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#28 スウェーデン・ストックホルム編 「キャビンアテンドさんと◯◯◯」

一つ前のブログが消えてしまいました!
なので、いきなりスウェーデン・ストックホルム編スタートです!笑



2015年6月9日



目が覚める。ベッドから起き上がるのが億劫になっている。


そう、今日この日は世界一周と言う冒険に一緒に出発した相方ミツの帰国日になってしまった。


昨日の夜電話で話した。


明日の飛行機に乗ると聞いた時本当の一人が始まるんだと思った。


寂しなるな…。


でも年内を目標に再出発すると言っていたのでそれまで俺も頑張れる…かな?笑


何時までも寝ている訳には行かない。


昨日はシャワーも浴びずに寝てしまった。


シャワーを浴び溜まっていた洗濯物を済ます。


シャワー室がとりあえず不便!


荷物置くとこないわ、石鹸置くとこないわ、シャワーの威力弱いわ、シャワーの首弱いから倒れて来るわ…。


あーーーもう!!


あとでエクストラシャワールームとか言う少し広くて荷物置き場もあるシャワールームを発見したが、お金掛かるんやろうなぁ~?と思い一応使っていいですか?と聞くと、いいよ!とのこと。


なんやねん!けど、よし!


なんだかんだと用事を終わらし御飯を食べることに。


いつも通りパンとサラミとチーズ、今日は一番安かったコロネも。


ちなみにコーヒーがタダ!ナイス!



久々のコーヒーに少し心が安らぐ。


そんな時姉ちゃんからの連絡だ。


姉ちゃん「今日路上歌いに行こうと思ってんやけどしんどいわー。」

※姉ちゃんはこの時東京で歌手活動をしていてその一環でストーリーライブをしていた。


俺「いや俺もやねん。でもこのLINE見た時なんか行かなってなったわ。」


二人「よっしゃ。行くだけ行こ。やれるだけやろ。」


少しだけでいい。一日を少しだけ頑張れる人間が成長出来るんだろう。


少しだけ頑張って宿を出た。


昨日狙いを付けていたポイントまで歩く。


少し遠いが良い場所のはず…が先にパフォーマーがいた。


しかも上手い。



やっぱりこれだけの人通り。マイクを通さないと声が掻き消されてしまうほど賑やかだ。


別の場所へ移動する。


よし!もうここでとりあえずやろ!


歌い始める。雑音に負けないように声を張り上げる。


物珍しそうに見る人々。


中々コインは入らない。やっぱり都会は厳しい。


一時間ほど経ち少しずつたがコインが入る。


韓国人の子供とママが立ち止まって長い間歌を聞いてくれコイン入れてくれた。



歌い続けていると、


「日本人の方ですよね!?」


「はい!そうです!」


声を掛けてくれたのはお美しい日本人女性の方。


仕事でストックホルムに来られたみたいだ。


俺「何の仕事してはるんですか?」

女性「客室乗務員なんですよ~。フライトでこの街に来て明日また帰るんです。」


まっマジすか…あの男の子の憧れ、キャピンアペンパンポ…( ´Д`)y━・~~


ここからはCAさんと呼ばして頂きます。


少し立ち話をし、


CAさん「お金入れるのもちょっと明からさまなんで御飯食べましたか?御馳走しますよ!」


俺「いやそんな申し訳無いです…。」


CAさん「いやいやホントにお腹空いてるんなら是非!」


俺「いただきます!!!!」笑


30分後もう一度この場所で合流することに。


よし!頑張るぞ!と思ったら10分後、前の店のおばさんに止めてくれと言われ只々待つことに。


30分後お喋りしながらレストランへ向かった。


高級そうなレストランに到着。


絶対一人やったら来る事ないやろな…。



メニューを見せてもらうがやらしい話、どれもこれも自分では絶対に食べれないお値段だ…。


パンがやって来た。



うっうめぇ~!!

スーパーで一番安かったカッチカッチのパンとは訳が違う!!笑


そして…


ハッハンバーガーにナイフが…いただきます!!!!



なっなんじこりやぁ…!!美味すぎる…!!バーガーキングのハンバーガーとは月とスッポン、ダウンタウンと8.6秒バズーカ、魔人ブウとピッコロ、て感じだ!!


あっラッスンゴレライてまだ人気あるん?


最後にコーヒーまで頂いてしまった。


これも美味しかった~!!



本当にありがとうございます!!御馳走様でした!!!!


てか素直に思ったんやけど日本でおったらCAの人と御飯行く事とか絶対ないよな~。


いや行きたいとか行きたくないとかは別としてですよ。


帰ったらケンシロウに自慢したろ。

あっ地元のツレです元ヤンです。笑


食事を頂きながら色々とお話した。


CAさんだからこそ知る海外の為になる話を沢山聞くことが出来た。


特に治安については今聞くことが出来て本当に良かった。


命は一個。絶対行かなければ行けない、絶対に今行きたい、という思いに命を掛けるなら話は別だが俺は命を掛けてまで行きたい所など無い。


俺「よくバックパッカーの方が危ないって聞いてたけど行ったらそんな事も無かった見たいな話よく聞くんですが…」と聞くと、


CAさん「んーやっぱり良い例もあるけど今話した見たいに悪い例もあるからね。命は帰って来ないからね。」


その通りだ。俺が今まで見て来た、聞いて来たものは良い例ばかりで悪い例も同じくらいあるんだ。


死んだらお終いだ。


別にどこをどう飛ばそうが飛ばすまいが俺の勝手。


これは俺の旅。自分が止めて置こうと思う所には行かない。


行きたい所に行く。それで良いはず。


バックパッカーとして行かなければ!的な心のモヤモヤをCAさんが取り除いてくれた。


夕方になり自分のホステルに戻ることに。


近くの信号まで送ってくれさよならをした。


CAさん「体に気をつけて頑張ってね!」


俺「ホンマにありがとうございます!ホンマにありがとうございます!」


信号が青になり渡りきった後、神様やーーー!!!!と大きな声で叫んだ。


帰り道昨日もいたパフォーマーがいた。


オケを流しマイクを通しアップテンポな曲を歌っている。


滅茶苦茶稼いでるやん…。



どんな所が違うのかじっくりと観察した。


とにかく堂々としている。それこそ俺の歌聞けよという感じだ。コインが入ろうが紙幣が入ろうが見向きもしない。


この街でもう少し俺も鍛えられよう。


都会がとか言ってられない。パフォーマーとしての能力が俺は低すぎるだけだ。


明日もまた少し頑張ろう。


今日の稼ぎは87スウェーデンクローネと最高の晩御飯。

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