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羅湖から龍華に至る高速沿いにあるお墓

中国には土地を売買することが出来ません。 
基本的に土地は国家か農民集団(共産党)の持ち物になり、 
売買するのは日本で言う地上権になります。 
深圳のこの辺りの岩山のお墓は、
写真にあるぐらいの広さで70年の期間で5万元と言われていました。
黒戸の子供を一人認めてもらうのが、10万元の頃です。 
70年たったらお墓を移動させるか、
農村戸籍の場合は追加で80%ぐらいのお金を払い
後70年延長してもらうしかありません。
払わないと、お墓を壊して別の人に地上権を売ります。
実際は、農村部のほとんどのお墓が
70年が過ぎてもそのままで、壊しませんが
大体、農村部では70年も後継者が続かないと思われていたので、
その頃には鎮政府が好きに壊せるという腹つもりだったのでしょう。
まぁ中国の歴史が1931年からしかなく、実際の共産党政治が始まったのが
1945年からなので、自分がいた1990年頃は
中国は建国して45年しかたっていません。
当時、70年以上たっているお墓は、すでに親族が絶えているか、
記録もあやふやで、法律が発布された時から70年をカウントするとか
鎮によって対応もまちまちでした。

お墓の形もまちまちで、下の写真にあるような四角い小屋のようなお墓や

王冠型のお墓も多かったです。

深圳に近い街のそばにあるお墓は土地代が高いので
鎮が日本のような小さなお墓を分譲しているところもありました。

百度地図で検索すると、お墓があった山は削られ、道を作っています。


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