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【フリーランスのはじめ方】 お仕事獲得までのロードマップ

フリーランスカメラマンのクリスです
前回の記事では
「フリーランスの準備」をお話ししましたが
今回は「お仕事獲得までのロードマップ」について、フリーランスを続けるためにとても重要なポイントをまとめています

私がコネやつながりのない東京でどうやって仕事を獲得してきたのか?
考え方や方法について、色々お話をしたいと思います。
フリーランスになってから、やる気はすごいある!だけど仕事がない。。
そんなスタートをきる方もたくさんいらっしゃるかと思います

東京に出てから実際に私が仕事を獲得してきた流れや体験談や
今思えばこのルートが良かったかも、、
みたいなお話もできればと思いますが
お金が生まれるきっかけになる大事な話なので
念の為、こちらに注意点を記載しておきますね

これからお話しする内容は
あくまで私個人の経験談や感想です
時代や職種、地域の現状など外からの問題や
個人の経歴、実績、能力など内側の要因も相まって生まれてくる結果なので、もちろん個人差はあります。

記事にまるっきり偏るのではなく、そんな話もあるなと参考にしながら、みなさんなりの活用方法で実践してもらえれば幸いです。
大切なことですがフリーランスは全てが自己責任です勝ちも負けるも人のせいにしない!これは鉄則です。
※ 漫画編集者さんは、売れたら作家さんのおかげ、売れなければ編集者の責任  というような謙虚なマインドをお持ちの方もいるようです。

その代わり、コツさえ掴めば楽しめること間違いなしです。
自分で歩む道を作り、自分で選び選ばれた人たちとも繋がって満足に近づけるお仕事との出会いがあることを願って実行してみましょう



□こんな方々におすすめの記事です
・これからフリーランスの働き方を検討中の方
・フリーランス/個人事業主を始めたての方
・フリーランスの営業術・予定管理・お金の知識など知りたい方


【フリーランスのはじめ方】
全7記事をマガジンで配信予定です
他にも気になる記事があればぜひチェックしてみてください

  1. フリーランスのはじめ方

  2. お仕事獲得までのロードマップ

  3. 効率よく仕事を進めるスケジュール管理

  4. 確定申告をラクにおトクに

  5. フリーランスのお金の話

  6. これからの働き方と暮らし方

  7. 番外編 年代で変わる価値観


お仕事獲得までのロードマップ


・はじめに

お仕事を獲得したいとき、考えることは
「仕事がたくさんある人・仕事が来ない人の違いは何なのか」
極論を言うとまず大切なのは「人柄 」です
10年くらいフリーカメラマンをしていて感じるのは良い仕事に選ばれる人、たくさん依頼されている人は写真が上手、仕事ができるという以前に、
「人として惹かれる人、また次回も会いたい人」です。
そんな人に依頼が集中しているなと実感しています。だからといって今まだ、自身で魅力が少ないと思っている人に、
ずっと仕事がこないわけではないのです。
あなたの周りの、好きな人はどんなところが魅力的ですか?
例えば絵が上手い、話し方や声が好き、料理が上手
逆に絵が下手、話し方が下手、料理が下手でも
なんだか素敵に思える人はどんな人でしょう?
まずはそこから考えはじめて、自分の魅力を知ること
その魅力をどう伝えるかどう仕事に活かすというのがポイントです
自己分析 → 制作 → 発信 → つながる → 実績 → 発信 → 受注 → 実績…

という始まり方がロードマップの大きな枠となってきます。それでは新たなスタートのための準備をしていきましょう!

・自分のことを知る

まずは自己分析から始めてみましょう
自分のアイデンティティを書き出してみること
経歴・資格・実績・好きなもの・嫌いなもの・思い出の話など。
30歳なら30年間、自分自身で選んできたものがそこに詰まっていると思います

1枚の白い紙に、写真や言葉をまとめてみてもいいです
可視化することでイメージしやすくなります
そんな自分マップを作る時に**「Xmind」**という便利なアプリもあるので
ぜひマインドマップを作成するのに活用してみて下さい
無料アプリでできる範囲で十分使えています
自己分析で自分の歴史や好みや実績を知ることで
今後のステップアップ、実績作り~発信、営業にまで影響してきます。

自分のことをどうみてもらいたいか?
他と何が違うのか?
カメラマンやクリエイターじゃなくても
「競合となる人との差別化」という点では
どのフリーランスも同じだと思います


・仕事獲得のための方法


1: 実績になる仕事をする

お世話になった、たくさんの先輩方の話を聞いて感じたのは
「損して徳を取る」ということ
はじめた頃、とにかく欲しかったのは実績
無闇にアピールしようにも実績がない
営業しても実績がなく何ができるのか示せない。。じゃあどうするのか?

初めは自分からリスクに飛び込んででも
実績をとる。

ギャラが安い、ハードワーク、立場が辛い。。
そんなことはひとまず気にしないです
それよりもっと大切なのは
次のステップにつながる仕事か
自分の名刺がわりになる仕事か

10年、20年と一緒に働きたい人との案件か
どれかクリアしてればきっと実績になる仕事だと思います!

駆け出しは物いりでお金も欲しいですよね、、
スケジュールもお財布も埋まって満足したい。。でもその欲だけに陥ると抜け出せなくなります。

変化もなく、収益も上がらない、スキルアップもない。
そんな日々で30代、40代と進んでしまうと取り返しがつきません。。
自分がこれから1年後、5年後、10年後
どんなステージに立っていたいのか
目標を定めれば、どこに一歩を踏み出すべきか
自ずと見えてくると思います

大切なのは予定を詰めすぎず「コントロールできるようにすること」
準備も含め勝負仕事を待ち構え続けることです


2:SNSで知ってもらう / insta・twittter・note
実績になるようなものができてきたら
次は「発信」すること。

今の時代、さまざまなSNSがあるので正直なところ更新も大変です
SNSマーケティングなどに詳しいわけではないのですが、見てもらう、知ってもらうプラットフォームは活用すべきだと思います。

SNSを見て連絡がもらえたり、営業先に実績や自己紹介として、履歴書のようなカタイもの以外に、普段の自分に近い姿の投稿や考えてることを発信しているだけでも、うわべでない本心に近い自分を知ってもらえるはずです
そんな一面を見せることで少しでも信用を得ることができるはずです

選ぶ側が見たいのは、形式的なアウトラインではなく、あなたがどんな性格でどんな色をもって、どこに向かって行くのか
内面も含めた印象を見たいのだと思います

自分のSNSの利用方法:
Instagram・・・最新の仕事実績を投稿・ストーリーズでは日々のスナップやプライベート発信
Twitter・・・トレンドなど情報収集と、日々の思いをつぶやく、宣伝など
Note・・・今までの仕事・生活などの経験談を発信、収益化も見込む
実績が少したまってきたら、自身のHPも作ってみましょう!
経歴や実績、自分のポートフォリにいつでもアクセスできるような場所を作ること。

こうした発信を行うことでただ自分を売り込むのではなく気になった人が
いつでもどこでも少し覗けるような場所を作っておくことが重要です。
頼みたいかどうかは、買う人が自分で勝手に決めますので。
という時代なのでアプローチの手段や方法、距離感も大切です



3:つながりを作る(職場・人と話す・自己PR・キャラになる)

お仕事獲得の重要なポイントは、
頼みたいと思ってくれる人を増やすこと

そのためには、色んな人と知り合うことも大切です。目の前の現金にだけ手を伸ばしてもいけません!人との出会いの場所、それは意外と身近にあったりもします。
前の職場、ちかくの飲食店、学生時代の友人などに、自分がフリーで活動している話をしてみたりこうなりたい!
と話してみたりすることも大切です
発言し続けることで案外のどこかにひっかかることもあります


4:プラットフォーム活用(Wantedly・クラウドワークスなど)

つながり以外で新規案件獲得を得るためには 自分から慣れない場所に飛び込む勇気も必要ですが、クライアントに直接アクションする以外にも 採用情報のプラットフォームを活用するという方法もあるのです。

例えばWantedly、クラウドワークス、ココナラなどがあります お客さんの雰囲気や費用感なども含めそれぞれの価値観があるので いろんなサイトを覗いて、自分の探すお仕事があるかみてみてください!

自分の仕事探しもそうですが お客さんとして、名刺やHP作ってもらったり アイコン用に似顔絵のイラスト作成などにも活用で来ます


5:企業へ直接アクション(外部パートナー募集・直接メールなど)
Googleでいろんな採用情報など検索をしていて気づいた募集ワードは
「外部パートナー募集」です。
これが意外とたくさんの会社が行っていて
自社サイト内での一文だけの募集でパートナーを募り、案件ごとにお願いしたいものがあれば連絡します!みたいなものが多いです

会社の中では出たり入ったり、減ったり増えたりしているので、日々採用情報や求める職種などは動いています

大金を使って採用サイトを作ったり
繰り返し代理店で募集をしている会社もあれば
自身のサイトでも一緒に働いてくれる仲間を探しているところもたくさんあるのです。一度、営業してお返事がなかった所でも
また募集していたら何度もメールします

ふとしたタイミングで求める人と出会えさえすればつながるのです。
そんな大切な可能性は必ず捨てないでください 実際に「何度もメールくださったようで、ありがとうございます」 とお仕事につながった経験も何度もあります。
本当に迷惑ならただただ無視してくれるので、
粘り強く伝わるように続けましょう

新規で繋がりのないところから仕事を探す時に活用してみてほしいのは 採用情報サイトなどのプラットフォームから、対象企業を探してみること。
ここに募集をかけている組織は、人手が足りていないので おそらく、お仕事の案件数が増加しているか新規展開などがイメージできます
募集の職種がなかったり、以前に募集していたけど終了していたりするところに ぜひ直接、メールでアピールしてみてください


6:忘れられない人になる(継続のコツ)

精神論的な題目ですが、
これがけっこうポイントです。

爪痕を残すとか、こびをうるとかではなく
普通に話ができたり仕事ぶりの印象で頭に残るような人がイメージも良いですよね

一番大切なのは、初めての仕事や担当の方のことをより知ること。

相手の温度や距離感は把握しつつも、相手やその仕事のことを深く聞いてみること。
話の流れで自分の過去や経験談を
自慢やアピールではない形でお話しすること

私が信用できて記憶に残っている人は
仕事に対する責任は感じるけども
変なプライドがなく、自分のことや考えを割とオープンに話してくれたり
仕事に対して真摯に向き合っている方でした。

上手とかオシャレさとか、奇抜さがなくても印象に残る人ってたくさんいますよね。
妙に目が輝いていて暑苦しくても、多少不器用でも何かに対する熱量や姿勢が背景にあることは伝わるし、何より重要なポイントだと私は思っています。


7:価値のある人になる(本物であること)

忘れられない人とにているようですが仕事や人に対する姿勢や熱量とは別の話で、実際にその人の背景やその人自身にバリューのある人になるというお話です。

有名人の方って別に目が二つ、口が1つで歩いて話す同じ人間だけど
ステージに現れたら興奮するし、道でバッタリ会えたなら感動しますよね。
これは見た目や才能ももちろんですが
その人の背景にある実績がその人を輝かせてくれているのだと思います

今までどんなチームで、どんな活動や仕事をしてきたか。それは学歴などで判断する人もいるかもしれませんがボランティア活動や、オタク活動の熱意に魅了される人もいると思います
熱量を持って続けることで、仕事じゃないことでもそれはプロフェッショナルな姿勢を垣間見ることはできます

さらに展開していくと、
その熱量を深く進んでいき発信してみること
何かのコンテストに出てみたり、評価されてみることでわかりやすくあなたの熱量が金メダルのような形になって、周りにも伝わりやすくなってくると思います。

誰かの真似をする
売れている人を模倣するのも
はじめは良いかもしれません
ですが、本当に価値のある人はよりオリジナルを持っている「ほんものの人」です。真似や模倣から、本当の自分のスタイルや自分らしさを抽出していって、その先に進んでみるとより良いサービス・制作に満足してもらえるはずです

・1つの仕事を継続的に受けるためには(実力・人柄・つながり)

今まで話した内容は仕事を得るための手段ですが、今回は舞い込んだチャンスを継続させるために、どうしたら良いのか?

これもまた、こびを売ったりよく思われよう
仕事ください〜という雰囲気では 本当の継続にはなりません。

欲を出すなら制作物やサービスに対して、貪欲に追求して見てください
依頼主がよっぽど嫌々仕事をしている人でなければあなたの制作意欲や姿勢、これまでの実績以外も踏まえて評価してくれるはずです。

とはいえ、自分がどんな人と継続して仕事がしたいかと思うと大人としての常識があり、身なりもそれなりにきれいで、話していて面白い・興味深い人。
もちろん大変な仕事もあるけど最終的には楽しそうに仕事をしてくれている人を尊敬します
周りや会社は関係なく、私とあなたでどんなものが生まれるかに興味を持つこと 真っ直ぐに話ができる関係を築ければ、お仕事は続くはずです。

クライアントさんとの関係というのは上記のようなイメージで、実際に行動として取るべきは、常に課題に疑問を持って暑苦しくない程度に提案や質問を続けることも良いと思います
言われたことを進めるだけでは、本当に誰でも良い仕事になります。

自分なりの見解、疑問、提案は怖がることなく続けるべきだと思います
しっかり案件に向き合っていれば、間違った質問など出てこないので より深く仕事を進めることができ、1つの目標に向かって共に上がっていくと思います

・これから先の仕事の受け方(どこでもできる働き方)

1つの会社や職業で定年まで働くという時代はもうだいぶ昔の話です
クリエイターでも事務職でも、会社員として入社していても
副業をしている人はどんどん増えています
日本で働く上で、ここにいれば安心という保証は無くなっています
フリーランスを選択されたみなさんは、
「安定」の優先順位は少し下なのかなと思っています。
それよりも優先すべき、自分の働き方・稼ぎ方・暮らし方を構築したいのだと思います。中には会社という組織で働くことが難しい
どうしても合わないという方もいるでしょう

そんなフリーランスの方々皆さんに共通して言えるのは
これからどんどん個人レベルで、自己責任の働き方が増えてくると思うので
自由にどんどん複業しましょう!ということです
コロナ禍でよりNET上での仕事のやりとりが格段に増えました
クライアントさん達の出社・オフィスなどに対する意識も変化し続け
メディア・広告・エンタメや仕事内容も働き方もすごいスピードで進化しています。求められるスキルや経験、人材も変化し続けるので先回りして技術や知識を習得しましょう。

会社員をしながら、フリーでデザインナー・漫画家・動画制作をしたり
自分のネットショップを開いたり、さまざまな選択肢で溢れています
カメラマンをしていても、写真の仕事は時代で大きく変化していて
フィルム → デジタル、印刷 → web、写真 → 動画広告へ
1本の柱だけだと、太くても折れればゼロです。
細くても、まだ短くても3本の柱があれば、また違う柱を育てることができます
時間や場所が決まった自分の足で動く働き方(デザイナー・動画制作など)
時間や場所が自由でストックしていける仕事(webshop・)
時間をかけてストックしたものが自動で売れていく仕事(書籍・ブログ・web講座など)


この3本柱の働き方が、時間・場所の負担が分散されストレスも少なく
バランスの取れたこれからの働き方として良いのではないかと考えています
住む場所も自由、服装も髪型も自由で
どこでもいつでも自分の働きたいときに動ける
そんなバーチャル世界での働き方が主流になってくるのも
すぐ近い未来かもしれません


次回は、【フリーランスのはじめ方】 効率よく仕事を進めるスケジュール管理編を作成予定です お時間あればぜひのぞいてみて下さい
前回の「準備編」もこちらからご覧いただけますのでぜひ


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