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【フリーランスのはじめ方】準備編

フリーランスカメラマンのクリスです
今回は、フリーランスのはじめ方「準備編」です
「はじめる前に知っておこう」の記事では
フリーランスってどんな仕事?
という内容をお伝えしましたが

これからお話しする内容は
走り出す前に、服装・シューズ・帽子を用意しておこう
怪我しないようにストレッチもしてね
というようにスムーズな走り出しのための準備編です

私自身、準備不足でスタートしたこともあり
後から書籍やweb・知り合いから聞くなど情報をかき集め
なんとか今の地点までたどり着けたという感じで
けっこう損してます。。高校とか大学で教えて欲しかったです
そんな思いをしないようにしっかり準備しておきましょう!

【フリーランスのはじめ方】
この準備編をはじめ、フリーランスで失敗しないための
全7記事をマガジン配信予定です
気になるお話があれば、ぜひ他ものぞいてみてください


□こんな方々におすすめの記事です
・これからフリーランスの働き方を検討中
・フリーランス/個人事業主を始めたて
・フリーランスの営業術・予定管理・お金の知識を知りたい



フリーランスのはじめ方 準備編


◻︎ 今回の「準備編」全項目をダイジェストで説明


フリーランスはじめの一歩「開業届」
提出すると青色申告(節税)できるようになります

会社員から切り替わる「年金・健康保険」
フリーは年金が少ないがどう対策するのか?

さまざまな申請に必要な「マイナンバーカード」
手続きをシンプルに効率化するためのカード

会社員時代に作るべき「クレジットカード」
機材購入・交通費などクレジットでまとめて決済

売り上げ管理や確定申告に役立つ「事業用口座」
生活と仕事のお金をきっちりと区別しておこう

「名刺・SNS・HP」を作っておいて
自分の力を見てもらうための発信をしよう

※新たな業種にチャレンジする方は
 PRの前に実績作りもしていきましょう

それでは各セクションでさらに詳しくご説明していきます!

・開業届

開業届とは
個人事業を開業したことを税務署に申告するための書類
※お仕事スタートから1か月以内に税務署に提出する

開業届を出すことで
確定申告の青色申告特別控除(節税対策)
を利用できるなどの大きなメリットがあります!

開業届とともに青色申告承認申請書も提出
この2つをクリアしてから確定申告を行うことで
最大65万円の青色申告特別控除が受けられます
節税のためにとっても重要なポイント!
詳しくは、確定申告の記事でご説明します。

※個人事業主・フリーランスの場合、年間48万円以上
 給与所得者は副業で年間20万円以上の所得
 を得たら確定申告が必要

・国税庁のHPからダウンロードして提出しよう
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/pdf/h28/05.pdf

青色申告をするための
「青色申告承認申請書」と「開業届」
この2つの書類は税務署に行かなくても
家計ソフトを使えば簡単に書類が準備できます!
freee開業を使えば無料作成もできます

売り上げや経費などお金の動きを細かく記載し
帳簿をつけなくては青色申告ができませんが
私が使っている会計ソフトは「freee」
確定申告は、ほぼ項目チェックだけで完了
チャットサポートもスムーズでかなり便利です

これは宣伝でも何でもありません!
弥生やマネーフォワードなどもあるので
ぜひ皆さんのお好みで使ってみてください


・年金、健康保険の手続き

下記より引用
https://egrant.co.jp/outsourcing-salon/kokumin-nenkin-kikin/


:年金

会社員からフリーランスになる場合は「国民年金」に加入
居住地の市区町村で手続きします

年金手帳、離職・退職証明書、社会保険の資格喪失書など
退職した日付がわかるもの
フリーランスは厚生年金に加入できません。。リスキーですね。

厚生年金に40年間加入、平均収入が約40万円/月だった場合
約9.1万円/月 国民年金と合わせると約15.6万円/月受給できる
フリーランスの年金はここまでありません 約6.5万円/月。退職金もなし! 

:健康保険

下記より引用
https://freelance-media.jp/knowledge/health-insurance/


会社員の時に加入しているのは「一般被用者保険」
保険料を会社が半額負担。会社員の大きなメリットですね
給与から自動で引き落としのため個人で納付する必要もなし

フリーランスの健康保険は「国民健康保険」に切り替え
市区町村で運営される公的な健康保険です

退職日が確認できる書類・年金手帳
本人確認・マイナンバーカードを役所に持参
手続きの期限は、退職日の翌日から14日以内


・マイナンバーカードの登録

下記より引用
https://www.kojinbango-card.go.jp/

2016年1月から開始されたマイナンバー制度
主に社会保障・税・災害対策分野の行政手続きを対象に
提出書類を簡素化できます

フリーランスが大きく関わるのは確定申告や納税について
2016年度分の確定申告以降
マイナンバーの記入が義務付けられています。

フリー(法人でない場合)でお仕事をした場合、多くは
ギャランティーの中から源泉徴収税が引かれた金額が振り込まれます。
源泉徴収とは、確定申告期に納税するのではなく
予め報酬から税金分が差し引かれる制度で多めに徴収されるため
確定申告をすることで還付されます。
源泉徴収などのやり取りでもマイナンバーが必要になるため、
取引先から確認されると思うので、私は必須かと思っています

※ 確定申告の電子申告にもマイナンバーカードが必要です!

上記の最後にもあるように役所での手続きにとても便利なカードです
個人情報の保護などで不安を感じる方もいらっしゃるので
遠回りでも使いたくない方もいらっしゃるかと思うのでご自身で判断ください


・クレジットカード作成

会社員と比べ、収入が安定していない個人事業主やフリーランスは
カード審査に通りにくい場合があるため、
今、会社員で個人事業主になろうとしている方は
ぜひとも退職前にクレジットカードを作成しておきましょう!

✴︎私のクレジットカードの使い方

個人用カードと事業用カードで振り分け
フリーランスで日々気をつけることは何がプライベートの買い物で、どれが事業用に必要な買い物なのか?ということろです。レシートや領収書を日々仕分けてまとめるより、ある程度の金額を使うとき事業用カードでまとめていると、毎月の経費計上がシンプルで間違いないです。


・事業用口座の開設

上記のクレジットカードの時にも個人用と事業用に分けると仕分けが便利というお話をしましたが、さらに収入と支出を扱う銀行口座も同様です。確定申告のための帳簿付がまとめやすくてメリットしかありませんので、オススメです

◻︎収入と支出が明確
月・年間単位でいくら収入があって、どのくらい経費がでたか事業で動いたお金だけがまとまるのでわかりやすい

◻︎確定申告が便利
仕事のお金を一か所にまとめることで、事業に必要なお金が明確になるため申告のための数字がはっきりします


・見積書/請求書などフォーマット作成

フリーランスで仕事をしたら発注元から要求される書類があります
それは、見積書と請求書です

見積書・・・仕事にかかるであろう費用をまとめた書類
請求書・・・実際に商品・作業に対する支払いを求める書類

カメラマンの場合は
見積書は会社によって提出しなくてもいいところが多いです
大元のクライアントへの提出が必要な場合や
案件がコンペ段階で金額も含め検討したい場合などは要求されます

請求書
各社用に書面のベースを作っておくと便利です
私は会計ソフトfreeeを使っているためweb上に保存されていて
お仕事別で会社名・ご担当者名・住所など切り替わるようになっています

見積書
書面の形式よりも見積もり内容が重要ですね
自分の仕事がいくらなのか?内容で必要な経費の算出など
プロジェクトに関わる際にどこまで自分と相手のイメージを考慮できるか
そこで見積もり金額が決まってくると思います
前回、いくらでお仕事を受注したかどのような予算配分だったか
なども振り返りやすいですね

・名刺・SNS・HP作成

ここまで準備していれば仕事を始めても大丈夫!
なのですが、営業していく上で最低限必要になってくるツールとして
名刺・SNS(Instagramなど)・HPを作っておきましょう

自分の場合、いろんな方々と名刺交換をしていて
安っぽいもの、こだわりのあるもの
いろんなものをいただきましたが、印象に残るのは
名前がスッと入ってくる名刺です

名刺というくらいですから目的は「名前を覚えてもらうこと」
シンプルに自分の名前を刻むような名刺になればGOODです
※私はなるべく予算を使っても良いと思っています!
 良い紙やデザインで少し話題のきっかけになったりもします

HPについては自分の経歴や作品・実績をまとめて
パブリックな作品公開の場というイメージで作っています。

SNSのInstagramではHPより更新を頻繁に意識して
日々のworksや生活感・様々な思いや考え
を発信し続けるイメージ
投稿とストーリーズでも温度を変えてみたりしています
フォロワーの数で説得力が変わる時代です。。
魅力的なフリーランスでいるために発信を続けることは
今の世の中で避けれないところかもしれません


・さあ、仕事をはじめよう!

最後まで読んでくれてありがとうございます
ここまで準備をしておけばフリーランスとしての
スタートはスムーズに進むかと思います

会社員など組織に所属するのではなく
この世の中を1人でスタートし歩んでいく
そんなあなたへエールを送りたいです

時折、見えない不安に襲われることもあります
少しの失敗にも絶望したり
一緒にお仕事をする人たちにも日々緊張して
仕事で間違いがないようにと
ドキドキし続けることも多いと思います

生活に違和感を感じたり
自分にできることを模索したり
日々の仕事に葛藤したり
みなさん、さまざまなきっかけで
フリーランスとして仕事を始めたのだと思います

その始まりの爆発力を忘れないでください
フリーで活動していると幸か不幸か
初心に帰れー!というめんどくさい先輩や上司がいません
仕事が良くなかったよ。とも言われず
ただただ仕事が来なくなります。

だからフリーランスは
自分自身で仕事を振り返り次に繋げるのですが
真剣に仕事に向き合い、表現し発言し続けていると
気持ちの近い人は歩み寄ってくれます
そして、ちゃんと正直な意見をくれます
そういう言葉にそっと耳を傾け続けて
自分以外の人たちに目を耳を向けてみてください
そうすれば、実績も仲間もついてくると思います


今後も、フリーランスの人に向けた記事を
発信したいと思うので、時間があれば
ぜひ覗いてみてください



次回は、【フリーランスのはじめ方】
お仕事獲得までのロードマップ

これから以下の項目も投稿予定です!

【フリーランスのはじめ方】全7記事
1. フリーランスのはじめ方 準備編
2. お仕事獲得までのロードマップ
3. 効率よく仕事を進めるスケジュール管理
4. 確定申告をラクにおトクに 
5. フリーランスのお金の話
6. これからの働き方と暮らし方
7. 番外編


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