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「みなみけ」紹介~Mixa Animation Diary『みなみけ』開催記念記事①

まもなくです!!来たる3月20日(日)、あと1週間ちょっとで「みなみけ」三姉妹のキャストが東京・池袋に集合するイベント「Mixa Animation Diary『みなみけ』」の開催です。

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会場のHall Mixa(Mixalive TOKYO)は、池袋のサンシャイン通りど真ん中!

LEDビジョンではイベント告知動画が(録画してきました!)。

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キャストの名前がデカデカとっ!!
見てみて!茅原実里の名前が池袋の真ん中にっ!!
あぁ、みのりん、みのりん、みのりんっ…!!
(さとりなとまりなさんもそれなりに注目していますよ念のため)

イベント公式ページ。来場チケットの抽選はもう締め切られていますが、配信チケットは販売中なので、興味を持たれた方はぜひご検討ください。

「みなみけ」ってなに?

「みなみけ」とは、週刊ヤングマガジンにて2004年から連載されている短編漫画のタイトルです。作者は桜場コハル。なんと現在にいたるまで連載中。先日3月4日に23巻が発売され、先に紹介した広告ビジョンによればこれまでの累計で500万部を突破したとのことです。

切り抜き23巻

漫画のみならず、これまで4期に渡ってテレビアニメ化されています。今回のイベントではアニメでみなみけ三姉妹を演じた声優たちが集まります。

<テレビアニメ版>「みなみけ」について
第1期『みなみけ』(2007年10月~12月)
第2期『みなみけ〜おかわり〜』(2008年1月~3月)
第3期『みなみけ おかえり』(2009年1月~3月)
第4期『みなみけ ただいま』(2013年1月~3月)

これらのほかにODA(オリジナルアニメーションDVD)やCDドラマなどが存在するそうです。

(注)なお筆者はこれを書いている時点で漫画版はほぼ読んでおらず、基本的にアニメ版の知識で書いていることを明記しておきます。

「みなみけ」ってどんなお話?

三者三様の個性を持つ南家(みなみけ)三姉妹と、彼女らをとりまくクラスメートなどによって繰り広げられる日常系ドタバタコメディーです。

「この物語は南家3姉妹の平凡な日常を淡々と描くものです。過度な期待はしないでください。」(アニメ第1期ならびに第4期オープニングより)

あれが平凡な日常かって言うとちょっと語弊があるような気がしますが、ほどほど退屈しない程度にいろんなイザコザが起きて(いや起こして)、それでも懲りずへこたれない幸せな一家。ときに騒がしくときに静かなみなみけの日常は今日も明日もあさっても、たぶんその次の日もおおむね平常運転。見ていてほのぼのとした気持ちになれます。
(注:アニメ第2期を除く。これについては次回②で詳しく記します)

ほとんどの話が1話完結なので、ある程度の人物関係などを把握していればどこから見ても面白い。疲れているときや落ち込んでいるときに、ちょっとつまみ食い感覚でザッピングしてみるのもオススメ。気持ちがほっこりしてきて、ちょっと「ふふっ」ってなってる自分に気付く。「みなみけ」とは、そんなノリで親しめるお話です。
(注:アニメ第2期を除く。大事なことなので二度言いました)

日本一の平和

現在の世界情勢を意識して書いたキャッチじゃないでしょうけれども。でもそんな気持ちにさせてくれる作品。心に平和、尊くて大切なものですよ。

「みなみけ」三姉妹って?

本作の主人公である南家三姉妹について説明します。

三姉妹

南 春香(みなみ はるか)[CV:佐藤利奈]

春香

三姉妹の長女。高校2年生。親の登場しない南家における家事全般を担当。実質上の一家の主的な存在でもあります。
だいたいの話においてとっ散らかった状況をまとめ、慈愛の精神とおいしいご飯で一家に笑顔と秩序をもたらすマザーテレサのような彼女。その優しさは一家のみならず三姉妹それぞれのクラスメートなどにも向けられており、そのためか南家は来訪者が絶えることがありません。
高校のクラスでも常識人かつ人気者で、いつも頼られる存在。さらに容姿端麗でスポーツ万能(バレーボール部員レギュラー相当クラスの実力)という非の打ちどころのない女性。
ちょっと天然入っているところもありますが、そこもまた魅力。
ただし妹2人がやらかし過ぎて怒ったときの春香はとても怖く、低い声と氷の形相で場の空気を一気に変えてしまいます(特に第2期5話と第3期4話)。まぁ親代わりの存在でもあるのでたまにはねぇ…。

南 夏奈(みなみ かな)[CV:井上麻里奈]

南夏奈

三姉妹の次女。中学2年生。一家で最も騒がしくお調子者かつワガママで身勝手でだらしなくてワンパクで屁理屈…ひとことで言えば南家におけるトラブルメーカー担当。しかし不思議と憎まれないという(笑)。明るく陽気でひたすら前向きな性格の為せる技ゆえなのでしょう。
基本的に「みなみけ」の話は彼女がなにかしら余計なことを画策し、周囲を振り回すことで進んでいく(ことが多い)ので、そういう意味では話を引っ張る人物とも言えます。振り回される側はたまったものではありませんが、そんな夏奈の思い付きに困惑しつつもみんなで楽しんでいたりするあたりが「みなみけ」世界の優しさだったりするのだと思っています。
その適当な性格は料理においても発揮され、最初の頃は様々なダークマターを南家内に生み出していましたが、妹の千秋とともに台所修行(?)を積み重ねた結果、カレーと麺類くらいは作れるようになった模様。

南 千秋(みなみ ちあき)[CV:茅原実里]

南千秋

三姉妹の三女。小学5年生。頭のツノ(たまにレーダーのように動く)と常に半開きの目が特徴。
非常にクールかつドライな性格であり、次女である夏奈に対してはしばしば「バカ野郎」と悪態をつくばかりか、場合によっては鉄拳またはぬいぐるみを飛ばして制裁することも。その一方で長女の春香のことは「ハルカ姉様」と呼び、心から尊敬し常に従順な態度で接しています。
小学校でもぶっきらぼうで他者に容赦ない口振りではあるものの、それでもクラスメートには溶け込めている様子。アダ名を付ける特技が災いして自身のことを「姫」と名付けてしまい、そのことを突っ込まれると弱いというかわいい側面もあったりします。
頭が良い反面運動がとても苦手で、そこも夏奈と好対照を為していたり。
冷淡なイメージが目立つ彼女ですが非情というわけではなく、ときに同情心から、ときに夏奈たちの押しに負けてドタバタに参加する(巻き込まれる)ことも。ちょっと迷惑そうな顔をしつつまんざらでもない様子の千秋を見ると、「あぁみなみけ平常運転だな」ってほっこりします。

その他のキャラを紹介

南家には三姉妹それぞれのクラスメートなどが頻繁に訪ねて来ます。もうほとんど我が家のような勢いで。年が離れていても呼び捨てタメ口OKというゆるい空間で、みんな思い思いにくつろいでいます(中には南家に現れない保坂のような奴もいますが…)。
ここからはそんな他の登場人物についてカンタンに紹介しましょう。

全員を紹介すると長くなり過ぎるので主な人物に絞ります(それでもだいぶ長くなってしまったので、適当に飛ばしつつ読んでくださいませ)。


南 冬馬(みなみ とうま)[CV:水樹奈々]
作中に登場する「もうひとつの南家」の末っ子。千秋と同じ学校に通っている小学5年生(クラスは別)。ボーイッシュな外見と「俺」という一人称を使うことからしばしば男子と間違えられるが、れっきとした女子です。
向こうの南家は4人兄妹で冬馬の上に3人の兄がいますが、もっともよく出てくるのは冬馬で、自分の家かよってくらいこっちの南家に入り浸っていたりします。まぁ気持ちは分かる。あのややこしい兄たちじゃなぁ…。

余談ですが冬馬と千秋のじゃれあいは声優で見ると「水樹奈々と茅原実里」なわけで、意識するとちょっと胸に来るものがあったりします(このことは②で掘り下げて語る予定です)。

マコト/マコちゃん[CV:森永理科]
千秋のクラスメート。いわゆるおバカ系男子であり千秋から見た印象は×。春香と一緒に楽しそうにお菓子作りをしていたことを千秋に嫉妬されたことがきっかけで家に呼んでもらえなくなるのですが、夏奈の計らい(策謀)により女装させられ「マコちゃん」というキャラに変身することで再び南家に出入りできるように。ちなみにマコちゃんは夏奈の後輩という設定。

このほかに千秋の小学校からは、内田[CV:喜多村英梨]吉野[CV:豊崎愛生]がよく南家にきています。

藤岡[CV:柿原徹也]
夏奈のクラスメート。サッカー部に所属するスポーツマンでクラス女子からの人気も高いのですが、本人は夏奈のことが好き。一方の夏奈はそんな藤岡の気持ちには気づいておらず。夏奈にラブレターを渡すものの、千秋が夏奈にあることないこと言い含めたことにより夏奈は藤岡を敵対視することに。しかし南家三姉妹にプレゼントを渡すなどの誠意が認められ、彼もめでたくみなみけ仲間の一員となるのでした。
彼が千秋にプレゼントしたクマのぬいぐるみもまた「ふじおか」と名付けられ、よく千秋が夏奈をぶっとばすのに用いられていたりします。

ケイコ[CV:後藤沙緒里]
夏奈のクラスメート。とても頭が良く、テストはだいたい100点の秀才メガネ女子。なんでだか夏奈によく絡まれるのですが、常識人として当たり前の受け答えしかしないため、しばし夏奈にブチ切れられ、そして振り回されるかわいそうな女の子(たまにキレ返すことも)。本作におけるお勉強担当。

リコ[CV:高梁碧]
夏奈のクラスメート。藤岡のことが大好きでしばしばケイコに相談を持ち掛け、ケイコを困らせています。が、告白する勇気はなし。

南 アキラ[CV:葉山達也]
「もうひとつの南家」三男。あの一家の中では最も常識人だと私的には思います。夏奈に対する言動を巡って一時期先輩である藤岡に嫉妬されていましたが、後に藤岡の良い相談相手に。

ミユキ[CV:南條愛乃]
夏奈のクラスメート。とても背が小さい(千秋と同じくらいだとか)。私が把握している限りでは第4部のキャラなのですが、ネットでは第3期から登場しているという情報も…どっちが正しいのだろう?

声優的な余談を言うと、この頃(2013年)の南條愛乃はflipsideのボーカルとして波に乗っている時期にあたり、「みなみけ ただいま」放送前の2012年にはライブツアー『fripSide 10th Anniversary Live 2012 〜Decade〜』が行なわれています。両南家の茅原実里&水樹奈々コンビといい、どんだけ贅沢なアニメなんだこれ…?これも②で深く掘り下げて語るかも。

このほかに夏奈の中学校では、ヒロコ[CV:千葉紗子]ユウ[CV:大原桃子]などが登場します。

保坂[CV:小野大輔]
春香の通う高校の先輩で男子バレーボール部部長。イケメンだが妄想癖が激しくて、春香と自分が仲睦ましくお付き合いしている様を妄想しながらシャツを脱いでいく、ちょっと変態入ったナルシスト。ただし当の春香とは話もしたことがありません。いつも春香の分のお弁当を作って持ってくるものの春香に渡せず、結局ひとりで2つ食べているという…もうなんつーか、ここまで来ると軽くストーカーだよね?
たまたま千秋がスーパーにカレーのスパイスを買い求めにきていたとき同じスーパーに保坂がおり、千秋のつぶやきからその場で発想しいつもの妄想で「カレーの歌」(通称)を披露したことから、千秋には「カレーの妖精」と呼ばれています。

余談:2020年10月にニコ生放送「茅原実里のホントにっ!?」第3回でなんと茅原実里と小野大輔の2人による「カレーの歌」という夢のデュエットが実現しました。このときみのりんは千秋の声で歌唱。10年以上の時を超えて帰ってきた「みなみけ」ワールドに多くのファンが沸き立ちました。
(あれアーカイブ残っているんだけど、いまからでも入会すればまた見ることできるのかな…?)

速水[CV:千葉紗子]
春香の通う高校の先輩で女子バレーボール部部長。面白いことが大好きで、しばしば南家の集まりに乗り込んでは「またたびWATER」なる怪ドリンクを持ち込んでそこにいる者たちを混沌の渦に落とし込むという、ある意味夏奈以上に手の付けられないトラブルメーカー。あのドリンクが酒なのかどうかは謎(酒じゃなかったら麻薬系のなにか…?ブルブル)。

マキ[CV:高木礼子]
春香のクラスメート。保坂のことをいつも「きもちわるいっ!」と蔑んでおり、自分が春香を保坂の魔の手から守らねばと意気込んでいますが…でも、アナタも割とトラブル起こす側の人ですからね?

南 ナツキ[CV:吉野裕行]
「もうひとつの南家」次男。春香が通う高校の1年生。極めて堅物で融通が利かない人物。春香とはマキが背中を押した際に胸に顔を押し付けてしまい、春香に「ケジメ」を付けられてからのお付き合いとなりました。たまに妹の冬馬のことなどで春香になにかと相談したりしている模様。

この外に春香の高校では、アツコ[CV:小野涼子]ヒトミ[CV:齋藤彩夏]などが登場します。

タケル[CV:浅沼晋太郎]
南家三姉妹の親戚。千秋にとってはお年玉をくれるおじさん。たまにみなみけ団らんに加わっていたり、遠方に外出する際のドライバーをしていたり。ただしとんでもない方向音痴で、彼の運転でどこかに行くと大抵はとんでもない遠回りを強いられえらい目にあうことに。
両親などが一切登場しない(かつて父がいたくらいしか分からない)南家において家系的な繋がりを感じさせる唯一の外部の人物。

南 ハルオ[CV:川田紳司]
「もうひとつの南家」長男。末っ子の冬馬のことなどをテーマにしばしば家族会議を開催するのですが、結局誰がなにを言おうが否定して自分の意見を押し通そうとするどこかの会社の偉い人みたいなタイプ。しばしば次男のナツキと対立し物別れに。冬馬はこういうのを反面教師として真っ当に育ってほしいと思います。

冬木 真澄[CV:斉木美帆]
テレビアニメ第2期にのみ登場するオリジナルキャラクター。第2期の途中で南家の隣に引っ越してきて以来、南家といろいろ絡むことになります。他人の嫌がることを積極的にやるものの、自身がどうしたいのかを常にハッキリさせず陰気な雰囲気をかもし出しているキャラクターで、あの冷静な千秋に「おまえ見てるとイライラするんだよ」と言わさしめたほど。
彼については第2期の在り方に対する考察とともに、②でもう少し深く語りたいと思います。


あーやっぱり長くなり過ぎちゃった!!

どんな話なのか知るためにはある程度登場人物についても語っておいた方がいいかなと思いつつ、「みなみけ」ご存じない方には退屈でしたよね?

スミマセン…。

「みなみけ」見たい方ー!!

このnote見て、いっぺんどんな話なのか見てみたくなった方ー!!
はいっ!見れまーす!!

「みなみけ」第1期1話「南さんちの三姉妹」。なんと公式YouTubeにて公開されています。
1話分、フルで見れちゃいます!!
興味出てきた方はぜひ。

さらーに!これはいまこの時点で明日(3/13)までなんだけど、漫画の「みなみけ」を無償で読めるらしい。

あーこれ明日までだとは思わなかったなぁ~。
でもまぁ、間に合う方は見てみてください。

Amazonだと1巻~3巻まで無料で読めるみたいです(期間限定?)。

電子書籍サービス「honto」を利用している方はこちら。いまなら期間限定で1巻~3巻まで無料で読めるようです!(3/24まで)

あとは、アニメ版はAmazon Prime Videoチャンネルのdアニメストアとか、発売されたDVD集を追いかけるとかかなぁ…。

今回のイベントがきっかけになって、また人気再燃すればいいんだけど…。
漫画はまだ連載中なんだし、第5期とか製作されたらいいなぁ。


「みなみけ」note、次回予告!

ということで、イベント「Mixa Animation Diary『みなみけ』」開催を記念して「みなみけ」について語ってみたのですが…まだ全然語り足りません!

ということで、今回はあくまでも「みなみけ」の紹介記事としていったん締めさせていただき、これ以降の考察については

「みなみけ」私的考察~Mixa Animation Diary『みなみけ』開催記念記事②

に続きます。この記事は紹介と言うより、私が作品について思ったことなどをとにかくひたすら書く予定。いつアップするかは未定ですが、絶対にイベント前には書き上げます。過度な期待はしないでお待ちください。

それでは皆様、次の「みなみけ」noteでお会いしましょう!!



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