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自分のことと同じくらい、相手のことを知ること。事業相談とコーディネートへの向き合い方

コミュニティ運営のご相談がいくつか続いていて、何ができるかな?と難しくもわくわくする。
相手の拠点をよりよくするイメージを膨らませるために、いくつか事例を紹介するんだけど、自分はその事例を「どれくらい」知って紹介しているのだろうか、とはっとした。

昨日、昨年12月にできた商店を、居心地よくて人が集まって会話が生まれ、ついでにいろんな困りごとと解決案(をもつ人)ともつながっていくな場所にしていきたいというご相談を受けた。参考になりそうな拠点の事例を2つ、そういう拠点にするための関係性づくりのために交流会の事例を1つ調べてみた。
これを紹介しようとしたときに、「どれくらい知ってる?」と師匠から聞かれた。

記事や本で読んだことがある、知り合いが参加したり運営に関わっていたりする、と答えたんだけども、「あ、知るのレベルが低いなあ」と思った。

その事業の背景、そういう場になった理由、何を具体的にやっているか、などを聞かれて答えられるくらい知らないといけないと教わった。
同じ目線に立って物事を考える、当事者意識を持たないと「一緒に」というのは難しい、と。

だからそれくらい詳しく知っているものを紹介しないといけない。そしてそれは目の前にいる、相談をくれた相手のことも同じだ。その方がどんな背景でその場所を運営し、どんな難しさに直面していて、これからどんな風にしていきたいのか。

これまでなんとなく自分が気になったことを質問し、面白いと思ったものを事例として覚えていたけど、レベルの深い「知る」を目指すと、そういった聞くべきこととその後の展開をイメージしながら、頭の中でプロフィール帳をつくっていく感覚なのかもしれない。

知ること一つがあまりにも深い。

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