見出し画像

不毛の地にたった1人でも絶望せずにいられたのは正しい知識があったから。 / 映画感想『オデッセイ』マット・デイモン

こんにちは、ちなです!

Amazonで映画『オデッセイ』をみました。アマプラの無料映画はほとんど見たので、少しずつ課金し始めましたよ…。

この映画は、火星に置き去りにされた植物学者が、科学の力で生き延びて地球に生還するストーリー。

おもしろかった!

地球から遠く離れた不毛の星で科学知識を使って生き抜く主人公の姿は、個人で稼ぐフリーランスにも教訓となる。

そう思ったので紹介します!

■あらすじ

オデッセイ』(原題: The Martian)は、2015年のアメリカ合衆国のSF映画である。アンディ・ウィアーの小説『火星の人』(2011年出版)を原作としている。監督はリドリー・スコット、主演はマット・デイモンが務める。

引用:Wikipedia

■見どころ

1番の見どころは、

水も酸素もない不毛の土地で、
どう生き延びるか?という点。

幸いなことに、マークは植物学者。

食糧としてジャガイモを栽培する方法を編み出します。

水をつくり、
畑をつくり、
うんこを肥料に…。

試行錯誤を繰り返して数日後、ついに待望のジャガイモが発芽!

不毛の星で誕生した新緑の若葉にマークが手を差し伸べ「やあ」と声を掛けるシーンは感動!

次々と訪れるトラブルや災難に怯むことなく知恵と科学の力で戦いながら、世界中が見守る中、宇宙船に回収され地球へ帰還。

ラストはマークが講堂で学生たちにレクチャーするシーンで終わります。

前向きな気持ちになれる映画です^^

■教訓

さて、この映画から学べることは?

「目の前に問題にただうろたえるのではなく、知識と科学で挑んでいくこの大切さ」です。

私たちも生きているといろんな問題に直面します。お金、健康、人間関係…。「なんでこんなことになるの?」「どうして私ばっかり…!」そんな気持ちになることもあるでしょう。

そんな時、頭で考えても不安なだけ。
行動にうつそう。
1つ1つ解決していけばいいんだよ。

絶望的な状況下で行動し続けるマークは、そんなメッセージを伝えてくれます。

ただ、行動にうつすにあたっては知識が必要です。

マークも植物学者として正しい知識があるからこそ、問題解決のためになすべきことがわかって行動できたし、「生きて帰る」と希望が持てた。自分を置き去りにした仲間のことも責めなかった。

行動の根拠となる正しい知識を持っておくことは大事だなと感じました。

■ヒーローズ・ジャーニーが学べる

また、この映画はいわゆる「ヒーローズ・ジャーニー」を辿っています。

知らない人のために説明しますと「ヒーローズ・ジャーニー」とは、人の心に響くコンテンツを作る際の一つの型として有効とする考え方。

「神話の法則」や「英雄の旅」とも言われます。

「ヒーローズ・ジャーニー」は、次の型になっています。

1. Calling「天命」
2. Commitment「旅の始まり」
3. Threshold「境界線」
4. Guardians「メンター」
5. Demon「悪魔」
6. Transformation「変容」
7. Complete the task「課題完了」
8.
 Return home「故郷へ帰る」

1つずつ『オデッセイ』にあてはめると、

1.Calling「天命」

映画の始まり。たった1人、火星に置き去りにされるマーク。「火星で生き延びて地球に帰る」という「天命」がマークに与えられます。

2.Commitment「旅の始まり」

マークは「火星だろうが、科学の力で生き延びてやる」「こんなところで死んでたまるか」と決意します。

3.Threshold「境界線」

本当に新しい世界へ踏み出す勇気や覚悟があるのかどうかを試される段階です。不毛の星でジャガイモ栽培に取り掛かったところがここにあたります。

4.Guardians「メンター」

NASAとの通信が回復し、連絡がとれるようになります。また、自分を死んだと思って置き去りにした仲間とも交信が再開します。

5.Demon「悪魔」

最大の敵、最大の試練の存在です。

この映画では構成上2つあると私は思いました。

①ジャガイモ畑の崩壊
②NASA側の事情

「やっと順調になってきたのに、さらに試練があるの?」と、視聴者がハラハラ不安になるシーンです。

6.Transformation「変容」

敵や試練に打ち勝った主人公が英雄に変容するシーン。
それは、火星からの脱出。
マークはそれまで暮らしていた住処を離れ、数十日の旅を経て、火星に別れを告げます。
朽ちた宇宙船に命を預け、宇宙に飛び出していきます。回収されるために。

7.Complete the task「課題完了」

宇宙船がマークを回収完了!マークは火星脱出を果たします。

8.Return home「故郷へ帰る」

無事帰還したマーク。「地球1日目」という字幕が流れます。

大学内のベンチでコーヒーを飲んでいたマークは、足元の若葉に気づき「やあ」と声をかけます。

ランニング中の学生たちがマークに「光栄です」と声をかけ走り去っていきます。講堂に入り学生たちに火星での暮らしを語るマーク。

「何か質問は?」との問いかけに、学生たちが一斉に挙手。

そんなラストシーンです。

■まとめ

✅正しい知識にもとづいて行動し続けることの大切さ。
✅絶望的な状況下で行動し続けるには正しい知識が必要ということ。
✅プラス、ヒーローズジャーニーが学べる映画。

「宇宙は、決して協力的ではない」

私たちの人生も、協力的な出来事ばかりではありません。思い通りにいかないこと、「もう、なんでこうなるの!?」と思うこともあります。

そんな時は、マークの言葉を思い出してください。

宇宙では思うように行かない。マズいことも起こる。
「これで終わりか。もうダメだ」と言いたくなる。
あきらめるか?闘うのか?
そこに全てがかかっているんだ。
できることから始めろ。
まず計算するんだ。
1つの問題を解いたら、次の問題。
また次の問題。
全部の問題を解き終えたら、地球に帰ることができるんだよ。

とても面白かったです〜。
ぜひチェックしてみてください。

━━━━━━━━━━━━━━
Twitter:@writer_china
━━━━━━━━━━━━━━

この記事が参加している募集

おすすめ名作映画

映画感想文

いただいたサポートはおやつ代として使わせていただきます。 または、大好きなコーヒーの購入に充てさせていただきます!😺