禁煙することにした

書きます

コロナがいよいよすごいことになっている今日この頃、窒息するほど溢れかえる情報を目にして、
本当に小さな規模でしかやっていないにせよ、物を書いて世に見える形で出すということが、なんだかいつもより億劫になってしまって、ここしばらく書き物をやめていました。
僕の書き物ふぜいが世に及ぼす影響などごく小規模に過ぎないでしょうが、だとしても、これ以上情報過多に加担するような振る舞いをしてはならないのでは、というような気持ちだったのです。

でも、少し落ち着いて眺めると、情報過多の状況そのものは変わらないにせよ、きちんと目を向けるべきものとそれ以外との区別もだんだんついてきましたし、
そうしてすっきりしてくるにつれ、心の中でモヤモヤしていたことがだんだん形を得るようになりました。
ということで、書きたいことをまた少しずつ書いていこうと思います。

やめます

表題の件です。

前の会社を辞めて自由な時間が大幅に増えたからだと思うのですが、煙草の量が(自分基準では)けっこう増えてしまっていて、
ちょっと今の状態はイヤだなぁと思えてきたので、思い切って禁煙することにしました。

「煙草は(道徳的に)よくないから」とか、そういう理由ではないです。
また、「煙草は(健康上)よくないから」という理由かというと、それもちょっと違います。

もっぱらイヤになったのは、喫煙のスタンスが「煙草を吸っている」ではなく「煙草に吸わされている」に若干振れつつあることです。
この気に食わない状態とおさらばするために禁煙を決断した、というのが一番しっくりくる説明と言えます。

僕は、他人に(実害を及ぼさないという意味において)迷惑をかけないという大前提さえ守れれば、煙草なんていくら吸っても別にかまわないと思っていますし、
健康に良くないものだろうと、たしなみとして楽しむぶんには人生を豊かにするプラスになりうると考えています。
(健康に良いはずのものだって、度を越せば逆効果になりえますし、線引きなんて曖昧なものです……ここではこれ以上踏み込みませんが。)

「たしなみとして」という言葉にはおそらく、「自身でコントロールできる範囲において」というニュアンスが含まれています。
だからでしょう、依存が進み始めて、煙草に火をつけるペースのコントロールがきかなくなりつつあることに、つい最近気がついたとき、僕は何やらとてもイヤな気分になりました。
コントロールを失いつつあるということは、たしなみではなくなりつつあるということ。
もし完全にそうなってしまったら、煙草は「健康への害などの実害を差し引いても、人生に彩りを添える楽しみといえるもの」から、単なる害悪になり下がってしまうように思えたのです。

実際のところここ最近、強迫的な吸いたさに急き立てられて煙草に火をつけることが増えたのですが、
吸って一口目、気分的な欠乏感はニコチンの作用でたちどころに満たされてくれるものの、
他方でそれだけではごまかしようのない喉や肺の重さ、全身のだるさが襲ってきて、こんなんじゃ明らかに割に合わない、と考えるようになりました。

このままズルズル振り回される側になるくらいなら、スパッと断ち切ってしまうほうがいい……。
ということで、昨日から禁煙に踏み出し、今日に至っている次第です。

気づいたこと

元々ヘビースモーカーでもないので、経過についてこのnoteで記録していく、といったことをするつもりはありません。
ただ、現時点までに気づいたことで、面白いと思ったことを少しだけ書いておきます。

禁煙に取り組み始めてまもない実感としては、よく言われているニコチン欠乏の症状ではありますが、空腹感がすごいです。
ただでさえ糖質をあまり摂らない生活をしていることもあいまって、低血糖からくる飢餓感がなかなか強烈です。
昨日の夜は「煙草吸いたい」と「甘いもの食べたい」が頭の中で押し合いへし合いを繰り広げていました。

よく「煙草をやめるとご飯がおいしくなる」という点がメリットのように語られています。
が、昨晩の経験をもって、僕はこの点を純粋なメリットとして考えてはいけないのだと気づきました。

起こっていることと言えば、要は「煙草をやめるとご飯がおいしくなる」とは、「ニコチンが断たれることで低血糖状態に陥りやすくなり、これを解消するためにご飯をたくさん食べてしまうようになると、結果として依存先が糖質へと置き換わる」ということです。

「新たな依存先が糖質になる」って結構、というか相当やばくないですか?
まず第一に太るし。
せっかく晴れてシックスパックを手に入れる寸前まで来ているのに(後述)、それをあえてぶち壊しにするロックな精神を僕は持ち合わせていません。

もちろん、ほかにもご飯のおいしさを再実感させてくれる理由というのはあるのかもしれないですが、それを差し引いてもなお余りあるやばさがあると思います。

ストレスフルな状況になればなるほど、糖質への依存も深まるのは経験済みなので(前職在職中は週3で中華ランチ通ってラーメンとライスのセット食べてた)、
今のうちから「ご飯おいしいばんざーい!!!」ってバカ食いするのだけは絶対やめておきます。

あと、空腹と吸いたさの双方をごまかすべく、ガムを噛んだり炭酸水を飲んだりしているのですが、たちまちお腹がゆるくなりました。ださすぎる。
早く禁煙生活終わってほしいです。

むすび

そんなこんなですが、たぶんそれほど苦労せず禁煙には成功するのではないかと思います。
今のモードに入った自分はなかなか折れないので、よほど吸わなきゃやってられないみたいなどぎつい禍事に巻き込まれない限り、穏当に済んでいくはずです。元々そんなに多く吸うほうでもなかったし。

今日はとにかく文章を書いてみたかったのです。
混乱した今の状況で、なんであれ自分の思っていることを言葉にできるかなー、と。
ひとまずなんとかやれたのでホッとしています。それに尽きる。

次はもう少し何かしらに踏み込んだ何かを書こうかと思います。
あるいはシックスパックが冗談抜きで手に入りそうなところまできてる件を書くのもいいな!早く腹筋割りたい!

そんなところで、本日はこれにて!

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