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やっぱり大阪らしいのはミナミやろ

私はずっと関西圏で暮らしています。
何度か引っ越ししたおかげで同じ関西でも様々な土地の空気にふれてきました。
乗換駅も古い順では「難波」「梅田」「天王寺」といろいろでした。

幼少期と結婚後は電車利用することがあまりなく、最も電車利用したのが堺市在住時の南海高野線と尼崎市在住時の阪急神戸線です。
「難波」と「梅田」などは通学や通勤で嫌というほど毎日利用し、いわゆる大阪の「ミナミ」と「キタ」を満喫した時期が長かったのです。

そこで久しぶりに、丹波篠山でのバス旅行で紹介したペコちゃんと難波界隈を散策して、その空気をあらためて堪能してきました。

よく大阪人の間でも、本物●●の大阪とは「ミナミ」か「キタ」か、意見が分かれるところですが、私はズバリ「ミナミ」だと思っています。
今回はランチに訪れた久しぶりの「難波」で、その魅力を再確認してきました。

平日の昼間でもこの混雑ぶり💦


※以下、大阪弁バージョンでお伝えします。


アクアリウムイタリアン「ライム」

待ち合わせは「なんば高島屋前●●●●」。
ところが、今は「なんば広場●●」というらしいねん。

写真を撮り忘れているのでACphotoよりDL

言うちゃなんやけど、ここはビュンビュン車が走ってたし、私も運転して通ったこともあるし、こんな風に変わってるとはびっくりした!
実は前回の丹波篠山の時、解散後に偶然通って、あまりの変わり様に思わずキョロキョロしてしもたわ。

世界をひきつける観光拠点として、上質で居心地の良い空間の創出をめざし、より歩行者にとって安全で安心な空間となるよう(以下省略)

大阪市

オープン日は令和5年11月23日となってるから、まだ1年経ってないやん!
こうなってみると、なんでもっとよこないせえへんかったんやと、勝手なこと思ってしまう(笑)

その反面、難波も洗練されてきたんやな、と思うとちょっと寂しくもある。

さて、お目当てのランチの店は、ここから歩いて10分もかからんとこにあるねん。
マップのルートは戎橋商店街を通るしかないようやけど、ペコちゃんの案内で御堂筋沿いを行ったらちょうど入り口に到着したから大正解やった。

実はペコちゃん、下見をしてくれたらしい。
ありがとうな✨


今回は店選びも予約もすべてペコちゃんがしてくれてん。
LINEでこの店を聞いたときはチャラい店かと思ったけど、あまりにもゴージャスな店内やったから、また驚いた!

確かに水槽だらけやけど、店内を薄暗くしてブラウンを基調にしたインテリアやから、シックにまとまってるねん。
これはええ!

肝心のお料理はというと、これまた喋ることに夢中で写真撮り忘れて、メニューを撮ってみたものの、それもピンボケで、ダブルで堪忍してや💦

メニューをとって

値段も安い割には量もちょうど良くて美味しかったよ。
パンとドリンクのおかわり自由はうれしいな。
いろんな種類の焼きたてパンが常時提供されて、バイキング形式で好きなだけ食べたいもんを取れるねん。
デザートになるケーキやドーナツもあるから、マジで気が利いてる!

落ち着いて店内を見渡してみると、水槽に向けてシートが用意されてるとこが多くて、カップル向けやな、これは。
水槽の熱帯魚を眺めながら、二人の世界を作るのにはピッタリかも。
おばちゃん二人にはちょっともったいない空間かもしれん。


最後にペコちゃんがドクターフィッシュに挑戦!
私はキモイから、よーせぇへんかったけど💦



道頓堀ぶらぶら

ひっかけ橋にて

戎橋えびすばし」の事を、地元人は「ひっかけ橋」って言うねん。
ここはナンパの名所やからと、若い時に聞いたけど、確かにこの下の道頓堀川沿いも今は遊歩道が整備されて洗練されてきたと、つくづく感じるわ。

私も若いころには、デートでこの界隈のバーに行って、川の揺らめきを眺めながらラブラブな時間を過ごしたもんや。

変わらんのはこの人ごみぐらいかな。
イヤ、平日の昼間はここまでやなかった。
今は外国人も多いから、この有様なんかもしれん。

橋の上ではチェロ演奏してる人がいてて、思わず立ち止まって聞いてみたら、これはジブリ映画「ハウルの動く城」の曲や!
タイトル調べたら、「人生のメリーゴーランド」やて。

動画撮ってるのに、外人さんが平気で前に立ち塞がるから、最後のあたりがブチ切れてしもたわ💢

何してくれてんねん💢

「ホンマに弾いてるんかいな。」とペコちゃんが言うので、
「弾いてるやろ💦」と答えたものの、もしかしたらエアーなんかな?
そうやとしてもそれもパフォーマンスのひとつやな。

隣でスパイダーマンもいてたけど、どこにでもおるから興味ないわ。


食い倒れ太郎がおらん

京都の着倒れ、
大阪の食い倒れ、
堺の建て倒れ、
神戸の履き倒れ、
奈良の寝倒れ、
関西の各都市を揶揄した言葉があるけど、これから名付けた「くいだおれ」という飲食店が道頓堀にあってん。
ちなみに江戸は「飲み倒れ」ていうなぁ。

1949年に戦後の焼け野原の大阪に復興の願いを込めて飲食店としてオープンしたけど、時代の流れによる環境変化でだんだん人気無くなって、建物が老朽化したのをきっかけに2008年に廃業してん。
そういえばニュースで見たわ!
当時はミナミのシンボルがひとつ無くなったと淋しく感じたもんや。

その「くいだおれ」があったところは、ちゃんとお土産物屋として残ってて、飲食店がなくなっただけで、このキャラクターはまだ健在で、いろんな商品を今もプロデュース中で、今ではソックスまであったし(笑)

肝心の太郎はこの場にはおらんけど、ちょっと先の「中座食いだおれビル」のエントランスにおるねんて。
人が多かったから、この日は行かんかったけどな。

 

法善寺横丁ほうぜんじよこちょう

ミナミの名物いうたら、やっぱり「法善寺横丁」やろー!
ここは外されへん。

平日やのに、続々と人が入ってる

白状するわ…
若い頃は何べんも通ってるけど、飲みに連れてもらう時のただの通過ポイントやったから、肝心の「法善寺」にはお参りした事もない。
見慣れた光景やけど、ちゃんと意味を知って来たのは初めてやねん。

灯台下暗しとはこの事や。
今更やけどHPで確認したら、山号は「天龍山」、京都にある法然上人の「知恩院」を総本山とする「浄土宗」の寺やねん。
知恩院もレキジョークルで行ったし、我が家の菩提寺「一心寺」さんともおんなじやったんやな。

なんとペコちゃんとこも一心寺さんらしいねん。
しゃーから私ら死んでも一緒やな言うてワロたわ(笑)

ここは「水掛不動尊」と言われてる「西向不動明王」が有名や。
昔っからぎょーさん水かけられて願い事され続けたから、苔がこびりついて、それが一層成長して、なんや知らんけど二回りぐらい大きくならはったんちゃうのん?

「目黒不動尊」のみACよりDL

元の姿は想像もでけへんけど、たぶん東京の「目黒不動尊」みたいやったんちゃうやろか?

「浄土宗」のご本尊「阿弥陀如来」


お参りのあと、法善寺横丁をぶらぶらしてみたけど、知らん店ばっかりや。
夜になると屋台っぽく狭い路地にはみ出るように座ってたお客さんもいてたし、韓国料理の店や、伊勢海老、ステーキの店とか、気取らんでも美味しいもん食べれたなぁ。

もう一つの入り口。
ウッカリしてたら見過ごしてしまうほど小さな間口。

変わらんのは、相変わらず狭い路地に小さいお店がひしめき合ってることや。
ランチできるとこなんて、昔はなかったんちゃうかな?
それともあったけど、私が知らんかっただけか?


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行きは赤い矢印の通り御堂筋沿いを歩いたのに、
どうしてもその道に変更できなかったのはなぜ?


一昨年の夏レキジョークルで訪れた梅田は、地元の人間でも迷うぐらいに変わってたし、丸ビルも建て替えで、大阪らしさがまた損なわれるような気がするねん。

やっぱり大阪らしいのは「ミナミ」やろ。
もちろん「天王寺」も含めた南エリアに1票入れるわ。
このワチャワチャ感と泥臭さは、今や「キタ」には無くなりつつある貴重な大阪なんちゃうやろか。


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千世(ちせ)
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