鳥見散歩<M公園編>1/2話 2023年1月 冬の小鳥たち
鳥見仲間で茶飲み友達のモカさんに予定を聞かれて、M公園を考えていると返信したところ「M公園に行くなら、午後から合流したい」とメールが来ました。
M公園には森とやぶがあり、貯水池があって、自然のままの(コンクリートで固めてない)小川があります。
野鳥が多い、いい公園です。
大きい貯水池にある野鳥観察小屋近くの駐車場に車を止めました。
ふと見ると、貯水池の反対側の林の中を鳥が飛んでいるのが見えました。
丸いものが、枝から枝へ、地面から枝へ。
小鳥の混群かなと思い、私はそちらに足を向けました。
それはシジュウカラの群れでした。
シジュウカラたちはにんげんがいるのをあまり気にしませんでした。
飛んで移動するけれど、逃げるというよりは、エサを探す必要があるから飛びます、という感じ。
明らかに飛び方が違う小鳥を見つけました。
それは低く飛んで、茂みの低いところに止まりました。
見ると、ルリビタキのメスタイプでした。
メスかもしれないし、まだ若いオスかもしれません。
(見分けるのが難しい)
ルリちゃんは私を奥へと誘いました。
ルリビを追いかけてたどり着いたのは貯水池東側の藪が深いところでした。
ジェーイ
カケスが藪から藪へ行ったり来たりしていました。
たくさんカケスが飛んでいたので、斜面の上にある藪の方へ追いかけてみました。
途中、鳥が飛んだのを見つけました。
その着地した方向を見るとアオゲラというキツツキが木に止まっているではありませんか。
思いがけずアオゲラを撮ることができました。
ヒヨドリが飛んで(ヒヨちゃんは飛び方が特徴的でひと目で分かる)、木の幹にまるでキツツキみたいに縦に止まりました。
不思議なこともあるものだと、感心。
ヒヨちゃんのいた幹をよく見てみました。
ヒヨドリがキツツキみたいに止まるなんて、本当に珍しいと思ったからです。
そこには、寒さで幹にひびが入ったのか、樹液が染み出ていました。
木の樹液はきっと甘くて、栄養たっぷりでしょう。
ヒヨちゃんが食べていたのはこれか~と感心。
そこにモカさんから着信。
「今、どこ?」
現在地を伝えて「今、カケスを追いかけているの」と答えたところ、モカさんはこちらに来てくれるそうです。
私も急いで見つけやすい場所へ移動しました。
飛んでいるカケスを目で追いかけているとモカさんがやってきました。
私がモカさんに
「ジェーイ、お久しぶりー」
と、言ったのですが、私のカケス語はスルーされました。
モカさんはにぎやかに鳴いて飛び交う鳥の方を見て
「本当、カケスだ」
それから本格的に歩き始めました。
2につづく。