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鳥見散歩<U湖編>2023年7月 なかなか会えない夏鳥

 先日、U湖へ行ってきました。
 まだ会えていない珍しい夏鳥に、会えたらいいなぁと思ったのです。

 1時間以上車を走らせた山の中にU湖はありました。
 この日は暑くなりそうだったので、日陰を選んで車を停めました。

 この日は先客がいました。

 前に会ったときにコサメビタキの巣を教えてくれた人でした。
 すれ違うときに「こんにちは」と挨拶をしました。

 少し遅れて、私も出立。

 あまり歩かないうちに鳥の気配がすごく濃い木を見つけました。
 よく見ると小さな実がなっています。

 その実はまだ青いので、実よりも、虫を目当てに鳥が集まっているのかもしれないです。

 初めのうちは焦ってうまく撮れなかったのですが、だんだん目が慣れてきて、鳥を追えるようになりました。
 メジロ、ヒヨドリ、ビンズイなどを見つけました。

たぶん、ビンズイ?
メジロ

 この時、鳥を何羽か見て満足してしまったことを私は後で後悔するのでした。

 ギィギィ鳴く鳥がいて、飛んで逃げたのを私は追わなかったのでした。

 鳴き声が、探している夏鳥っぽいと思ったのですけど、どう頑張っても影が見えるばかりだったのです。
 もっとよく見える位置はないか足で移動して探して、ちゃんと見ておくべきでした。

 木の葉の濃い道をすたすたと歩きました。

 ふわっと地面から木の上へ飛んだ鳥をたまたま撮ることができました。

 シャッターを押すときに見えたのですが、羽根の色が青くてビックリ。
 頭が茶色でのどが白、ヒタキ科の顔をしていました。

ずいぶん羽根が青い

 似ている鳥に心当たりはなく、ただ不思議でした。

 この日は暑くなりそうなので、奥までは行かずにUターンすることにしました。
 先ほどのギィギィ鳴く鳥に後ろ髪を引かれたのもあります。

引き返した地点で見た鳥。
君はだれ?

 途中で、朝あいさつをした人に会いました。

 「さっきサンコウチョウが鳴いていたでしょ」
 「私は分かりませんでした……」

 やっぱり朝のギィギィは探していた子の鳴き声だったのだと、この時に思いました。

 このガッカリ感ときたら……!

 その人は続けました。
 「このあたりには面白い鳥がいてね」
 「オオルリの若鳥が、エサをたくさん食べて成長し、ついに背中が真っ青になりました」

 こちらには心当たりがありました。
 「それ、会いました」

 「顔がヒタキ科だと思ったんですけど、オオルリだったんですね」
 「首が白かったので、オオルリだとは分からなかったです」

オオルリのオス、若鳥

 思いがけないところで鳥の名前が分かりました。

 その人と別れて、また最初に鳥がたくさんいたところに移動しました。

 お昼近くで暑くなったせいか、鳥の気配はありませんでした。

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