自律神経を整える*𓈒2
自律神経を整える上で、個人的に大切だなと思ったこと。
ライフサイクルから今の身体と心の状態を知る
私は、現在46歳。
年齢的に更年期(閉経前後5年の期間:一般的に45〜55歳頃)にあたります。
自律神経の不調と更年期症状は、とても似ています。
というより、更年期症状の一部が自律神経失調症の症状なのだと捉えたほうが良さそうです。
更年期の身体の変化
女性は生物学的に出産するため女性ホルモン(特にエストロゲン)に守られているそうです。
そのバリア機能を果たしていたエストロゲンが低下していくのだから不調になるのは仕方ないとのこと。
閉経前の女性と男性では、動脈硬化などによる心疾患が男性のほうが多いのに、閉経後の女性と男性では同じくらいになるという医学的数値からもエストロゲンが身体の臓器を守っていることが証明されているそうです。
年齢的にも自律神経が乱れやすく、仕方のないことなのだとわかると少し安心します。
私の場合、もともと、子宮腺筋症を持っているので婦人科から黄体ホルモン剤の薬物療法をしていました。
ずっと婦人科のクリニックでお薬をもらっていたのですが、更年期症状を言っても先生が納得いく説明してくれなくて不安がありました。
今回、よい機会なので体調を崩して救急搬送された近くの総合病院🏥の婦人科でも診てもらいました。
婦人科は初診となるので、血液検査、子宮頚がん・子宮体がん検査・その他ウィルス検査をして、その結果を見て説明してくれました。
説明時間1時間ほど👀!
子宮線筋症の治療法は間違っていないので、お薬は継続する方向で納得する回答でした。
先生が時間をかけて説明してくれたのは、今の症状全てが更年期かどうかについて。
更年期と言えば更年期症状に当てはまるけれど、症状が気になるところはきちんと専門の課を受診して欲しいとのことでした。
「餅は餅屋」のことわざがあるように、不安が気になるなら心の専門家に、動悸が気になるなら循環器内科へ。
更年期で死ぬことは無いけれど、何か重篤な病気が隠れているのかもしれない。
そこをきちんと検査した上で、異常がないことがわかっても不調があるのなら、更年期だねという診断になるそうです。
でも、更年期に入っているし、その影響もあって自律神経の不調が出ていると考えられるとのこと。
この年代の多くの女性が不調を訴えて婦人科を受診するそうです。
初めは更年期の不調を強く訴えていた患者も、受診を重ねていくうちに、前回の不調のことは言わなくなって、先生が確認すると、完全には無くなっていないけれど気にならない程度に受け入れられるようになっていく方が多いそう。
不調の波を繰り返しながら、緩やかに閉経していく期間、これが更年期なのだと、今の年齢的な自分の心と身体の状態がわかると、安心の感覚が芽生えました。
多くの女性が経験している自然の流れだと、きちんと説明を受けることで、私だけではないのだという心強さは安心に繋がります。
先生は、更年期の変化と思春期の変化を合わせて説明してくれたのですが、それがとても納得でした。
思春期の身体の変化に多くの女性は驚いたはずなのです。初めてきた生理や生理痛にどう対処すればよいかわからなくて戸惑ったはずなのです。
それと同じで更年期の不調に驚いて戸惑うのは当たり前のことなのです。
振り返れば母親が居ないので、女性の変化の対応がわからないのです。
思春期も対応に困ったし、今も更年期で困っているのですが、きちんと対応してくれる先生や、今の時代は調べて対処法がわかるのでありがたいですね。
自律神経を整える上で、ライフサイクルから今の自分の身体と心の状態を知ることは大切だと思います。
若い人であれば、若い人ならではのモラトリアム期間の悩みや不調もあるはずです。
30代ならば30代ならではの問題やストレスがあって不調があるでしょう。
今は、ネットで調べればなんでも検索でき、良い本も沢山あります。
その不調が私一人では無いのだと知ることで、幾分救われ少し不安が減るはずです。
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