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【フリーランスのはじめ方】はじめる前に知っておこう


新卒採用で入社した会社で4年間
転職をして3年間働き
その後、
上京していきなりのフリーランス
30歳を目前に、修行のような日々に舞い戻る


毎日忙しく働き、毎月お給料が出ていた
あの頃の生活とは大きく変わり
安アパートにひとり暮らし
いつ仕事が入るかもわからない不安。。


会社員からフリーランスになったら自由になる!

働いた分稼ぐぞ、頑張るぞー!

と意気込んでおりましたが
ぶち当たるであろう様々な壁に
とにかく当たりました。
新規営業、確定申告、予定とお金の管理

そんなつながりも仕事もお金もない私が

フリーランスとして仕事を始めてから
なんと
約10年間も東京で暮らせているのです

結婚して、子供も2人生まれ、
住宅も購入できました。



私がフリーランス人生10年間で得たいろいろ
仕事やお金の知識、経験、対策をまとめましたので

これからフリーランス / 個人事業主になる方

フリーを検討している方
すでに活動されている方
ぜひご覧いただければと思います


私がかけ出しの頃、何にも知らずに失敗したこと
損してきたこと、そんなたくさんの
無駄な経験をしないように。
知っていたらできたのにってことは
本当にたくさんあるのです。


10年かけて得た仕事・生活・お金のあれこれ
皆さんに少しでも参考になれば嬉しいです


□こんな方々におすすめの記事です
・これからフリーランスの働き方を検討中の方
・フリーランス/個人事業主を始めたての方
・フリーランスの営業術・予定管理・お金の知識など知りたい方


【フリーランスのはじめ方】は全7記事をマガジンで配信予定です
気になるお話があれば、ぜひ一度のぞいてみてください


「 フリーランスをはじめる前に知っておこう」


・はじめに


はじめまして、フリーランス(個人事業主)として
約10年間、カメラマンの活動をしているクリスです
高校生の頃は、安定した企業に就職し60才定年まで勤め上げ
退職金で、なに不自由のない老後。

そんなイメージをしていましたが
昭和から平成へ、そして令和
時代は変わり
働き方も自身の価値観も大いに変わりました


私の場合、カメラマンという職業柄
仕事の本場は東京だ!
そんなイメージをもって上京し
たまたまフリーランスがスタートした訳ですが
結果オーライ。今では自分に合う活動の方法にたどり着き
本当にフィットした働き方に助けられ今は満足です

満足の理由は
・スケジュールが自由
・仕事を選べる
・いっぱい働ければ収入が上がる
・うまく進めば仕事が増える
・自分次第で全てが変化していくことがやりがいになる
・依頼が増えたらモチベーションもさらに上がる

しかし、こんなにとんとん拍子に進むことも少なく
もちろんフリーは良いことばかりではないのです
会社員と比べてもリスクや不安はたくさんあります

「何かを得たら、何か失う」
他の人より得るものがあれば、失うものもたくさんある
私はそんな気持ちをもちながら活動しています


10年前と比べ世界は大きく変化しているように
これから先も時代はどんどん変わってきます
会社員だから職も生活も安定という約束はもうない
「自分で仕事を作る時代」になる

WEB・SNS・AIの進化 そこに反応し続ける人々の中で
人間が人として価値のある働き方をする
誰でも良くない仕事で
少し特別な存在になることがマストになる

これからはフリーランスが大いに活躍できる
そんな世界が広がるイメージをもちながら
フリーランスを目指す方
これから活動したい方へ向けて

たくさんの情報を発信できればと考えています


・フリーランスと会社員との違い


フリーランスって何だろう?
働き方・収入・保険など会社に属する働き方との違いから
理解を深めていきましょう


:契約形態
企業に属さないで、仕事を受ける働き方
自分の技術・経験・知識・センスを活かしてお金を生むので
案件を多く受ければ、その分収入も増えますが
案件完結までの全てのプロセスは
自己責任で進むので
その分プレッシャーもあり
それは同時にやりがいでもある


:収入額
決まった月収や年収はなく
受けた仕事内容により大きく変化します
お仕事完了の翌月や翌々月の支払い
ということもあるので
毎月の収入に左右されず、
年間収益をイメージして
活動することをお勧めします
職種によっては繁忙期や閑散期があるので
月の収益だけ見ると、はじめはアタフタしがちです


:社会保障
厚生年金(会社員の方)→国民年金に切り替え
健康保険→国民健康保険に切り替わる



・フリーランスの良いところ


:予定が自由
年間通して仕事もプライベートも予定が自由
私の場合、3ヶ月先は基本的に真っ白です
だいたい1〜2ヶ月前くらいにスケジュール打診が入り
予定表の空きを埋めていきます
Googleカレンダーで色別に、
撮影・MTG・納品日など管理して
一目でキャパ判断できるようにしています

スケジュールの管理方法によっては
新規案件を獲得しやすくなったり
売り上げも左右することになるので
フリーランスにとって重要なポイントなので
「効率よく仕事を進めるスケジュール管理」
で詳しくまとめています。

プライベートのスケジュールも優先して組めますが
新規案件獲得のためにアピールしていた頃は
お仕事優先で予定を組んでいたので、
舞台公演・LIVEなど事前に予約が必要なものは
ほとんど行ってませんでした!


:給与が自由
1件10万円でお願いしますという依頼もあれば
こんな内容ですが見積書いただけますか?
という場合もあります。
後者の場合、案件内容に対して
自分の働きはいくらの価値があるのか?
自身で設定する必要があります

見積書を出す=自分の給与を決める ということ。
自由に報酬を設定できるかわりに
相場を知り、クライアントの価値感がよめないと
案件自体がささっーと消え去りますのでご注意を

ちなみに私は、この見積という制度がとても苦手です
高く見積もれば仕事は消え去り
安く見積もれば、買い叩かれる
こちらのメリットゼロなのです。

もちろんご予算もあるので、
少しくらい希望額より低くなっても良いのです
よっぽどでなければ、お仕事は一緒にしたいものです


:仕事を選べる
極端に言えば、カメラマンをしながら
ドーナツを作って売って、SNSコンサルをして
シーシャ屋さんでアルバイトしてもいいのですが
ここで言いたいのは、

はじめは、どんなお仕事でもやります!
やらせてください〜
という感じで駆け出しますが
キャリアを構築してから
自身の価値を高めるために
仕事を絞るという時期が来ます


自分の得意なジャンル1本でも勝負できるし
幅を広げ、新たな領域に常にチャレンジできるということ
会社にいると決まったクライアントさんとのお仕事が
多いけど、フリーランスは新規クライアントとの
ビジネスチャンスがゴロゴロ転がっています
なにを選んで、なにを手離すかはあなたの自由です

「お仕事獲得までのロードマップ」の記事内で
お仕事ゼロ時代からの試行錯誤と
そこからどう変化できたのか
を詳しくまとめています



・フリーランスの注意点!


:自己管理・自己責任
フリーランスは時間もお金もスケジュールも自己管理
もっと言うと身体・健康管理も自己責任
会社に属していると有給休暇や、体調が悪くて誰かに
仕事を代わってもらうこともできるけど、フリーは難しい
そのための対処法として、横のつながりや先輩、後輩の繋がりで
手伝ってもらったり、緊急の際に対応してもらえたりと
持ちつ持たれつの関係を築いておくことも重要です

遅刻をしたり仕事でミスをしてしまっても
会社が負担してくれることもなく自己責任です。
時には自己負担で弁償したり、
ミスを補うための支払いを負担することも

:ローンが通りにくい
フリーランス・個人事業主は収入が安定しないことが多いため
会社員に比べてローンの審査が通りにくいです
実際に、マンションを購入するときに
いくら私の収入が多くても貯蓄額が多くても
安定した月収を約束できる妻の方が信用があったので
私は審査が通らず、妻が通りました。。
会社員の妻、ありがとう。



:産休育休がない
妻は会社員なので、仕事は休みでも産休育休中に

雇用保険からお金がもらえる時期がありましたが

フリーランスにはそんな保証はございません。

休んだらその時は無収入です。

妊娠・出産をお考えの女性は、
会社員時代に
産休育休をとって、
休みではないので大変な期間ですが

フリーランスへの準備期間にするというのもありです


:将来の保証なし
ひとまず、独身×フリー駆け出しの場合は

とにかく実績とお金を貯めていきましょう!
結婚、出産などで家族を養う立場になると
身動きが取れなくなります。



20代の私に伝えるなら「損して徳を取ってください」

安くても受けまくるという意味ではなく

急がば回れというイメージで

実績を取れる仕事は、安くてもメリットが大きいです
生活のためのお金になる仕事も大切だけども

将来の大きな仕事のために
自分の価値を高めることが重要です
。

いつ仕事がなくなって無収入になるかもわからない
将来の先行きが見えにくいのがフリーランスです

ですが、これからの時代、会社員も同じだと私は思っています
安定に身を置きながら働くよりも
常にピンチに立たされながら
未来のために知識を蓄え、技術を磨き、
人脈も作って、切磋琢磨する方が
よっぽどこれからの将来を作ってくれると思います

将来の保証がないので、
時代にも流行りにも敏感になります
常に競争の場にいるので
自己分析・業界分析も習慣化されていきます


:年金少ない月6万円、、どうしたらいい?
日本の年金制度について
会社員は給与から天引きされますが、
フリーランスは自分で支払います
国民年金の保険料(2023年)毎月16,520円

それが、土台の一番下「国民年金」(基礎年金)
会社員や公務員はその上に「厚生年金」が上乗せ
さらにその上に「企業年金」などが加算されて
基礎年金(64000円)+厚生年金(98000円)
+企業年金(19000円)
ざっくりこのくらいになるけれど

フリーランスは、1階部分の6万円くらいだけです。
かなり少ないです。。
対処法としては、自分で年金を貯めること
詳しくは「フリーランスのお金の話」
でも詳しくお話ししますが
「iDeco(確定拠出年金)」「小規模企業共済」「NISA」など
いろんな方法で老後に備える方法はありますので
60歳になって困らないように今から備えておきましょう

・フリーランスに必要なスキル


:分析力(仕事・自己分析)
どれも重要ですが、自分を知り相手を知ることが
一番大切かもしれません
今までの活動や実績を振り返り、
どこに向けてアプローチしていくか
時代を知り、アピールしたい先のクライアントも研究する力

:スケジュール・納期管理
フリーランスの場合、いろんな段取りや納期がある
複数のクライアントと仕事を同時に進めていくことが多く
予定管理能力は必須です
実際にどんなアプリや書式を使いスケジュールを効率よく
間違いなく進めているのかをまとめていますので
こちらもご覧ください
「効率よく仕事を進めるスケジュール管理」


:コミュニケーション力(伝える・受け取る)
会社員や公務員でも、仕事を進める上でとても重要な能力ですが
フリーランスにおいては自分から仕事を獲得していく上で
相手に何をどう伝えて自分の必要性を知ってもらえるのか?
そして、実際にお仕事を進める上でも
スムーズに良いものを提供できるように
どんな準備・共有・提案ができるのかがとても大切です


:基礎知識・基礎体力
フリーランスになって必然的にものすごく勉強しました
知っていけないといけないことが、たくさんあります
別名、個人事業主というくらいなので
「事業」を行うとお金が生まれます
開業届、確定申告、納税。。
学生や会社員時代には言葉さえ知らなかった
フリーランス開業の基礎知識は
「確定申告ラクにおトク」にで詳しくまとめています

カメラマンという仕事をしていると常々、どこかしら痛めます
肉体労働はしても筋トレやストレッチなど
体に良い運動はできていません。。
大切なお仕事の時に、体調を崩したり腰を痛めていたりして
イメージ通りのパフォーマンスができず
悔しい思いをしたこともあります。
そこからランニングをしたり、
ストレッチやプールに通うようにもなりました
基礎知識と基礎体力は
フリーランスを守るとても大事なことなのです


:好奇心・行動力
仕事相手や仕事内容に興味を持てる力
それを深く知るために行動できる力があると
フリーランスでの仕事を進めやすいです

自分の好きなことだけや知っていることだけで進めるよりも
クライアントや担当者、商材に少しでも興味を持てれば
話も弾み、目的を取り巻くアウトラインもはっきりしてきます
つまりは関わる組織、人物、作り手と
その想いなど背景が浮かび上がり
それを知り理解して、話を進めるだけでもきっとうまくいく

自分の仕事を知っていてくれたら嬉しいし
自分の話をしてくれる担当者さんとは話が弾むように
相手に対しても誠意をもって興味を持つこと
「相手を想い、知り、考えること」の力は
良き関係性を作ると考えています




「フリーランスのはじめ方」
まだ初回なので少しづつのお話しでしたが
カテゴリごとに基礎知識や自分がフリーランスで得た経験など
いろんな実体験や情報をお伝えできればと思っています


次回は、【フリーランスのはじめ方】準備編!
これから以下の項目も投稿予定です
ご興味あれば
ぜひのぞいてみてください

【フリーランスのはじめ方】全7記事、掲載予定

1. フリーランスのはじめ方
2. お仕事獲得までのロードマップ
3. 効率よく仕事を進めるスケジュール管理
4. 確定申告をラクにおトクに 
5. フリーランスのお金の話
6. これからの働き方と暮らし方
7. 番外編

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