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湿原の遠くに 探鳥会レポート<W遊水地編>3/3話 2024年6月

 先日、他の支部の探鳥会に一般として参加してきました。
 場所はW遊水地です。

 駐車場から葦原にいるコヨシキリを見ました。

コヨシキリ

 ふと後ろを見たら、探鳥会ご一行が歩きはじめていました。
 慌ててその後を追いかけました。

 すると後ろから
 「オオセッカが入りました!」

 オオセッカはまだ見たことがない鳥です。
 急いでUターンしてスコープの列に並びました。

 行ったり来たり忙しいです。

 草の影になって全身は見えませんでしたが、黒と茶色の鳥が見えました。
 教えてもらわなければ見分けられなかったと思います。

 先頭集団は「ゆっくり見ていていいよ~」と進みました。
 その次に「向こうにもいると思うけどー」と続けたので、やはり後を追いかけました。

遠すぎて判別ができぬ…

 探鳥会ご一行が足を止めたのは、道路の曲がり角でした。
 葦原より高いところに道路があるので、葦原をよく見渡せる場所でした。

 詳しい人が「尾が扇みたいだったら見分けられます」とみんなに教えていました。

 私は途中から聞いたので
 「尾が扇みたいなのは、なんという鳥ですか」
 と聞いたら
 「オオセッカですよ」
 ということでした。

 見渡せる場所で見られたのはオオヨシキリとカワウくらいでした。
 先ほどオオセッカを見ておいてよかったです。

オオヨシキリだと思う

 探鳥会ご一行は元来た道を戻り

 「そこにカッコウが!」

 そういう声が聞こえて、少し離れたところにある木の上の鳥を見ました。

 正直なところ、遠いのとシルエットに見えたのとで、断定できませんでした。

カッコウっぽい

 ムクドリの群れがいっせいに飛び立ちました。
 ひらりと降りてくるのはヒバリです。
 横切るように飛んでいったのはツバメでした。

 鳥がすごく多いところという印象でした。

 レンガ通りを歩いて、藤棚のあるところで足を止めました。

 藤棚の近くに人が集まっていると思ったら、ガビチョウがたくさんいたということでした。

真ん中より下
ガビチョウが偶然映り込みました。

 この藤棚のところで鳥合わせをしました。

 「鳥合わせを行います」

 受付で渡された厚みのある台紙を出しました。

 鳥合わせとは、探鳥会で見られた鳥を最後に確認し合う作業です。

 観察した鳥としてカウントするには二人以上の証人がいります。
 このルールのおかげで、みんなで鳥を見ようという空気につながるので、すごく良いと思っています。

 「コヨシキリ」
 「オオセッカ」
 「オオヨシキリ」
 「カワウ」
 「カッコウ」
 「ムクドリ」
 「ヒバリ」
 「ツバメ」

 「参考でガビチョウ」

 「ここで解散となります」
 「気をつけてお帰り下さい」

 こんな感じで探鳥会は終了しました。

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