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カッコウ初撮り 探鳥会レポート<B湖編>3/5話 2024年5月
先日、みやま会の探鳥会に参加してきました。
場所はB湖です。
今回はゲストとして日本野鳥の会 参事 安西 英明さんをお招きしての探鳥会でした。
歩いていると湿地が見えてきました。
木道があって、その両側に枯れた葦が生えています。
![](https://assets.st-note.com/img/1717407459559-o7qCSmUQE1.jpg?width=1200)
役員のSさんと安西さんが、突然スコープをつかんでさっと動きました。
木道の上、少し距離を置いて、役員さんと安西さんがスコープを設置しました。
「後ろがつかえるから前に行って」
そう言われて泣く泣く安西さんから離れた私。
木道から見える、葉のない背の高い枝に鳥の影が見えました。
「コムクドリ」
役員のSさんに
「プラス補正をうんとあげれば撮れるから」
「そうですね」
背景は曇った白い空、鳥は見事にシルエットでしたが、プラス補正を最大まで上げて撮りました。
![](https://assets.st-note.com/img/1717407511004-4PepwLG7aT.jpg?width=1200)
気がつくと私の近くに白雪さんがいました。
なんだか意外でした。
白雪さんは安西さんの大ファンに見えたので。
「その辺でカッコウが鳴いているよね」
白雪さんとそんな話をしていたら、なんとカッコウが飛んできました。
「あれ、カッコウが」
カッコウはそのままコムクドリに突進、コムクドリが慌てて逃げました。
コムクドリがいなくなったお立ち台につかまってカッコー、カッコーと鳴き始めました。
「えぇ~!?」
白雪さんとふたりでビックリでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1717407561545-2QpLBDUC5b.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1717407590343-Lvb2uljtx7.jpg?width=1200)
カッコウは4鳴きほどするとまた飛び去りました。
そこにまたコムクドリが戻ってきて、また鳴き始めました。
「鳥に人気のお立ち台だね」
みんなでコムクドリを楽しんだので木道を歩いて移動しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1717407626605-tLvYIE3g64.jpg?width=1200)
白雪さんが上空を指して
「あそこに鳥が」
「ノスリですね」
そんなことを言ったのですが私は見逃してしまいました。
木道を渡りきったところで事務局から話がありました。
周囲に生えている黄色い花はヤマガラシというそうです。
近年、急に増えてしまった。
山の方に入り込むのを防ぎたい。
他の団体が植えたのだけど、その団体は解散してしまった。
みやま会の事業として除草ボランティアをやりたい、ということでした。
湿地を渡るとそこはすぐ山のそばでした。
目の前が山の斜面です。
湖にそそぐ小川が勢いよく流れていました。
「今、ヒリヒリヒリと鳴いたのはサンショウクイです」
近くの木にいて、サッと隠れた鳥についても
「今のはコムクドリのメスで、腰が白かったから間違いないです」
「アオジが鳴いていますね」
山の近くに来たら、濃いピンクの花がときどき咲いていました。
「こんなところにクリンソウが」
事務局のKさんがヤドリギを持ってきました。
小川に落ちていたのを、誰かが拾ってくださったそうです。
Kさんは
「じっくり見られるのは珍しいから」
せっかくなので、びしょ濡れのヤドリギを見ました。
4につづく。
![](https://assets.st-note.com/img/1718274302463-78viNZVs1t.png?width=1200)
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