見出し画像

10日間のインターンで学んだ7つのこと|学生と比べて社会人って○○。社会人の中でも公務員って△△。

9月15日から9月30日まで、自治体職員さん向けに研修を企画運営するところでインターンをさせてもらった。例年なら対面でしている研修が全部オンラインになった中、インターンシップは対面で受け入れてくださった。職員さんも、「研修はオンラインなのに来てもらって、なにしてもらおう?断ったほうがいいのかな?」とすごく悩まれたそうだったが、試行錯誤しながら特別スケジュールを組み、受け入れてくださった。だからだろう、すごくハードだった笑 
3本のオンライン研修の運営補助(計7日間)、評価書まとめ、打ち合わせ、2本の研修企画、2本の事例調査企画。
でも、きっとコロナ禍にしかできなかった経験ばかりのスペシャルなインターンシップだった。
この期間に学んだことを7つに整理してみた。なお、内容は社会人(公務員)の生活一般に関しての学びと気づきに限定してます。

①社会人って忙しい

いや、頭ではわかっていたし、「これくらいのゆっくりペースでもいいんだな」「これだけやったら十分なんだな」と思う日もあった。でもさすがに10日間続くと、けっこうハードだった。8:30始業、17:15終業。家から研修所までが遠いから毎朝7時過ぎに家を出ていた。生活が、「仕事」という絶対的な枠組みでブロックされている感じ

でも同時に、仕事内容と終わりの時間がはっきり決まっているからこそ、毎日達成感がある。大学時代にはない、メリハリのついた生活だった。大学生って本当に自由な期間なんだなというのにも改めて気づいた。

②朝の時間は大事

こちらも、時間に関して。仕事の時間はみんな同じだから、その前後の時間の使い方で勤務時間の質や生産量が変わるのを感じた。朝、時間に追われずゆっくりと家事をしたり、景色や天気を楽しみながら通勤するのは幸せ。インターン期間中、朝6時過ぎに家を出て、7時からカフェで作業するのが至福だった。朝は作業がサクサク進むし、心の余裕もあって今日一日が楽しみになる。朝を制する者は一日を制す、を体感した。朝時間の活用はこれからも続けていきたい。

③公務員の生活基盤の盤石さは半端ない

インターン先の研修所は、全国各地の自治体から2年間限定で出向で来ている方が多い。だから公務員の生活のリアル、公務員の世界のリアルをめちゃくちゃ知れたのが大きな収穫の一つだった。家のこと、車のこと、何度もいいなあって思った。

④弱さや不安を分かち合える仲間は素晴らしい

対面開催からオンライン開催に変更した100人規模のセミナーに、打ち合わせ段階から関わらせてもらった。接続テストや会場準備の補助、ゲストとの打ち合わせ参加、オープニングと休憩時間のスライド作成、開始前のアナウンスを担当させてもらった。オンラインに不慣れな方が多い中、「○○どうしよう」という不安は口に出して助け合いながら、小さなアクシデントは笑い飛ばしながら、緻密に緻密に準備してやり遂げた。とても満足度が高いセミナーになって、10日間で一番感動した時間だった。

デスクでの業務の時間も、あだ名で呼び合ったり、ところどころ爆笑が起きたり、仕事の話をしているんだけどみなさん本当に仲が良くて和やかだった。

ありのままでいられること。話し方や話しかけるタイミングに相手への思いやりがあること。こういう仲間と大きな一つのものを作り上げるのは最高だな。

みんなでやると、「予想外」が入り込む。自分の能力や期待を超える結果に導いてくれる。
一人でしたら早くて楽かもしれないけど、方法も結果も予想通りのものになる。驚きや感動はあんまりない。
仲間とやるとき、予想外の結果も、「この人たちとなら」という力もくれる。エンジンが増える感じがした。

⑤一馬力の大きさは人それぞれ

公務員は本当に業務の幅が広いし、本当にいろんな人がいることを、職員さんの体験談からリアルに知った。
だから一馬力が小さいからと言って劣っていると思うのは絶対違うし、大きい人は大きい人で、背負いすぎないようにうまく協力するのも仕事のうち。

⑥「固い」行政はみんながつくっている

積極的にオンラインを使ってきた職員さんは少なかった。でもそれは個人のやる気や能力の問題ではなくて、組織の問題。新しいことへの挑戦や、変化に乗り出すことは、やっぱり特に行政では難しいんだなと感じた。
でもこれの背景には、エラーを過剰にたたく私たち一般市民がいる。行政の失敗を許さない、完璧で当たり前だと思っているから、行政の人たちがリスクを恐れてしまうのは当たり前。柔軟に変化に対応しない行政がいるんじゃなくて、それをさせない私たちがいる。

それでも、変化に前向きで馬力が大きい人1人がいるだけで大きく変わることも学んだ。
「そういう人1人が来てから、税務課全体が変わった」という声を聞いた。

「ここ(研修所)でたくさん学んで、(もといた自治体に)帰って後輩が「こういうことやりたいです」と言ってきたときに、挑戦させてあげる人になりたい」という話を聞いて感動した。

そういう、変化の種となる人に、自分もなりたいなあと思った。

⑦社会人って楽しい

これまでずっと、「社会人って大変そう」「やっぱ大学生のうちが時間があって一番いいよなあ」と心のどこかで思っていた。かっこよく楽しく働いている社会人も身近にたくさんいるけど、なんか自分がそうなるイメージをはっきり持てなかった。
けど今回初めて「仕事って楽しいんだ」「早く社会人になりたい」って思った。インターンをさせてもらって本当によかった。この上ない環境だった。やっぱ経験が大きいな。

画像1

さて、インターンと共に、夏休みも緊急事態宣言も終わり。
2021年も残り3ヶ月となった。やり残しがないように、もっと手と足と頭を動かしていきたい。
インターン先のみなさん、ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?