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取り返しのつかない恐怖 『近畿地方のある場所について』【雑な読書記録】

こんにちは、ちなです。

普段はフリーランスの仕事術などを発信しています。

フリーランスになってから、かれこれ5年。

実用書やビジネス書を読む機会が増えましたが、
もともと文芸書や漫画が大好き。

20代は書店員もやっていましたよ。

最近ぜんっぜん読めてないなあ…。
そんなふうに、少し寂しくも思っていました。

そんな私が最近知った「けんご」さん
SNSやYouTubeで小説紹介をされています。

恥ずかしながらほんとに最近知りました。

YouTubeのショート動画でぽっと出てきて、
粘膜人間』という本を読みました!

・・・。

・・・・・・。

・・・・・・ぐろ。

気持ち悪いのに、最後まで読んでしまいました。

すごい気になるところで終わったんですが、
シリーズものなんですね!

この話が続くのかな??
「ここで終わる〜〜〜〜?」って思いましたが、
それはそれでそこで終わってもいいかなって思いました。

個人的に終わりかたが印象深い本は、

『悪童日記』
『わたしを離さないで』
『神の棘』

これらは今読んだら新しい発見がありそうです。

その後、けんごさんのショート動画は、
再び私のYouTubeに出てきた。

そこで紹介されていたのがこの本である。

『近畿地方のある場所について』

紹介の仕方が絶妙なんだよー。
読みたくさせるんだよー。
私はホラー超苦手ですが、

気になる>>>>>>>>>>>>>ホラー苦手

壁を超えてしまったので買った。読んだ。

どうしよう、何これ怖い・・・。

感じたことのないタイプの恐怖。

これを書いている今もあまり考えないようにしてるんですが、
何が怖いって「自分の内側」からくる恐怖みたいな?

外側じゃないんですよ。ほら、外国映画とかのバーン!!ぎゃー!!でもなければ、周りの人間誰も信じられない系の恐怖でもない。

得体の知れないものに対する恐怖でもない。まあ、今回はその要素あるんですが、なんか、こうもっと内側にくるやつ!!(説明下手)。

ぶっちゃけあんまり読んだらよくないことが起こるので、後半はもうほとんどちゃんと読んでないんですが(読め)、それでも「うわ〜〜これよく考えられてるな〜〜〜〜最悪!!!!」。って思いましたね。

巻末についてはもうほとんど本を開けてないですね。
バーン!て何かが出てきたら嫌なので、
わずかな隙間から覗いてましたね。

ほんとに後半ちゃんと読んでないので、
なんでちゃんと読んでないのかは、
それもまたネタバレになるので、
読んでそうで読んでないんですが、
取り返しのつかない怖さがありましたね。

ぞわぞわ系が平気な方はどうぞ。

平気じゃないけど最後まで読んじゃったじゃないか派より。

私の中でトップオブホラーは貴志祐介の『黒い家』だったんですが、
そちらともまた違うテイストで、冷えました。

久しぶりに自分の感受性を確認できた
という意味では良かったかなーって思いましたね。

↓けんごさんの本紹介

ではでは。


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