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オペラ鑑賞に香港行ってきた!Turandot

本当にマイク使ってないのか!?

 
何か月か前のノートで歌のレッスンを受けてることを書いたけど、ひょんなことから今はオペラの「夜の女王のアリア:魔笛」を歌うことが人生の目標になり、クラシックを歌うのを一から練習中。
 
それで、ゼロからクラシックの歌い方を学んで数か月経った今、そういえばオペラを一度も生で観たことがないことに気が付いた。
 
自分が練習している物の本場を観たことがないのはいかがなことかと思い、オペラを見に行くことにした。
 
でも、日本ってあんまりオペラはメジャーじゃないのね。
全然開催情報が見つからなくて…
まあ、私が素人だから上手く検索出来てなかったかもだけど。
 
 
それで、やっぱりフランスとかイタリアとかの旅行計画しないとダメかなあ、遠いなあ…
と思っていたところ、近場で見つけました!
 
それが香港!!
 
飛行機5時間、時差1時間、そして10月の日本の3連休にちょうどやってる!!
行ける!!
 
ということで、善は急げということで行ってまいりました。
 
 
今回観に行ったのはプッチーニのTurandot。
話がナゾすぎて、私の一番好きなオペラ😆
 
 
あらすじは、超簡単に言うと、
北京の王の娘のTurandot姫が、私に求婚するならなぞなぞ3つ解いてね、解けなかったら死、という感じで幾人もの求婚者を殺害していた。
そんなところに、勇気あるどっかの没落した国の王子が現れて、なぞなぞ3つを解いた。
 
これで結婚するかなと思いきや、姫が拒否る。
すると、王子が「おれからもなぞなぞ1つ出す」とか言って、姫が解かなかったら王子は死ぬという(この辺りが本当によく分からない)。
 
この王子が出した問題が「俺の名前はなーんだ?」だった。
姫は国を挙げて王子の名をなんとか探るように国民全員に寝ずになんとかしろと言った。
ここで、「Nessun Dorma – 誰も寝てはならぬ」という超有名な王子のアリアが入ります。
 
んで、結局王子が自分から名前教えて最終的には結婚する感じ。
 
 
ここで私として重要だったのが、このオペラは中国が舞台だということ!
香港行って中国が舞台のオペラ観るとか、ある意味で本場で観てるじゃん!と思って行った。
 
 
「香港文化中心大劇院」というとこで観てきました。
香港初めて行ったから全然土地勘なかったけど、九龍っていう大きい駅の界隈で割と行きやすかった。
建物めっちゃおしゃれ。

オペラを観た「香港文化中心大劇院」


さて、ここからが感想。
まずは、Turandotそのものについて。
 
このオペラ自体はいろんなバージョンをYoutubeで観てきたけど、今回香港で観たのがダントツで中国!!って感じだった。
 
ヨーロッパでやってるのとか見ると、北京の姫なのに金髪だったり、北京の市民も全員明らかに西洋人で、まあ別にいいんだけど、世界観分かりにくいなあってt思うところはあった。
 
それに対して今回は、姫と王子だけはロシア人を起用していたものの、残りは全員香港人か、少なくともアジア人だった。
 
さらに、セットにも漢字がすごい使われていたり、衣装も伝統的な中国の衣装だなーって感じがしてすごい良かった。
数年前に、中国の時代劇のドラマみたいなのを観まくってた時期があるから、それも功をなしたかな。
 
 
次に、オペラについて。
 
当たり前だけど、自分が歌ってるのとは全然違った。
女性は裏声で基本歌ってるはずなのに、めちゃくちゃ力強い声だった。
 
あと、今回は前から5列目だったから、激しく歌ってるときとか泣くように歌ってるときとか、声の変化がよく分かって本当によかった。
 
最近自分めっちゃうまくなったなあとか思ってたけど、全然まだまだすぎて、でもモチベーションをもらえた。
 
あと、演技しながら、絶対歌いにくい体勢なのに、なんであんなに綺麗に歌えるの?ってすごい感動した。
 
イタリア語だったけど、舞台の左右に英語字幕と中国語字幕が出てて、言ってることは終始終えた。
でも、字幕読んでると歌とか演技に集中できなくなっちゃうから、なるべく見ないようにしてた。
 
 
 
あとは、私が観たのは最終日だったらしく、カーテンコールのあとにディレクターの挨拶があった。
マイクが壊れてて、声張り上げて喋ってた笑。
中国語だったから殆ど分かんなかったけど、最後の「好不好?」だけ聞き取れて、「好!!」って叫べたのは楽しかった☺
 
そして、出演者が皆でステージ上で自撮りしてた笑。
やっぱり自由だねえ。
 
 
総じて、勢いで行った香港だったけど、行けて本当に良かった!
ちょっと感想が薄くなっちゃったかもだけど、言語化が難しかった。

いつか、生で魔笛も聴けるといいなあ。

帰りに小籠包食べて、タピオカ飲み歩きしながら100万ドルの夜景を見て、とても充実した3連休の一人旅でした。


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