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冷え性の方、必見! 自宅で足浴を楽しむヒント


春夏秋冬、一年を通じて「冷え」の症状に悩んでいませんか?実は、女性は男性と比較して筋肉量が少なく、熱をあまり産生できずにいるため、慢性的に冷えやすいのです。とはいえ、冷えはつらいものですよね。

今回の記事では、多くの女性を悩ます冷え性を解消に導く「足浴(フットバス)」についてお伝えします。今回の記事をお読みいただくと、なぜ足浴が温活にいいのか、ご自宅で行う足浴のコツがわかりますよ。ぜひ最後までお目通しくださいね。

そもそも「冷え」ってどうして起こるの?

「冷え」の原因は、さまざまな要因が考えられます。外気の影響や食生活の乱れ、ビタミン・ミネラルの不足、または衣類や靴下などでの締め付けからもきているといわれています。

また、知らず知らずのうちに体を冷やしている場合も。例えば、夏の間とてもお世話になる「冷房」。電車の中やオフィス、店舗など冷房が効いている場所で長時間を過ごすと、間違いなく体は冷えます。

ひざ掛け、ストールなどが欠かせない方もいらっしゃるでしょう。暑さで熱がこもった時以外は、首・手首・足首の「3つの首」を意識して、体を冷えから守ることが非常に大切です。

冷えの症状にお悩みの方におすすめしたいのが、「足浴」を日常に取り入れること。自宅でくつろぎながらできますので、ぜひ日頃のセルフケアにプラスしてみてはいかがでしょうか。

足浴(フットバス)のメリット

足浴には「体を温めて自律神経を調整する」というメリットがあります。
冷え性の方が特にお悩みなのは、手足の末端が冷えることではないでしょうか。そういう方に、ぜひ足浴をおすすめします。なぜなら、フットバスは体を温め、自律神経を調整することができるからです。

例えば、自律神経が乱れると血管の拡張・収縮がうまくいかなくなります。これは、血流の乱れを意味しています。血流が乱れると、手足の末端まで血液が届きにくくなるから冷えるのです。

ですので、足浴で足元を温めることがとても大切。温めることで血流がよくなります。さらに、副交感神経が優位になるスイッチが入るので、リラックス効果も期待ができます。

自宅で楽しむフットバスのコツ

1.用意するもの

バケツ、あるいは両足が入る大きさの洗面器だけ。足浴専用バケツがあれば理想ですが、なくても大丈夫です。足浴では多めのお湯が必要になるので、軽量かつ運びやすいものがおすすめ。その他には、ひざ掛けや差し湯(足湯の温度をキープするため)が入ったポットがあれば、最強。

2.お湯の温度は何度くらいが最適?時間は?

湯温は、およそ38~42℃位。
時間は10分から20分。
長くつかればつかるほど湯温が下がりますので、差し湯があるとさらにベターですよ。

湯量の目安になるのは、「三陰交(さんいんこう)」というツボの位置です。三陰交は、女性の冷えや婦人科系トラブルなどのお悩みに有用性のある、お守りのようなツボです。

三陰交は、内くるぶしより指3〜4本分ほどの骨のきわ上の位置にあるので、このツボが隠れるくらいの湯量があるとベストです。なぜなら、ツボを温めることで血流が改善し、めぐりがよくなるから。(三陰交の位置は、後ほどイラストか図でお伝えしますね)

例えば、誰もが知っている「お灸」の効能には、免疫力を高めたり、自律神経を整えたりする他に血流の改善がありますが、足浴でこの三陰交を温めるには、このツボがじゅうぶんに隠れるほどの湯量があると、冷え性の改善にもつながります。

3.いつ、どこでやればいいの?

足湯を行うタイミングは、リラックスしたいときや疲れを癒したいとき。入浴できないけれどスッキリしたいとき……など、時間を選びません。好きな時にバケツとお湯を用意するだけでできます。

めんどくさがり屋さんに!お手軽足浴のヒント2選

1.最初から浴室で

バケツやお湯を用意するのが面倒くさいときもありますよね。そんな時は浴室で足浴をしてみてはいかがでしょうか。洋服を着たまま、バケツか洗面器にお湯を入れて、浴室の椅子か、浴槽のふちに腰掛けて行います。滑って転ばないように、浴槽のふちから落ちないように気をつけてくださいね。

2.入浴中に

また、それすらも面倒くさいと感じるなら、究極は入浴時に行う足浴です。髪や体を洗う間、洗面器にお湯を張り、そこに足を浸して温めます。特に、冬の間は足元が温かいのでとても心地がよいです。このとき、足の甲や指の間をしっかり洗うと、より足の疲れがとれたり、血流を促したりしますので、「ながら足湯」を試してみるのはいかがでしょうか。

おわりに

これまで足浴を自宅で試したことがない方にとって、足浴のイメージがつきにくいかもしれません。ですが、入浴のシーンを思い浮かべてみてください。湯船に足をそっと入れると、それだけでホッと心が和んだり、気持ちがいいと感じたりしませんか?足浴は入浴の「足バージョン」なのです。

「冷えは万病の元」という言葉があるように、冷えがきっかけとなり、最終的にはさまざまな病気を引き起こすことにもなりかねません。健康のため、リラックスのための足浴習慣を始めてみませんか?ホッとする足浴の心地よさ、ぜひ一度試してみてくださいね。

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