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思い切って、相談の窓を叩いた日。

別の場所で書いている日記からの転載です。
読んだ友達から「参考になった」とDMをもらって、同じようにしんどい思いをしている方により届いたら良いなと思い、noteにも載せることにしました。

前情報として、我が家の息子は感情のアップダウンがちょっと激しく、それが他害ではなく自責に向かうタイプ。

環境が変わったり、内面の変化をするタイミングなどでグズグズ君になります。(とにかく文句や愚痴が増えて、延々と言い続ける。学校でもグズグズして先生からも連絡が来る)

その沼にはまると、ご飯もあんまり食べなくなるのですよ。

そして私は連日のグチや文句を聞き続け、食のこともついつい気にしちゃって、自分までメンタルをやられる…というのがお馴染みのパターン。

今回はこれまで以上に自分自身へのダメージがひどく、ちょっとこれは自力ではもうどうしようもないなと、第三者の力を借りることにしました。とても勇気が必要だったけど…

同じように疲れ切っている人がいたら、どこか客観的に話を聞いてくれる場所へ足を運んだり、連絡してみてほしいと思います。

では、本編をどうぞ。


(ここから転載文↓)

息子が食事をあまり食べなくなって、やっと最近は食欲が戻ってきたものの、連日グチを聞くこと、学校からの連絡に対応すること、振り返れば保育園の頃からずーっとこの繰り返しで。

そんな長年の疲弊も含めて、積もりに積もって爆発。(私が)

先日、夜中に大泣きして夫にびっくりされ、もうこれは、今までと同じような対応(とりあえずその時を過ぎ去るのを待つ)だけでは、わたし自身が耐えられないだろうと気づいた。

1年生の時もアップダウンが激しい時期があって大変で、その時も相談してみようか迷ったものの結局勇気が出なくて見送った、スクールカウンセラーさんとの面談を思い切って利用してみることに。

連絡をしたその日にすぐ予約を取ってくださって、もう1回目の相談は終わった。

息子への具体的な接し方を知りたいと伺ったものの、「お母さんが疲れ切っていてちょっと鬱状態ですよ。しばらくここに通って、ずっと受け止めてきたものを吐き出すことに使ってください」とアドバイスを受けて。とりあえず今週も行くことにした。

✳︎

思えば昔からずっと、聞き役。

「ここだけの話…」「なあなあ聞いて…」「相談があるんやけど…」と家族、友人、後輩、職場の人…いろんな人の話を聞いて励ましてきた。

仕事先でも、最初は仕事の話だったのに段々と深刻なグチを聞く流れになることもあって、うーん…なんでこんなに「ここだけの話」を聞く人生なんやろう?と不思議で。

それはもしかしたらわたしの才能かもしれないけど、家族だろうが友達であろうがそこまで親しくない人であろうが、延々と好き勝手に話されることに「なんでこんな風に自分の時間を奪われなきゃならんのだ」と思うようになってきていた。

だから、自分がいざ、スクールカウンセラーさんに「なんでも話してくださいね」と言われても、うまく言葉が出なくて。

だって、自分は人の話を聞くことにほとほと疲れていて、人に話すことへ良いイメージが持てていないわけだから。

でも、相手は話を聞くプロで、わたしの話を仕事として聴いてはるんだなあと思うと、気は楽だった。相手の時間を奪っているわけじゃないから。

息子の性格も「それは扱うのが大変ですよ。お母さん、ずっと大変でしたね」と言われて「やっぱそうー?!」と逆にスッキリした。

もし、「お子さんの性格は大人の関わり次第ですよ〜」なんて言われた日には絶望してしまうわ。ずっとがんばってきたもの。

✳︎

多分わたしが疲れちゃったのは、息子との関わりは一時的なことではなく、この先まだまだ続くという事実がのしかかっているからだ。

今はやり過ごすことができても、行事前、毎年やってくる新年度、進級、進学と節目のたびに何かしら起こることをずっと経験してきて、今を乗り切ってもまたすぐにしんどい波が来るんでしょ…と軽く絶望していた。

そして残念なことに、それは今後も程度の差はあれど、きっと続くのだと思う。仕方がない。

でも、わたしがわたしの心を軽くするためのアクションを起こせたことを、とりあえず褒めたい。だって、相談の門を叩くのは怖いし、とっても勇気がいった。

しっかりしてるね、真面目だね、頑張り屋さんだねと言われ続けてきた人間が、弱みを見せに行くのだもん。震えるよね。

「もうチャランポランになるくらいで良いのかもしれないですよ」

「だって、ずーっと、ちゃんとしてこられたのだし。ちゃんとしすぎなくらいに」

ああ、まずは自分がもっと力を抜いていかないと、息子も力を抜けないんだろうな。

きっとまたやってくるであろう息子の不調期が、軽くなるかならないかは、その辺に鍵がある気がする。

そして、わたしのように人から指摘されて、初めて「弱っていること」を受け入れられることってあると思う。

だから同じように疲れ切っている人がいたら、どこか客観的に話を聞いてくれる場所へ足を運んだり、連絡してみてほしい。

完全な他人、第三者の目線で聞いてもらうことって、思ったよりも大切かもしれない。

✳︎元の文章はこちらに。日々の記録なので、1番更新頻度が高いです。


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