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久しぶりに本の虫

久しぶりに神保町に足を運んだ。
仕事の帰り道、こうでもしないとなかなか機会がない。
どうせならとカレーを目当てに、通りがかりの本屋ごとに足を止め、数カ月ぶりの読書に相応しい本を独断と偏見で選び出す。
この本を選び出す瞬間が好きだ。
買う買わないを悩むのもいい。
どんな内容なのだろうかと期待に胸を膨らませ、自宅へ帰る。
本当に本の虫なら、そのまま読みふけってもいいのだろうが、なかなかそういうわけにもいかない。
他にもしたいこと、やらなければならないことが時間とともに迫ってくる。

なかなか本の虫というのは難しい。
でも人生の時間というモノは自分自身が捻出しない限り訪れない。
他人との時間、自分の中の一日の時間割と向き合う必要がある。
他人に合わせて自分自身が損なわれるのは、少しずつ自分のなかのバネを押し付けていくのに似ている。
いつしか強く反発するときがくる。

今日こそは家に帰って本の虫、といきたいが、どうだろう。理解のある隣人に恵まれればいいのだが……

美味しいご飯を食べます。