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「ALPS処理水の海洋放出を巡って」      と言う記事の紹介(2)

福島の風評被害をなくすためにも、風評被害を広めないためにも、 
かなり長いですが、読んでいただくとありがたいです。 

この記事を読んだ時、なんか違うと、違和感を覚え、コメントをしました。   
前回のコメント内容はこちら。  

この方はあちらこちらの大学の教授をしていたり、
経済学の本を出していたり、それなりに立場のある人の様です。
そのような人でも、このような記事やコメントを書いてます。

そして続き

2023年8月31日 05:38
1 スキ
議論するときに、相手にも問題があるとか、相手が無知であるとか、といって相手を煽るのは私は賢明ではないと考えます。今ネットではまたこのnoteでも、海洋放出反対の人を批判する、そうした上から目線の議論があふれています。確かに中ロが今回、大気放出を迫ったのも自国への影響だけを考えた政治的主張だとはおもいます。その際、零式さんが主張されるような指摘が日本でなされたのはそのとおりですね。しかし2016年の政府報告書において各処分方法の試算が公表されており、海洋放出は最大34億円と最も安く、水蒸気放出が最大349億円、水素放出が最大1000億円とされました。なお地中処分はさらに高額でした。実際は、海洋放出の施設工事費が430億円かかり、漁業者のための基金が800億円必要でした。ただこの2016年の試算が海洋放出に「世論」を誘導したのではないか、ということがこれまでしばしば指摘されていることだと思います。この問題で政府―東電は、理解を求める立場。反対する人に理解をお願いするべきで、貴方にも問題があるとか、貴方は知らないのですかといった姿勢は賢明でないと思います。

2023年8月31日 17:08
上から目線ではないのですがね。
技術屋として、海外の色々な国でいろいろな国の人間と
長く働いてきた自分は、「日本が」とか「日本人が」とか
まとめて語るのは、正しい情報を入手しにくくします。
まあ、これも経験値からの話なので、違うと言われれば、
違うかもしれませんが、自分はこのような情報管理を含めた
管理職として、海外で仕事をして利益を出すと言う
結果を残してきました。

何よりも正しい情報を入手しないと、海外で仕事はできません。

国と言うものはすべからく対等であると言う考えがないと、
色々な事をミスリードしますよ。
そして自分が所属する企業にとってリスクになります。

あなたが書いている通り、海洋排水の方が、設備や運営費用を考えると
トータルで高いのですが、気が付いていますか?
気中排気はある意味(技術的に)一番安ですが、
環境負荷が計算しにくく、世界でも、環境に無頓着な中国くらいしか、
通常運転では排出していません。

この辺の技術屋としての常識を繰り返してコメントしないと、
対等な議論もできないと思いますよ。

情報操作された情報をもとに議論をして、どんな意味があるのですか?

2023年8月31日 17:23
中国でも長く働いてきています。

それでも、中国の政府は中国の政府で、
日本の政府は、日本の政府です。

日本の場合、参政権があるので、政治家を選ぶ義務と権利があります。

日本の政治に問題があるのなら、一番簡単な方法は、政治家になり
日本の政治を変えることが出来ると言うことです。
または、良くない政治家や政党に投票しないで、落とすことですね。
これは、多数決の話なので、本当に、多くの日本人が反対をすれば、
変えることが出来ます。
実際は、それほど多くの人が反対していないので、
現状の様になっているのだと思いますが、違いますかね。

それこそ、現状を憂いているのならば、署名でも何でもして、
止めればよいだけの話です。
1億2千万人のうち、有権者の90%集めれば、少なくとも80%集めれば、
政府も重い腰を上げますよ。

SNSの投稿、このnoteも含めて、記事にしても世の中は変わらないし、
それこそ、風評被害の素を作っているようことに思えます。

本当に、憂いているなら、勧めはしませんが、
テロ行為が一番早い道だと思いますよ。
総理でも道連れに自爆すれば、一発で世論は変わるでしょうね。

2023年8月31日 17:44
何か勘違いがあるような気がします。
「水蒸気放出が最大349億円、水素放出が最大1000億円」と
書かれていますが、水素放出は事故時のベント(窓)による放出で、
一般的に、原子炉には普通に設置されている装置です。
事故が起きてあのように屋根が吹き飛んだのは、
停電でベントが操作できなかったためです。

今回の、気中排気に水素排気と言う装置が必要で、
1000億円もかかるのでしょうか。

まぁ、少し時間を頂けたら、処理水の排気にどうやって
水素排気をするのか調べてみますが、技術的にどういうことなのか
水素希釈のことを言っているような気がしますが、
調べてみて一次資料に当たってみないとわかりません。

一例ですが、中国の水蒸気排気は希釈した処理水を加熱して、
水蒸気化して排気ですので、希釈ではなく、
処理水をそのまま排気しているようなものです。
これも、中国の国家規格にきちんと書いてあります。

2023年9月1日 15:44
不安を煽るような記事のことを、流言飛語と言います。
また、その噂話の中に忖度や色々な意思が含まれる場合、
それは、デマと言います。

あなたの記事にある
『なおここで政府の言い分を入れて「処理水」としておく。
絶対反対の立場からは、トリチウムが残るという意味で
「汚染水」である。』と書いています。
これは全体反対と言う意思が含まれて、
かつ、事実ではない内容ですので、
この記事はデマを拡散してりるのではないかと思います。

前にも、コメントしましたが、もう一度、コメントしますね。
地球上のすべての水には量の多い少ないはありますが、
トリチウムが含有されていない水はありません。
特別に多くの費用をかけて濾過をすれば、
トリチウムはゼロに出来ますが、30分も放置しておけば、
自然界に存在するトリチウムにより、汚染されて、
トリチウムを含有しない水ではなくなります。
そのような意味でいうと、すべての水は「汚染水」です。

体内に含まれる水分も当然同じように、トリチウムの汚染水ですので、
人体も汚染体です。
広義に言いますと、地球上のすべての物質は
トリチウムにより汚染されています。

2023年9月2日 03:21
やっと、水素放出について調査、理解が出来ましたので、
ここでコメントさせていただきます。

水素放出と言うシステムはいまだ確立されていない、
核融合炉(トリチウム発電設備)の排気方式、と言うか
核融合時に残存するトリチウムを再利用するための装置です。

トリチウムを燃料として原子炉で発電するためには
トリチウムをガス化して燃料として使い、
燃え残り(実際は核反応の残り)のトリチウムを再利用するために
凝縮する過程で発生する水素ガスを排気する装置と方法です。
水素は多量に空気中にあると簡単に発火、爆発をするため、
高濃度のままでは排気できませんので、希釈するか触媒を利用し
水蒸気(水)化して、排出する方法、装置ですね。

なので、福島の処理水の処理方法とは言えませんね。

まだ、夢の技術なので、それはたくさん費用が掛かるのは当たり前です。

自分も技術屋ですので、処理水に含まれるトリチウムを発電に
使用できないか考えてみましたが、なかなか核融合発電に使えるほど
トリチウムの高濃度化する技術がないみたいです。

2023年9月2日 07:08
1 スキ
東京電力の言い方に従えば、トリチウムを分離する実用的な技術は
いまだ存在しないということになりますね
(東電処理水ポータルサイト参照)。
ところでそもそも事故が起きたときに、いわばオムツを付けていない状態で
大量の「汚染水」が放出され周辺海域を汚染したわけですが、
原発周辺の海域はなお、10年以上経っても事故前の状態に
完全に戻ったわけではありません。
これは東電自身、福島県、原子力規制庁、環境庁など
すべてが関連機関が等しく認めています。
また他方で処理水放出開始後、
現在、これらの海域のトリチウムの値に大きな変動が起きていないと、
計測結果も多分その通りだと思います。
報道などから推定されるのは、比較的ベクレルの低い、
問題がない処理水を選び、それを大量に希釈していますので、
この慎重な姿勢を保っている間は、処理水放出開始は周辺の海域に
大きな影響を与えないとは思っています。
放出に関してはこの慎重な姿勢を保って欲しいものです。

2023年9月2日 08:07
まぁ、実際の運用でも計測ができないほど、
海が荒れた場合は放出しない管理基準になっていますので、
また、大きな地震でも起きない限り管理基準通りに放出するでしょうね。

東電などが言う、トリチウムが除去できないと言うのは、量の問題です。
実験室で作った少量のトリチウム水からトリチウムを除去することは
可能ですが、膨大な電力と特殊で非常に高価で再利用ができない触媒を
使用するため、一般的にはしないし、取り除く実験として
行うくらいです。
その上、自然界のトリチウムによりすぐに汚染されてしまうので、
完全に除去する事に意味はありません。

もともと自然界に存在するトリチウムの量はそれほど多くありません。
その自然界にあるトリチウムレベルまで希釈して放水するのに
絶対反対するのは、何か違うと思いますよ。

風評被害と言うのは、流言飛語やデマによるものです。
それに対して、事実を間違いなく、きちんと話して、
感情的な上下関係ではなく、理性的な対応が流言飛語やデマを止めます。

なので、本当に風評被害を憂いているなら、感情ではなく、
科学や事実で話さないといけないと思います。

2023年9月2日 09:38
対中国で零式さんの議論があることは理解できます。
零式さんの議論は中国を念頭に置いた議論だと思います。
しかしたとえば太平洋の中の小さな諸島国家からも懸念の声は出ています。
 今では日本より強そうな?中国に対して対等に物言うべきだという議論。
これは気分として分かります。
ただ日本政府―東電を強者だと感じる国家も人もいるわけです。
 その強者に見える日本政府―東電が、科学的にこれは問題がないと
いって押し通したら、自分は弱者だと心の中で思っている国家や人には、
不満が残るわけです。
それゆえ必要なことは、一段下がって理解をお願いする謙虚さだと
申し上げているわけです。
 その理由は、今回処理水を放出するのが日本政府の判断で、
東電が実施することであるからです。
また中国政府の後ろには普通の中国国民がいます。
中国国民一人一人は、弱い存在です。国と国は対等であると。
それは否定しませんが、日本政府として理解が欲しいのは中国の国民です。
 日本政府―東電は一段下がって理解をお願いする姿勢を崩しては
いけないと思います。
それは日本政府―東電を自分より強者と考える人や国家も多いからです。

2023年9月2日 10:21
ここで中国の対応を述べましょうか。
日本の政府は何度も中国政府に対して、会議の席に着いてほしいと
アナウンス(お願い)してきましたが、中国政府は拒否し続けています。

なぜ、会議にも参加しないのでしょうか?

中国政府に聞いてみたいですが、たぶん答えてはくれないでしょう。
席に着いたら、聞かなければいけなくて、
聞いたら、科学的に反論できないからじゃないかなと思っています。

また、「しかしたとえば太平洋の中の小さな諸島国家からも懸念の声は
出ています。」とコメントにありますが、ほとんどの国の国民は
処理水の科学的根拠もって懸念しているのではないのですから、
科学的な事実をもって説明を日本の政府は行っています。
ある意味、中国の扇動、つまり、デマに踊らされています。

太平洋諸島フォーラム(PIF)の議長国であるクック諸島の
ブラウン首相は23日、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出に
ついて、国際的な安全基準に合致していると認識していると、また、
フィジーのランブカ首相は21日、IAEAの報告書に基づき、
処理水の海洋放出を支持すると表明しています。

2023年9月2日 10:43
「今では日本より強そうな?中国に対して対等に物言うべきだという
議論。」どこの誰がそう思っているのかは知りませんが、
中国の国内で長く仕事をしてきていて、
例えば、WTO加盟時に発生したCCCのトラブル、
また、レアアースの輸出規制や、中国製造2025における中国の特許違反、
外国人就業許可制度(外国人ABC分け制度)における人権侵害など、
数多くの中国の問題を知ってる身からすると、
中国はいまだ発展途上国で、アメリカの様な強い国ではありません。

単に、中国の人民の人数が多いので、
ある分野においては強いと言うだけで、基礎的な工業力もまだ弱いです。

中国自身が先進国としての役割も果たさず、
都合が悪いときは発展途上国と言い、
国際問題が起きた場合に他国と一致団結して援助等もしませんし、
CO2など、世界的な環境問題への対応もしません、
そんな国が世界的な認識に立って強国と言えますかねぇ。

中国に詳しい経済学者さんなら、その辺は知っていると思います。

不安を煽るような記事のことを、流言飛語と言います。
また、その噂話の中に忖度や色々な意思が含まれる場合、
それは、デマと言います。

2023年9月2日 11:02
「それは日本政府―東電を自分より強者と考える人や国家も
多いからです。」
これはあなたの考えですよね。
フィジーの人々の意見でも、
南太平洋諸島の人々の意見でもないですよね。

おそらく、太平洋諸島フォーラム(PIF)に所属する国民は
日本政府が排出していると思っているような気がします。

日本における電力会社や原子力発電企業などの区分けを
外国の方がそれほど詳しいとは思えません。

一時期、福島ファイブと言う逸話が流れましたが、
後に福島50に変わり、逸話が広がる間に、
東電と言う名前も広まったと思われます。

東電は一企業でしかありません。
ホンダやパナソニックなどと一緒です。

海外では、東電よりもホンダのバイクや車、
パナソニックの製品の方が目につきますので、おそらく
東電よりは強いと考えるんじゃないかと思います。

まぁ、考え方は色々ありますが、議論する場合、
根拠や事実をもとに、上下関係や思い込みがない方がよいと
思います。

2023年9月2日 11:11
実は昔からの経緯があります。40数年前のことですが、
日本政府が低レベル放射性廃棄物の海洋処分
(海中のかなり深いところに沈めることを指します)計画を作ったことが
あります。
そのとき、太平洋諸国は強く反対しました。
日本側の説明はこれは低レベルで環境にほとんど影響を
与えないというものでした。
当時、アメリカでやはり太平洋岸で海洋処分していたのですが、
確かドラム管に入れて投棄していたのが、ドラム缶が腐食して
内容物が漏出していることがたまたま見つかったということが
重なりました。
そうしたことも重なり、太平洋諸国の反発もあり計画は撤回されました。
今回は指摘されていますように幾つかの政府は日本側の海洋放出に
理解を示していますが、住民には懸念の意見が残ります。
その懸念は中国側の扇動によるというよりは、もっと昔からのものです。
かつて米国やフランスが、核実験を太平洋諸島で繰り返したことも
記憶にあるのです。
自分たちの島が先進国にいいように利用され汚染されてきたという
反発が根にあると思います。
PIFの人々の懸念には真摯な対応が必要です。

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