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世界は多面体

走馬灯が駆け巡った夜

こんな明け方に、だけど昨夜はあのまま寝落ちして
『かくかくしかじか』さえも途中

というか、いろんな思いが、ぐるぐる走馬灯(!)のように
駆け巡った そんな夜だった

父へ母へ家族への思い

偶にある、そんな日 あの夜もあの時もあの風も

心の瞼に張り付いて父との二女である私との最期のシーン

私だけの父との時間の思い出 たわいもない会話 声 匂い

決して何者にもかえられない思い

父への思い

それを、あの瞬間を 汚されたようで

母からの

「カーネーションが映ってたね、ところで」

という言葉

それが悲しかったのだ。

しかし、母は母で本心ではどう思っていたかは今となっては分からない
母も気丈な人だ 努めて冷静を装っていたずっと

母なりの表現だったのかもしれない

父の事を誰よりも 一緒に時を過ごして私よりも知っていた母だったから

そう人にはその人なりの
母には母なりの父への思いがあるのだ

言わないだけで、泣いて 声にならない涙を浮かべたり
泣き過ぎて、涙も枯れ果ててる
本当に父に逢いたがってるからこそ、あんな言葉になったのかもしれないのだ
誰よりも父に恋しがっている母を知っていたはずなのに
ごめん、お母さん

父の没後の数日から泣きたかった私の感情の行方

夫婦の家族営みの途中から参加した二女の私には
何処か分からない感情が姉に対してもあるのかもしれない

そう 思って いろんな感情を押し殺してきた

それは私も只の言い訳だったのかもしれない

母であり、妻であり
紛れもなく「お母さん」な私

ラベルで自分を縛っていたのは自分なのでは

よき娘であろうと 葬儀の時まで自分で言うのも(6歳差があってもなお)なんだが、気丈に振舞った

誰よりも泣きたかったはずなのに

「まさこはこんなに気が強いとは。知らなかった」

と実際葬儀の準備中に叔父から言われた言葉だ

でも叔父にも悪意はない(はず)

父との兄弟でしか知りえないような言葉を語ってくれたから

あの危篤の時の叔父の必死な顔 忘れない

奇跡のような出来事と父への詫び状

何か封印していたものが

『かくかくしかじか』と『つながるための言葉』の著者の勝浦雅彦氏のnoteの入院記録や、3月にあったある人とのコメントだけだけど
言葉のやり取り、
しつこいようだが、
先日ふとした機会に4/11にDLしたファイルの様々な方の考えたコピーの数々の言葉 文字

そして、今も延々と脈々とつづいている
つながっている

私と家族との未だに色あせない写真のような思い出

ニコンカレンダーが我が家をずっと見つめてくれていた

そんな錯覚めいたニコンへ写真への私の思い

ニコンミュージアムで「社史」コーナーで私の心は踊った

そこに、大袈裟だけど父が生きていた!

父の歴史でもあった 父の苦悩と喜びの歴史でもあった 「社史」

だから私にとっての「ニコンカレンダー」は何者にも代え難い父との思い出 家族の思い出

お父さん、ごめんね
新しいマンションにいい子で居ようとする余り、父の思いと裏腹で
一緒に食事も家でしたことが無かった

母にそのことで死後言われた事があった
そう、今でも忘れないし でも自分への戒めとして心に深く刻んでいたからこそ

母の事を私はあきらめない

母と父が愛してくれたから、今の私がいる

つながっている

だからこそ 奇跡ともいえる出逢いを
『いくつになっても恥をかける大人になる』著・中川諒

コピーライター養成無料講座(宣伝会議 4/9開催・講師:勝浦雅彦氏)

『つながるための言葉』

他にも沢山あるけど、

みんなつながってる

再び自分を取り戻す そして平和への祈り

だから 言葉はカラフルと 私は書かずにいられなかった

明けない夜はない

3月13日に観た映画『ウエスト・サイドストーリー』

この時も母との関係に悩んでいた

いろいろと忘れていた

それを思い出させてくれた出逢いの数々に
自分を思い出させてくれた ちいさな頃の私が今の私を導いてくれた!

ここにいるよって

貴方の本当の願いは何ですか?

そう私に真っすぐな瞳で語り掛けた(ような気がした。)

言葉は多面体のように 時に自在と見る人によって使う人によって変わる
それは時代へ合わせて人が変わっていく姿、
野生の姿そのものであろう

だから、人はそのままでいい
そのささやかだけど、幸せな日常を壊す戦争は大嫌いだ

平和の祈りを昨夜のセミナー
毎日新聞社主催「ウクライナ国境で見た現実~難民取材報告~」
司会進行:安田菜津紀さん(フォトジャーナリスト)
でも淡々とウクライナからの日本への難民である
同じ年代の女性が生々しく誠実に言葉を紡いてくれた
母国語で無いのに、それは胸に刺さった

同じ母として、人としてそれだけで充分だった

平和こそすべて 人こそ全て

亡き父も亡き義両親も 今いる母も 戦争は愚かな事を私に語ってくれた

戦争反対 ウクライナ戦争は一刻も早い停戦を

声なき声を聴け!



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