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【2024年3月】「自分自身にやさしくすれば悩みの出口が見えてくる─マインドフルネスと心理療法ACTで人生のどん底からはい上がる (著)ラス・ハリス (翻訳)岩下慶一」を読んで - 不安への対応力が上がりました

こんにちは、chinです。
先日の書評で割愛した
「自分自身にやさしくすれば悩みの出口が見えてくる
 ─マインドフルネスと心理療法ACTで人生のどん底からはい上がる
 著:ラス・ハリス  翻訳:岩下慶一」
について紹介します。

この本について

死別、離婚、失業、天災、疫病など、
突然襲いかかる過酷な現実から立ち直るために必要な、
傷ついた自分にやさしい言葉をかけるマインドフルなやり方を伝える。

この本の内容
もしかしてあなたは、思いがけない出来事で
人生のどん底に叩き落とされたのではないだろうか。
なぜあんなことになったのか、
どこで間違ったのかと自分や他人を責めてみても、
出口は見つからない。
むしろ自分の痛みにやさしく寄り添うことで、
事態は改善していく。
著者のラス・ハリスはマインドフルネスと
行動心理学から生まれた画期的な心理療法ACTを使って、
人生を立て直すヒントを教えてくれる。

筑摩書房

本の構成について

実際に傷ついた方のカウンセリングの実例を通じて、
手法の効果を説明されています。
全18章の構成で、緊急時への対応、その後復活する方法、
最後は少し情緒めいた話が書かれています。

緊急時の手法

自分が参考になったのは、
突然の不安に襲われた時の緊急時の手法です。

  1. またあいつが来なさった
    あいつ=不安に名前をつける
    心の中の友人が自分に言うように捉える

  2. 辛いよな、やってられないよな
    心の中の友人が自分に言うように捉える

  3. 深呼吸する

  4. でもあいつは悪気があってやってるわけじゃないんだ
    お前を守ろうとしてくれてるおせっかい焼きなんだ。
    やり方が下手なだけ

  5. そいつのことはその辺の空いてるスペースに逃してやろう。
    悪いやつじゃないんだ。

  6. 空いた心のスペースに、未来の楽しみを詰め込む。
    ※chinオリジナル

効果

急な不安に襲われた時、この手法に何百回も助けられています。
不思議と落ち着くことができます。

さいごに

この後、この手法は自分の中で進化や派生していきます。
心の中の友人を「推し」に変えたり
深呼吸からマインドフルネスに手を出したり。
基本形として、とても参考になる本でした。

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