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【J.FC MIYAZAKI U-18】男子三日会わざれば刮目して見よ

男子三日会わざれば刮目して見よ、という言葉がありますが、まさにそれを目の当たりにしました。

J.FC MIYAZAKIの話題を続けていますが、今回はトップチームではなく、高校生年代のチーム、J.FC MIYAZAKI U-18です。
数年前に創設されたU-18ですが、今年から新しいプロジェクトがスタートしました。J.FC MIYAZAKI U-18とツノスポーツコミッション、宮崎総合学院との連携によるツノスポーツアカデミーという取り組みです。
「よき社会人であれ」というコンセプトのもと、サッカーは育成型クラブを標榜するJ.FC MIYAZAKI U-18でプレーし、勉強は宮崎総合学院の系列の通信制高校でサポート。ツノスポーツコミッションの寮での集団生活を通して社会性を身に付けます。さらに、都農町とJFC MIYAZAKIとツノスポーツコミッションが連携協定を結んだ「つの職育プロジェクト」にも参加し、地域ぐるみで高校生を育成していきます。

さて、そんなJ.FC MIYAZAKI U-18ですが、今年は新型コロナウイルスの影響もありなかなか試合の機会がありませんでしたが、いよいよ公式戦を迎えました。相手は大分トリニータ、九州でも随一のJ1クラブのユースチームです。
結果は0-13と大敗。
しかし、そこに選手たちの著しい成長をみました。

前の週、同じ宮崎県にあるテゲバジャーロ宮崎とのトレーニングマッチに臨みましたが、その時はほとんどなにをやってもうまくいかない状態でした。もちろんところどころいいプレーを見せることはありましたが、チームとしてのまとまりも欠き、終わりごろにはどこか気落ちした様子が感じ取られました。1週間後にはさらに一回りも二回りも実力が上と目される相手との試合が控えています。このままでは点差もさることながら、最後まで戦いきれるのか、またそのあとに立ち直れるのか、非常に不安になりました。

が、杞憂に終わりました。
試合当日は人数も11人ギリギリ、十分に練習に参加できない選手もいる中、相手チームが普段練習場している会場へと大分までバスを走らせ、慣れていない人工芝のピッチでの試合と、非常に厳しい状況でした。それでもJ.FC MIYAZAKI U-18の選手たちは、ブラジル人のドウグラス監督を中心に最後まで戦い抜きました。
選手全員がそれぞれ自分の役割を理解し、互いに声を掛け合いながら、積極的なチャレンジとカバーを繰り返します。相手にボールを支配され、相手陣地にボールを進めることもままならない時間帯がほとんどでした。前半から点差を広げられ、どこかで気持ちが折れてしまってもおかしくない展開でした。それでも誰一人として試合を捨てませんでした。粘り強く耐え、後半にはシュートチャンスも作りました。
たしかに結果は大差でした。しかし、明らかに前の週のトレーニングマッチの彼らとは比較にならないほど立派に戦っていました。1週間での成長の度合いでは決して負けていなかったと思います。


11月にもまた別の大会が待っています。
男子三日会わざれば刮目して見よ。
1ヶ月後、いったいどうなっていることか、とても楽しみです。


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