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【フリーランスのはじめ方】確定申告をラクにおトクに

どうもフリーランス10年目のクリスです
前回の記事は、
「フリーランスのスケジュール管理」でした


今回は「フリーランスの確定申告」
についてお話しします。

みなさんも一度は耳にしたことのある
「確定申告」
手探りで専門書を読んだり、さまざまなWEBサイトやブログを調べてみたりと、、

色々な情報を集め試してきた現在は
はじめからこうしてればよかったなあ。。
と思っています

自分にとってよかったものや
失敗談もたくさんあるので
ここでお話しできればと思います



□こんな方々におすすめの記事です

・これからフリーランスの働き方を検討中の方
・フリーランス/個人事業主を始めたての方
・フリーランスの営業術・予定管理・お金の知識など知りたい方
【フリーランスのはじめ方】
全7記事をマガジンで配信予定です
他にも気になる記事があれば、ぜひチェックしてみてください

  1. フリーランスのはじめ方

  2. お仕事獲得までのロードマップ

  3. 効率よく仕事を進めるスケジュール管理

  4. 確定申告をラクにおトクに

  5. フリーランスのお金の話

  6. これからの働き方と暮らし方

  7. 番外編 年代で変わる価値観




確定申告をラクにおトクに


はじめに

フリーランスで活動している人々の会話やSNSで、2月〜3月頃によく出てくる言葉
「確定申告」

そもそも、確定申告ってなに?

確定申告(所得税の)は
1年間の所得(売上から経費などを差し引いた儲け)をまとめて所得にかかる税金を計算し
国(税務署) に納めるべき税額を報告し納税する手続きのことです

シンプルにいうと。。
一年でこれだけ儲けました!と申告する
じゃあこれだけ納税してください。と税務署から連絡がある。提示された金額を国に収める。こういう流れです。

確定申告は、税金を納めるデメリットだけではなく還付金というお金が戻ってくるメリットもあります!


確定申告を行わなかった場合、、
ペナルティは以下の通りです、結構厳しいです。。

  • 納める税金に最高税率20%の無申告加算税

  • 納める税金に最高税率14.6%の延滞税

  • 青色申告特別控除の枠が、最大65万円から最大10万円に減額

  • 2年連続、提出が遅れたら青色申告の承認が取り消し

所得が48万円(基礎控除額)以上ある自営業やフリーランスなど
個人事業主は確定申告が必要です
つまりは、ほぼ全てのフリーランスの皆さんが対象となるのです!!

ここまで読んで、確定申告。。面倒だから適当に済ませたいなあ。。
そう思っている方々にこのドラゴン桜の名言をお伝えしたいと思います


社会にはルールがある
その上で生きていかなきゃならない
そのルールってやつは、
全て頭のいい奴がつくっている

それはつまりどういうことか
そのルールは全て、頭のいい奴に都合のいいようにつくられているってことだ

逆に都合の悪い所は
わからないように上手く隠してある。
だが、ルールに従う者でも賢い奴はそのルールを上手く利用する

例えば、税金、年金、保険、医療制度、給与システム、みんな頭のいい奴がわざと解りづらくして
ろくに調べもしない頭の悪い奴らから
多く採ろうという仕組みにしている

つまりお前らみたいに頭を使わず
面倒臭がってばかりいる奴らは
一生騙されて高い金払わされ続ける

賢い奴は騙されずに得して勝つ
バカは騙されて損して負け続ける
これが世の中の仕組みだ

だったら、お前ら、騙されたくなかったら
損して負けたくなかったら勉強しろ!

ドラゴン桜より

。。けっこう激しめな先生ですね。
でもこれはほんとに名言です。。


青色申告でおトクに(最大65万円控除)


最大65万円控除と言われてもよくわかりません、、
そもそも控除ってなんなのでしょうか?

さまざまな税金額はどうやって決まるのか?
今年度、日本でいくら儲かったか(課税所得額)で決まります
※課税所得・・・税金がかかってくる所得のこと

では、儲かった金額(課税所得額)はどうやって計算されるのか?
売り上げー(経費+控除)=課税所得
600万円お金が入りました(売り上げ)
人件費、機材費などで300万円使いました(経費)

ここまではシンプルですが
ここに「控除」というキーワードが入ります

基礎控除(48万円)・青色申告控除(65万円)
小規模企業共済等掛金控除・社会保険料控除・医療費控除など、控除はたくさんあります

控除がなければ
800-300=500万円
税金がかかっていたけど、

控除が入ったら
800-(300+控除額)=500万円
より少なくなります!
そのため、最終的な納税額が大きく変わってくるのです


ひろゆきさんも話していたかと思いますが
サラリーマンが月給5000円増やそうとしたら大変だけど 、月に5000円節約する方ががだんぜん簡単なのです

売り上げを上げることも大切ですが
日本のルールの中で納めなければいけない税金をルールを、うまく利用して節約することもできます

それはお金を作る(残す)上でとっても大切なポイントなのです

確定申告には、白色申告と青色申告があります
所得金額があまり多くない人は白色申告
ある程度の収益が見込める方が青色申告
を選択する流れがありましたが

今では諸々、ルール改正があったので
所得金額に関係なく青色申告がおすすめのようです


白色申告と比べ多少手間がかかっても
青色申告にはたくさんのメリットがあります


・青色申告特別控除
青色申告特別控除とは、
所得税の計算から一定の額を差し引けるという特典です。

控除を受けるためには要件があり要件を満たすと65万円控除か、65万円控除に該当しない場合は10万円控除を受けることができます。

ここで重要ポイントは
「要件を満たすと」青色申告ができること
その要件(複式簿記など)が個人で記録するのはとっても大変なのです。。

そこで私が頼ったのがfreeeという会計アプリです。流れが広告っぽいですが、、まったく宣伝ではなくてシンプルで使いやすく、どんどんわかりやすくなっているソフトで、節税に向けた対策もできるためフリーランスで青色申告をしたい方にはお勧めしたいと思います

会計ソフト「freee」活用でラクに申告


参考:freeeより


確定申告、特に青色申告を進めるのに必要な内容は以下の通りです。

事前申請:開業届と青色申告承認申請書 記帳方法:複式簿記 確定申告書類:確定申告書B、青色申告決算書 帳簿:総勘定帳、仕訳帳、現金出納帳、売掛帳、買掛帳、固定資産台帳など

あああ、、難しそう。。
もうやる気が出ない。わからない。
そうなってしまいますよね

私の場合、
フリーランスで活動して3年目あたりから売り上げがUP
年収としても少し安定してきましたが
それと同時に、税金も上がっていきました。。

そこで、
青色申告というやつで、課税所得を下げよう!
65万円の控除で税金を抑えよう!
そう思って手探りで申請を進めていましたが
なんと。全くもってきちんとした申請ができていませんでした。。

複式簿記?帳簿?
手書きで月毎の売り上げと経費などは記録して
PCで入力してプリントして提出していましたが全然ダメでした。。

そこで妻に教えてもらったのが、会計ソフトfreeeでした
ものすごく宣伝の流れですがほんとに違います笑。

他にも、マネーフォワード弥生会計など
他にも会計ソフトはたくさんあるので
皆さんが使いやすいものを選ぶのが一番良いと思います!

私はfreeeが簡単で見やすく使いやすかったのでオススメしています


私がfreeeでやっていること

  • 事業用口座(銀行)をfreeeと同期

  • 事業用のクレジットカード(楽天)をfreeeと同期

  • 売り上げが入ったら項目を確認して登録 (freee)

  • 現金やカードで経費を使ったら登録 (freee)

確定申告への準備はこれだけです。
なんとシンプルなのでしょうか。。


確定申告の期間に入ってからは
質問形式に◯✖️で答えるだけでほぼ終わります

私の場合はシンプルで安価なスタータープランで十分でした
年払いにしているので月額980円程度でお手頃です

最終的な節税メリットや
自分で帳簿していく時間と手間を考えれば
もう完全に元を取れております。。

実際にご自身で調べてやってみるのも良いですが苦手なことや難しすぎることは、プロに任せることも大事です。

フリーランスで忙しく活動していく方々にとって「自分でやるべきこと」と「他の人やアプリに任せること」をしっかり分けてみるのも良いかと思います


課税所得・控除について


青色申告の説明で出てきた「課税所得」

売り上げ ー( 経費 + 控除 )=課税所得  この計算で納税額がでます


節約するためにきちんと報告するべきポイントはシンプル
「経費・控除」基本的にはこの2つだけです

一つ目は、経費になるものは全て細かく入力する
機材費・備品代・交際費・交通費・手土産代など事業を進める上で必要だったものを判断して経費計上することです。
ちなみに自宅で仕事をしている場合
事業で使用していた分の家賃は経費として計上できます。

それを「家事按分」といいます
50%は仕事で使用したなど決まっていれば
その分だけ経費になります

二つ目は、控除できるものはなるべく利用する
基礎控除(48万円)・青色申告控除(65万円)小規模企業共済等掛金控除(iDeco・小規模共済など)社会保険料控除・医療費控除などなどたくさんの控除対象のものがあるので

しっかり調べて頭の良いおじさんたちのルールに巻き込まれないように、そのルールの中でうまく立ち回れるようにしましょう!


もし収入に少し余裕があれば
iDeco(個人型確定拠出年金)・小規模企業共済は節税と老後のつみたてのためにもかなりおすすめです

フリーランスの特徴として
老後の年金が少なすぎてまあ大変です。。

私の場合、だいたい月に4〜5万円程度しかもらえません。
この100歳時代に、老後の資金がない!
というピンチを払拭するべく
自分で年金を積み立てるシステムに変わってきているのだと私は思います

iDeco新NISAも基本的には投資なので
確実に資産がUPするという保証はありませんが、Decoと小規模企業共済は、控除の対象になるので節税できるという点は確実です

もう一つ、私が毎月つみたてているのは
「小規模企業共済」
こちらはフリーランスの退職金のような積立システムでこちらも控除の対象となりますので
節税にもなり老後の資金つみたてにもなります

webやYoutubeなどでも老後の資産形成や
フリーランスの節税についてたくさんの記事が出ていますので、ご自身のスタイルにあったものを選んで実践してみてください!

まとめ


今回はフリーランスの確定申告について
節税のための手段や、老後の資産形成の方法
経費と控除のお話などしてきましたが
この辺りの情報を知ってから、間違ってやりがちな行動があります

とりあえず経費になる買い物を必要以上にする

ブラックフライデー、楽天スーパーセール
プライムデイ。。魅力的な買い物のチャンスたくさんですよね

迷ってたけど経費になると節税になるから買ってしまおう
課税所得が下がるから、
どんどん経費は使おう!
こうなってしまうと本末転倒です。。


税金を抑えることが目的ではありません!

フリーランスでせっかく得た収益は
できれば残したいですよね
本当に必要な時にすぐ購入できたり
行動できるための資金として
ぜひプールしておいてください

確定申告は、
今でも全体像がはっきりしてなくて不安です
不安を解消したり、見えない税金を少しでもわかりやすくするためにも
会計士さんや会計ソフトに頼ってみたり
本やwebで勉強したり
同業の先輩に相談してみることも大切です

お金の話は他人に相談しにくいですが
フリーランスで活動する上でとっても大切な話ですので、情報弱者にならないようにしっかり準備、対策をしておきましょう!


最後まで読んでくれてありがとうございます
一つお願いですが、私は納税や税金の専門家ではないので、もし間違っていることがあればご指摘ください!

この記事はあくまで確定申告の参考程度に
実際に行動される場合は、ご自身で十分に調べてから申請やソフト活用をお願いします。

次回は、フリーランスのはじめ方
「フリーランスのお金の話」

この回でも最後に少し触れましたが
フリーランスのお金事情について
過去の実体験や未来の目標などもふまえて
色々お話しできればと思いますので
ぜひ次回も読んでもらえたら嬉しいです
それではまた!


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