玲音について
とりわけ私の興味は「いつみのりん出てくるの?ねぇねぇいつ?玲音ってどんなキャラなの?」といったところに集中しています。なにせこのキャラ、プロフィール見ても謎に包まれ過ぎてるんだもん…。
おい何だよこのプロフィールwww。作者の手抜きか?体重やスリーサイズはともかくとして、何もかも不明って本当にカタギなのかこのキャラ…。
みのりんのみどころ
ライブが始まって約2時間(配信で観ています)。うわーアイマスってこんなたくさんおったんやなーとか、うぅ私の知らん人ばっかしやーとか思いつつ眺めていたところ…。
来た。
その瞬間は、何の前触れもなく唐突にやってきました。
それまでのアイドルチックな音楽とは一線を画したシンフォニックな旋律。
ステージ上部に浮かび上がるシルエット。
キラキラなアイドルっぽい衣装とは一線を画した黒衣の麗人が2人、そこに立っていたのです。
左に詩花(高橋李依)。
右に玲音(茅原実里)。
彼女たちの名は「ZWEIGLANZ」。
ドイツ語で「2つの栄光」を現す言葉。
照明が灯ると、彼女たちがいよいよ動き出しました。
キレッキレなどという言葉を使うことすらもおこがましい、一部の隙もない完成されたパフォーマンス。
その場の空気を変えてしまう圧倒的な存在感。
そして歌…。
遂に始まるのです。
歌手活動の休止を宣言して以来、これまで1年以上に渡りこうしたライブ会場では歌ってこなかった彼女、茅原実里さんの本気の絶唱が。
歌のタイトルは「アライアンス・スターダスト」。
2020年12月2日発売、ZWEIGLANZ名義の楽曲です。
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いまアーカイブを見直しながら書いていますが、すみません…とても冷静に言葉を紡げそうもありません…。
これ、1年以上に渡って歌ってなかった人のクオリティじゃないよ…?
何なんですかその声の張り。
一部の隙もない完璧な活舌。
しなやかにして優雅な舞い。
あんな難しい歌と振り付けを、さも「アイドルならこの程度余裕でしょ?」と言わんばかりの安定感で決めたみのりん。東京ドームを舞台に往年の自身が健在であることをこれでもかと言うくらい見せつけてくれました。
これはキャラソンだから、彼女にしたらあくまで「玲音」として歌ったのであり、ご自身としてはまだ歌手だと言うつもりはないのかもしれません。
いやそうだとしても。
50人を超えるアイドルが参加しているこの合同ライブにおいて、これほどの圧倒的なパフォーマンスを見せられてしまったら、もう私たちはこのように思わさるを得ません。すなわち、
茅原実里のステージが、、、あのParadeが還ってきた
…と!!
ご本人がどのように思われているかはともかく、観ている側としてはそれをはっきりと認識することができました。
いやもう大満足、感涙です。
凄いのは歌だけではありません。
これですよ、これがずっと聴きたかったのですよ(涙)。
歌手活動を休止する前の2021年に行なわれたライブやコンサートはいずれもコロナ禍の影響で観客が声を出すことは叶いませんでした。
茅原実里さんにとっても、さぞ歯がゆく、悔しい思いをなさっていたことと思います。
でも、今回のアイマス合同ライブは声出しOKです。打てば響くし、叫べば返ってくるのです。それが彼女にとってどれほど嬉しいことだったろうかと、ご本人の心境を想像するだけで涙がこぼれそうになってしまいます。
アイドルは歌って踊れれば良いというものではありません。
むしろ、歌って踊っていないときのMC、このときにどんなパフォーマンスを見せるかで自身の存在の資質が問われていると言えます。
今回の合同ライブでは登壇した57人(2日目)全員に自己紹介の場が設けられており、それぞれ個性的な自己アピールをなさいました。上手いなと思う方もいれば、「あ、なんか無理やりキャラ作りしてるな」という印象を持ってしまった方も正直いました。そんな中、茅原実里さんの自己紹介とMCはどうだったか。
率直に言えば「いつものみのりんだなぁ」と感じました。
そう、この人はブレない。変わらない。舞い上がらない。
何度か現地でのライブだったり、過去のライブ映像で観ていたみのりんが、そのままこの東京ドームで再現されているのです。
その揺るぎない安定感と自信。
このことについては、かつて彼女の音楽プロデューサーだった斎藤滋さんがご自身の会社のブログで私などよりよほど適格な表現で綴っておられますので、少し引用させていただきます。
「この風格は一朝一夕で身につくものではない」というこの表現がその日の茅原実里さんを最もよく表しているように思います。
配信時のコメント欄では「年季が違う」と表現している方もいました。
風格。
年季。
言い方は様々なれど、茅原実里さんのそれは長い年月に渡る声優・歌手活動の経験によって磨き鍛えあげられた芸歴の集積であり、いま若手のアイドルメンバーの皆様がこれから獲得していくべきものなのかもしれません。
ですが、ステージ上の茅原実里さんはそんな風格や年季を振りかざすことなど一切なく、それどころか満面の笑みでZWEIGLANZのパートナーである詩花役の高橋李依さんをはじめ、他のアイマスメンバーと楽しく元気に絡んでおられました。茅原実里さんのこうした屈託のなさ、天真爛漫さ、明るさ、そしてお気遣いはきっと他のアイマスメンバーに愛される要因となっているんだろうなと推察します。
そうそう、ここからの楽曲も凄かったのですよ。
茅原実里さんはZWEIGLANZでの登場からMCを挟んで次の曲「レッド・ソール」で早くも再び登場。このロックジャズっぽい曲はルパンっぽい雰囲気の渋いナンバー。みのりん格好良いなぁ…。
あとみのりんが一緒に歌ったのは「Fly and Fly」というラップっぽい曲。傍目に見ていてもめちゃくちゃ難易度高し。ダンスのキレ凄し。この歌は他メンバーならびに高橋李依(詩花役)とともに熱唱。このライブ全曲を通じて私的に最も完成度が高かったと思っているタイトルです。
あとはみのりんが登場したのはラストの方かな。すみませんみのりんしか見てないわけじゃないんですが、どの楽曲も素敵なのでひとつひとつ真面目に紹介していくと文章量が…(汗)。
アンコール後のラス曲は「マスターピース」という曲を57人(!)で熱唱。これはさすがに圧巻です。最後のファンサービスと言わんばかりにステージの上を歩きながらファンに手を振ったりしている姿が印象的でした。
東京ドームありがとう!!
アイマスありがとう!!
みのりんありがとう!!
この感動を味わいたい方、これを機にアイマスがどんなのか見てみたくなった方(いるかなそんな方?)。
アーカイブ配信2月20日まで販売しているとのこと。
よろしければぜひ。
そしてなんと、今回の合同ライブの2日間のセットリストすべてを振り返るという動画が公式よりアップされておりました。凄いボリュームです!!
961プロフェス、希望を繋いでまいりましょう!!
最後に、この先のお楽しみが期待できそうな話を書いて本文を締めたいと思います。
ZWEIGLANZが所属する961プロダクションはアイマスの設定上ライバル事務所という位置付けなので、アイマスを離れた単体のイベントというのはこれまでなかったらしいのですが、そのZWEIGLANZのMCにて、こんな話が飛び出しました。
やってください!!
ぜひ!!
やりたいって聞きましたからね!?
沼倉愛美さんも961フェス待ってるって言ってたし!!
(めちゃくちゃいい人やこの方…今後ちょっとヒイキにします!!)
961なら喜んで応援させていただきますよ!!
何なら961のプロデュースできるアイマス出たらプレイしちゃいます!!
希望が未来に繋がるのは、いかにもアイドルらしくて素敵じゃない。
そんな夢を思い描くこともできた、素敵なライブでございました!
いやぁ、アイドルって本っ当にいいもんですね~!!
(了)
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