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この本で学んだ11のこと📖BBQ型学級経営 渡辺道治

📖BBQ型学級経営 渡辺道治

①学校教育から経験が奪われたのは、「除菌」のせい

1,学校が、閉ざされたこと
2,ゼロリスクによる除菌教育
徹底した安全をというゼロリスク信仰が強まったことにより少しでも危険性のあるものは学校からどんどん除外されていった。例えな、遊具、イベントの飲食など。
結果学校教育からは、諸々のダイナミズムが奪われていった。揉まれる場や経験という機能もどんどん失われていった。こうして、学校はインスタントでシンプルな勉強という機能だけを果たす場所へと変貌を遂げた。面白みや多様性がなくなっていった。

②サービスの質の向上が当事者意識の希薄化を産んだ

物の豊かさと比例して、当たり前意識が強くなった。
サービスが豊かなのは当たり前。
サービスが丁寧なのも当たり前。
上質なサービスを受けるのはお客様として当たり前。
環境は一条件にすぎない。
●子どもたちの命を守ろうとしたことによって、学校が閉ざされました。
●命とともに安全を守ろうとしたことによって、過度な除菌が始まりまった。
●リスクを極力減らそうとしたことによって、面白みや多様性が失われました。
●よかれと思って行った丁寧なサービスによって、お客様意識が強まりました。
●お客様はわが子の為に、サービス提供者に苛烈な要求をするようになりました。
●サービス提供者はお客様の要求を満たす為に、更なる努力を重ねていきました。

③オムニバス授業が授業参観にきた保護者を楽しませる

オムニバス形式で多彩な学習活動を設定し、さらに優しいから難しいの組み立てる全員参加保障するこうすることで、子供たちの成長や変化を保護者の方々もはっきりと見取ることが可能になってくる
・「勉強のコツ」シリーズ
・「90%以上の人が間違う」シリーズ
・「普通は学校で教えてくれない」シリーズ
・「大人が間違えて子どもが正解する」シリーズ
今日は、「勉強のコツ」を勉強します。野球のスイングにコツがあるように、またアノの練習の仕方にコツがあるように、勉強には全て「コツ」があります。
コツをつかむと、成長するスピードがぐんぐん速くなるだけでなく、勉強に「楽しさ」が生まれます。今日の授業を受けると、そのコツが沢山分かりますよ。
このように伝えることで、どれだけ沢山の教科を組み合わせても、見ている側や受けている夏に感じ感がもたらされます。

④算数の勉強のコツは×をもらうこと

④数の勉強のこと、それは何度も何度も✖をもらうことです。✕をもらうたび、答えに一歩近づきます。
✕をもらうたび、自分が成長するチャンスが分かります。何度も✕をもらって、敗の山を築きながら、一年間勉強していきましょう。

⑤保護者に学級通信の返事はこうやって頼む。

私も苦手な所や不得意なことがたくさんあります。
届かぬながらも精いっぱい務める所存ですが、担任一人だけの力では30人ものお子さんの豊かな成長を支える上では力が足りないのも実情です。
そうした意味でも、よりよいクラスを作り、充実した学びを実現していく上
に皆様のご協力が欠かせません。
この学級通信も、私一人が発信を続けるワンウェイ型ではなく、保護者の方々のお声を紹介したり、相互に交流で双方向(ツーウェイ)型の通信となることを目指していますので、いつで意見・ご感想お寄せいただけるとありがたいです。
すずは、新年度初日を終えてからのお子様の様子や家に帰ってからの呟き、十度に向けた期待など、なんでも構いませんので気軽にお便り頂けると嬉しいです。メモ用紙がなければチラシの裏紙等で構いません。お家の方のお声が届くことが間違いなくクラスを元気に、そして笑顔にします。どうぞよろしくお願いします。

⑥感謝する心が人の持つエネルギーを最大にする。

私は、兄弟が助産師や救急救命士、介護士などをしていることもあり、他種の方と深くお話させてもらう機会も多いのですが、職は違えど通底するこ多いものだなぁとよく感じます。
以前、ある本で次の言葉を読みました。
「感謝する心」の時、人の持つエネルギーは最大になる。
遺伝子学の権威である筑波大学・村上和雄博士も同様のことを述べていま
ヒトの遺伝子は、20世紀の終わりに概ね解読されました。
その結果、全遺伝子の内たったの2%しか働いていないことが事実として、す。
つまり、遺伝子の98%は眠っている状態です。
眠っている遺伝子のスイッチをオンにできれば、人の可能性は何倍にも膨われています。
そのスイッチのオン・オフに大きく関係しているのが、「心」です。
では、どんな心のもち方がスイッチをオンにするのか。
村上博士によれば、それには次の3つが必要なのだそうです。
「高い志」「感謝する心」「プラス思考」
いずれも“心の在り方”であり、人としての生き方に関わる部分です。
さらに、こうした心の在り方は身近な存在の影響を多分に受けるそうです。
子どもたちのよりよい成長を支えるためにも、学校で一番身近にかかわる大人として、まずは自分の心の在り方を点検しながら日々を過ごします。
どんなことでも“当たり前”と思うと文句が出ますが、”ありがたい”と思うと感謝が芽生えます。
「当たり前思考」ではなく、「有難い思考」で1年を進みたいと思っています。素敵なお便り、心から感謝します。ありがとうございます。

⑦人には可燃性、不燃性、自然性、消化性タイプがある。

物には可燃性、不燃性、自燃性のものがあるように、人間にも火を近づけると燃え上がる可燃性の人、火を近づけても燃えない不燃性の人、自分でカッカと燃え上がる自燃性の人がいます。自然性の人がいます。
燃やすことは、物事を成す基本になります。もし自燃性が実現できれは、実現に手繰り寄せる大きな原動力になるのだとも。だから、教室でも私は次のこたちに問いかけます。
あなたは可燃性ですか。不燃性ですか。それとも自燃性ですか。内なる心の火は、どれがいいですかと。
始まったばかりの学級は、ほとんどの場合、3タイプが混在しています。そして荒廃するほど、不燃タイプの割合が多くなります。それどころか、消火タイプも表れます。
「めんどくさい」「そんなのやりたくないんだけど」という後ろ向きな発言や行動で、の心の火を消して回るようなタイプが消火タイプです。
不燃タイプや消火タイプが混在している集団を、可燃集団に近づけていくとともに、可燃タイプを自然性タイプが出現することを目指して学級経営を行っています。そうすることで、単で終わってしまっていたイベント運営が、連続的で主体的なものに変わっていくのです。


⑧良い教師とは


普通の教師は言わなければならないことをしゃべる
良い教師はわかりやすいように解説する。
優れた教師は自らやってみせる。
そして、本当に偉大な教師というのは、生徒の心に火をつける。
ウィリアムアーサーウォード

⑨自然性タイプの作りかた

最初は、教員が仕切り喜びの熱が子供に任せると生まれなくなる可能性があるから、後々子供たちの中から自然性タイプが出始め、自走できるようになってからでも、試行錯誤の喜びはいつでも体験させることができる。まずは熱を出すために、教師が一切を仕切りみんなでイベントを行うとこんなに楽しんだと言うことを体験させることが大切。

⑩健やかな学級の作り方

不自然な完璧像を目指したり、演じたりするよりも凹凸している自然な状態を受け入れ、身軽に助けを超えるようにしておく方が周りの力を引き出しやすいもの。するとより、心身健やかに仕事ができるような環境や学級系が実現していく。

⑪3つの喜び

喜びという感情の在り方は、心身の成長と共に大きく3つの段階を経ると言います。
1つ目は、「もらう喜び」です。
最も原始的な喜びです。
ミルクをもらって喜び、あやしてもらって喜びます。
人から何かを与えられて感じるのが、もらう喜びです。
2つ目は、「できる喜び」です。
自転車に乗れるようになったピアノが弾けるようになった英語を話せるようになった自分の成長や成功を実感したときに感じるのができる喜びです。
そして3つ目が「与える喜び」です。自分のしたことで相手が喜ぶその様子を見て感じる喜びです。親の愛に最も近い喜びだと言えるかもしれません。心が程度成熟して初めて感じられるようになるのがこの喜びです。




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