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豚頭紀行Ⅱ「最近のあし」

当時のメールマガジンをそのまま記事にしていますので、古い話になりますが、当時の実情がわかると思います。 

2002年10月8日 0:16  

つい最近まで、国が認めていた、バイクによるタクシー、別名「バイクタクシー」(そのまんまやんかっ!)が、ここ龍華で禁止になり、 
ちょこっとの距離を移動するのが面倒くさくなりました。 
不便なもんで、あしをどうしようかと、考えていたら、ある!ある!
自転車より便利そうな、電池バイク! 

中国人の一般ワーカーの2から3ヶ月分の金額、 
千元以上の大枚で購入しました。 

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買ってすぐから、うーっん!中国!と言うものでした。 
走るのは、自転車並みに速度が出るのに、ブレーキが後輪にあるだけ、
それも、もろ松(ソン)「ゆるい」! 
走り出したらとまらない! 
ブレーキは足ブレーキ!靴底がへるへる! 
うちの馬鹿息子と同じ乗り方をするので、静馬2号と名づけました。

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これでは、命が幾らあっても、たまらないので、修理に出したけど、ダメ! 
ちーっとも、効きませんっ! 
仕方がないので、内緒で工場に運び、自分で修理、修理! 
何とか、ブレーキが利くようになったら、 

ハンドルが取れた!? 

おいおい、かんべんしてくれっ! 
こっちを直すと、あっちが壊れ、あっちを直すと、 
そっちが壊れ、そっちを直すと、こっちが・・・ 
修理の無限回廊! 

パンクは少ないが、虫ゴムが悪いせいか、すぐ空気が減る。 

中国の町の角々にいる、空気屋さん、有難いものです。 

知らない人には、この空気屋さんの意味が、わからないと思いますが、 
中国の町の角々に自転車の空気入れをもち、小さな箱に座り込む人!が、たくさんいます。 
この人たちの仕事は、自転車に空気を入れてナンボ! 
一回、空気入れだけだと、5毛銭。 
虫ゴムを取り替えて1元。 
安いところで、3元で、一汁一菜の食事ができる中国と言えども、一回5毛銭では一日一食があるかないか。 
よくやっていますと感心、ひとしきり。 
てナわけで、私の愛車「静馬2号」をみてやってください。 

ではでは、再見! 


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