湿原の鳥を探しに 探鳥会レポート<W遊水地編>1/3話 2024年6月
先日、よその支部の探鳥会に一般として参加してきました。
場所はW遊水地です。
ホームページの記事によるとオオセッカやコヨシキリを探すそうです。
どちらにも私はまだ会ったことがありません。
予定が空いていたので朝早くから集合場所へと向かったのでした。
すぐに受付が見つかり、受付で名前と住所を書きました。
渡された鳥合わせ用の一覧表を見てびっくり。
見たことがないような鳥の名前がずらずら~っと。
この地区の人たちはなんて豊かな鳥環境を楽しんでいるのだろうと思いました。
(遠征旅行なども多く行っているようです)
顔見知りはまったくいません。
探鳥会に行き始めたばかりのことを思いだして、なんだか新鮮です。
それにしてもスコープの多いこと。
女性のスコープ隊員も多く見かけました。
集まった人数は50人程度、あいさつをした担当役員は5名でした。
「梅雨入りをしましたが、今日は奇跡的に晴れました」
「自転車やイノシシに注意して下さい」
「トイレはコースに3箇所あります」
「まだ初心者だなという方~(役員のひとりを振り返って)○さん、面倒見てあげて」
「このコースが初めての方」
ここで私は挙手。
同じように手を挙げた人が数名いたので、ていねいにコース説明をしてくれました。
「それでは出発します」
人が歩きはじめたので、私も付いていきました。
最初に小さな橋を渡りました。
川の上流を見ている人、下流を見ている人。
「オオヨシキリ、入っています」
上流側を向いたスコープを覗かせてもらいました。
近くの枝のわりと目立つ場所にオオヨシキリを見つけました。
私の後から来た人が
「この近くで鳴いているけど見つからないね」
というので
「そこの低い木、左斜めに枝が伸びている、その先」
「あー、いますね」
知らない人とこんな会話をしました。
こういうのは探鳥会ならではの醍醐味だと思います。
探鳥会ご一行は進みました。
ツピーツピーとシジュウカラが賑やかに鳴いています。
上空を飛んだのはカワウでした。
橋を渡ると、正面に遊水地の中でいちばん大きなダム湖が広がっていました。
橋のたもとにトイレがあったので、トイレを借りました。
トイレを出たところで、空を指して鳥を見るように言っている人が居ました。
指さす先に高速で横切った鳥の軌跡が見えました。
「あれは何ですか」
「コアジサシさ」
「初めて見ました」
大急ぎでカメラを取り出そうとしたけど目の前でコアジサシは遠くの空へ。
「そりゃあよかった、って、早いから撮るのは無理だ」
仕方が無いので飛び去った方向を撮りました。
上空を見ている人がいて
「いた、ヒバリ」
その人が、差している指をすーっと下におろしました。
「あの辺に降りた」
その人はすぐに行ってしまったのですが、探してみたら、歩道の上にヒバリらしき鳥がいました。
これもなかなか姿を見られない鳥なのでラッキーでした。
2につづく。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?