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カッコウが入りました 探鳥会レポート<W遊水地編>2/3話 2024年6月

 先日、他の支部の探鳥会に一般として参加してきました。
 場所はW遊水地です。

 探鳥会ご一行はダム湖をしばらく見ていました。
 カルガモやアオサギ、ツバメがダム湖の上空を飛びました。

 「コゲラ」
 私には聞こえませんでしたが、コゲラの声が聞こえたようです。
 コゲラは見つけやすいのでしばらく木を見上げていたら、会うことができました。

コゲラ

 ダム湖のほとりを歩いて、そのまま北へ進みました。

 レンガが敷いてあって、まるで都市公園みたいでした。

 ただ、レンガの隙間から雑草が伸び放題でした。

 周囲の木も伸び放題で、ひょろりと伸びた枝の上でホオジロが鳴いていました。

 レンガ道を進んだところで、前を歩いている人が、飛んでいる鳥に目を付けました。

 「止まるといいなー、あっ、止まった」

 その人はすばやくスコープを合わせると
 「カッコウが入りました!」

カッコウを背中から

 近くにいた人は並んで、スコープでカッコウを見ました。

 「カッコウなんて見たの、5年ぶりよ!」

 こんな感じで、参加者は大喜びでした。

 探鳥会ご一行はさらに進みました。

 レンガ通りを歩いていると、小学生の女の子が木の実を気にしていました。

 私には見慣れた木でした。
 「それ、桑の木」

 「赤い実がなっているの」
 「赤いのより黒いのが甘くて美味しいよ」

 女の子が見ているのとは違う枝に黒く熟した実が付いていました。
 「こっちなら、どう?」

 女の子は黒く熟した実を少しつまんで、ぱくり。

 私も子どもの頃によく食べたなと思いました。
 その子に「これ、スズメが好きなんだよ」と言って、私は先に進みました。

 少し先にはヤマモモの木があって、こちらは大人に大人気。

 男性がヤマモモの実を取ってくれて、みんなで実をつまんでモグモグ。
 「あまい!」

 こちらの支部の方々は木の実を積極的に味見するらしい。
 私も試してみましたが、残念ながら、あまり甘くなかったです。

 探鳥会ご一行は通りに出ました。
 通りの向かいは駐車場になっていて、先に着いた人たちがスコープを設置し始めました。

 スコープが向いている方向に広がるのは一面の葦原です。

 葦原の中から鳥の鳴き声がたくさん聞こえました。
 いちばん良く聞こえるのはオオヨシキリの鳴き声でした。

 豊かな鳥の気配を前に、さっそくスコープ隊のそばに行きました。

 「コヨシキリが入りました!」

 なんと!

 さっそくスコープの列に並んで、コヨシキリを見せていただきました。

コヨシキリ
遠くてこれが精一杯
でも、かわいい

 コヨシキリを見たのは初めてです。
 オオヨシキリよりもかわいらしい印象でした。

 ふと後ろを見たら、探鳥会ご一行が歩きはじめていました。
 慌ててその後を追いかけました。

3につづく。


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