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豚頭紀行Ⅱ「重陽節と言う中国の風習」

当時のメールマガジンをそのまま記事にしていますので、古い話になりますが、当時の実情がわかると思います。  

2002年10月14日 1:10  

中国国家が、宗教を禁止しているくせに、 
一般人民は、昔からの風習だけは、きっちり行います。 

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有名なのは、 
春の春節 
(旧正月と言ったほうがわかりやすいかな)
5月の節句 
(日本と違ってチマキが山のように届けられます 
それでも、最近はやらない人も多くなりました) 

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日本のお盆にあたるお祭り、
名前を忘れました、、、
日本の燈籠流しや、お寺参り、しめやかな夏の風物詩とはまったく違い、
どんガラどんガラ、うるさいやら、道路でばんばん、大火事のように
紙のお札や車、果ては3階建ての家まで燃やして、礼を尽くす?

これ専門の掃除兼火の見張り番が
辻辻で、火事にならないよう注意をしています。

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秋の中秋
美味くも無い月ペイが食べきれないほど届きます。
これらは、すべて農暦(ノウリー)、旧暦で行います。
そして、今回の
重陽節
何でも登山をするのだということで、
何事も経験、と言うわけで、ワーカーと羊台山(ヤンタイサン)という山に
登山しに行きました。

場所はここ。

つ、つらい、
体力が落ちているのはわかっておりましたが、
きつい山登りでした。

ワーカーの話では
2時間程度で山頂に着き、5,6歳の子供でも登れると聞いたので
安心していましたが、とんでもない!!

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日本の山登りは山のふもとまで行って、
何時間の登山ですが、
バスで着いたところは町の中、
どこに山があるのかと尋ねたら、
はるかかなたの山を指差し、
あそこだ!

ここから1時間はたっぷり歩き、
そこから、山登り、、、、

この時点で泣きが入りそうになりましたが、
行くと言った以上、仕方が無い。

登山と言うより訓練かな

山のふもとまでひたすら歩き、
登山道入口でトイレ休憩、
ここから先にトイレは無いとの事で、
しっかり用を足し、さあ、登山だ!

ここで、ハテ?
民家の間を抜けるように続いている、
このコンクリートの階段は何?
間隔はばらばら、段差もまちまちで、
どう見ても、登山道には見えない。
かと言え、お寺の参道でも無いし?

そう、これが中国の正しい登山道!

山の尾根沿いにほぼ真っ直ぐ、
山頂にむけて続いているコンクリートの階段!
万里の長城の写真のイメージにあるように
ひたすら続く、階段、階段、遠くで見れば
きれいでも、間隔、段差がまちまち、
歩きにくいことこの上なし。

山登りと言うより、
体育会系の校舎の階段のぼりに近い、
または、東京タワーの階段のぼり。
結局、頂上まで、3時間、ひたすら階段を上がる。


足は痛いは、ひざは痛いは、、、、
中国の登山はやるもんじゃない!

頂上まで後少し

それでも
頂上の方は日本で見る
登山道とおんなじ

部下がゴミのポイ捨てをするので
それを叱りながらの登山です。

ゴミ袋を用意してよかったぁ

くだりは、くだりで、
一気に階段を下りるもんだから
足が震えるは、階段を踏み外しそうになるは、
かかとは痛いし

山を降りてから、
さらに、1時間バス停まで、
歩く?!

勘弁してくれーっ!

それでも、バス停まで、車ひとつ通らないっ!
歩きましたっ

もーっ、いやっ!


二度と行きませんっ!
登山なんかには!

ではでは、再見!

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