探鳥会レポート<I河原編>2/2話 2023年9月 ノビタキを探して歩く
先日、ゆる支部の探鳥会に参加してきました。
この日はゆる支部役員の方が企画した会員限定の探鳥会でした。
ノビタキと彼岸花を楽しもうという趣向です。
ずっと前から「水曜日なら探鳥会に参加できる」と言っていた人がいたそうで、今回初めての水曜日開催でした。
そば畑の近くまで進んで、引き返しました。
途中で曲がって、次に田んぼの間の舗装された道路を歩きました。
遠くの田んぼから首を伸ばしているのはダイサギでした。
参加者のひとりから声をかけられました。
「あそこの木にたくさん鳥が止まっているんだけど、なんでしょうね」
双眼鏡で見てもはっきりしませんでした。
カメラで見てみると、黄色い羽が見えたので、カワラヒワかも?
フィールドスコープを持っている人はいないかとキョロキョロ。
質問した人も同じ事を考えたみたいで、挙げた声は全く同音でした。
「Yさ~ん!」(一番近くに居たスコープ隊)
小鳥たちにスコープを合わせてもらいました。
「うん、カワラヒワ!」
ぜんぜん知らない人だったけど、同じ鳥を見て種類を考えたり、スコープ隊を頼ったり。
探鳥会の楽しさは、程よい距離感でやりとりを楽しめるところにあるのではないかなぁ…と、しみじみ思いました。
その先で、先頭を歩いていた人たちが足を止めていました。
「ノビタキ!」
I河原はノビタキの通り道になっています。
数えたら4羽いました。
まだ時期が早いので、少ないのは仕方がないです。
太陽の光に当たって稲が金色に光る中、稲穂にちょこんと乗っているノビタキの女の子。
うっかり「ラン、ランララ、ランランラン」なんて言ってしまいそうでした。
風の谷の~ノビタキ~♪
ちゃんとノビタキを見られたので、参加者は大満足でした。
ここで水曜日しか来られないというおじさんが
「じゃあ、私はこれで!」
と、帰ってしまいました。
この日の企画はおじさんのための企画だったと思うのだけど、先に帰っちゃうの~?
役員の方が
「池の方にも行ってみますか」
近くの親水公園にも足を伸ばしました。
小さな川が流れていて、ヤマガラやシジュウカラが木の葉の間を動いているのが見えました。
親水公園の東屋で鳥合わせを行いました。
探鳥会で見た鳥を照らし合わせる作業です。
「ダイサギ、いましたね」
「カワラヒワ、いましたね」
「ノビタキ、いましたね」
鳥合わせが終わって解散となりました。
周囲の人にお礼を言って、帰路につきました。
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