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本当に必要な環境とは

算命学は「その人の家系を観る学問」ともいわれています。

私たちには必ず父母がいて、その父母にも父母がいます。
その先にも父母が…... という具合に、そうやってどのような人も誕生しています。
逆にいうと、両親の存在なくして私たちの誕生はあり得ません。

ですが、人によっては両親に縁が薄い宿命もあります。

どういうことかといいますと…

この世に生まれたものの、親の縁が薄い宿命の場合、
必然的に両親が離婚したり、死別または未婚の母のような状態になります。
この場合は、その人にとっては宿命に沿った「環境」となるので、
単に「ひとり親でかわいそう」「充分な愛情がもらえてない」という
一般的な家庭像と比較しても意味はありません。

子ども時代に両親が離婚し、
自分が家庭を持ったら子どもには決して苦労させず、
寂しい思いはさせたくない!
いつも笑顔の絶えない家族を作りたいんです!
と強く願う方がいらっしゃいます。
もちろん歪み合って暮らすより穏やかで楽しい家庭を築きたいというのは、
誰もが理想とするところですが、その状況が全ての子どもにとって必要かは別の問題なのです。 
ですから、その子どもに合ったそれぞれの環境を調べて整えた方がよさそうですね。
そんなこといわれると、子育て世代には、ちょっと怖い気もしますが…

例えば、よく大成功を収めた方のインタビューで
「子どもの頃、日々の暮らしも困るくらいの生活をしました…
母は苦労して大勢の子どもたちを女手一つ育て上げてくれました。 
そのおかげで今日があります!」
というのは、その人に合った子ども時代の環境だったのかもしれません。
当人にとっては、たくさんの苦労や悔しい想いなどがあった不遇な時代であったかもしれませんが、実際には必要な環境であったと捉えます。
そして「苦労」しているから「不幸」ではないのです。


では、両親の縁が薄い宿命にも関わらず、世間では不遇といわれる環境が与えられなかった人々はどうなるでしょう。

例えば、両親が揃い何不自由なく生活ができ、
いわゆるキラキラ家族でこれといった苦労もなく育ったとしたら…

その場合、本来必要な環境とズレが生じるため、その人は人生の中で軌道修正が不可欠となるのです。
(修正の中身は、少し入り組んだ話しになりますので別の機会に)


人生において環境はとてもとても大事です。
よく知られていることですが、運命は【宿命+環境×本人の努力】といわれています。宿命はともかく、ある意味、環境と努力は自分次第なのです。

あなたに、たとえ抜きんでた才能やエネルギーがあったとしても
運命は環境と時代に大きく左右されてしまいます。

「自分の未来を知る」という意味で自分のルーツを知ること。
どのような家系から生まれたのか?
何代前に彼らはどのような生活をしていたのか?など
そうやって掘り下げていくと、これから自分にとって「必要な環境」のヒントが隠れているかもしれません。

そして、あなた自身が環境をどのように整えるかにより、
この先の運命の変化がはっきりと現れてくるでしょう。


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