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ポケットマルシェのお客様へ

ポケットマルシェを初めて、まだ1か月も経っていないのに沢山リピート頂けてホント嬉しい限りです。
嬉しすぎて、いろんな魚を入れ過ぎてしまい、処理の仕方やお勧めの食べ方の方が追い付かず、こちらに書いています。
改めて、西瀬戸内海の島で漁師をしているチルゲンこと西原と申します。
54歳で漁師に、しかも高校受験を控えた娘を一人で育てながらでしたから、周りの皆は正直無理じゃろ~なんて思っていたと思うのですが、そんな周りの皆さん、そしてポケマルで御縁を頂いた皆様のおかげで何とか貧乏ながらもストレスなく好きな海で仕事をし、娘は自分の夢に向かって高校生活をしております。毎日バス、船、自転車で片道2時間の通学時間。我が娘ながらたいしたもんだと親バカぶりを発揮しておりますが、肝心の魚の処理の仕方、そしてお勧めの食べ方、をご紹介いたします。

お試しセット、なんじゃこれ~セット、瀬戸内海マダコと合わせて5セットお送りさせていただきましたが、皆さんの希望や数量の関係で、書いてある魚種全てが入ってる訳ではない事をご了解ください。

本日発送させていただいた魚介類

写真を載せたいのですが、それは着いてからのお楽しみという事で、
まずは、マダコですが、

※茹でた後、更に加熱調理する場合は塩は入れなくても大丈夫です。それと加熱時間も再沸騰後40秒
ひっくり返して40秒位で良いですよ😊
ポイントは茹で過ぎない事と茹でるときに塩を入れ過ぎない事。
1%でOKです。

カワハギ 


鱗の無い頭にアンテナの様な棘があるのがそうです。刺さっても毒は無いのでご安心下さい。
瞬時に活〆する為と、あとの処理のし易さから頭と胴体の間に包丁を入れています。頭と胴体を両手で持ち、切れ目から割いてください。
この時に、頭側に内臓が付いてきます。
皮は簡単に剥けますが頭の方は少し剥き難いです。角に注意してください。
時期的に肝が小さいですが、味は保証します。
メスには卵が入っています。
皮を洗って乾かして板に張ると、手作りのわさびおろしが簡単に出来ますよ( ◠‿◠ )

お勧めの食べ方
頭と肝、卵は味噌汁or煮付け
身の部分は、刺身、カルパッチョ、唐揚げ、煮付け、味噌汁と何しても旨~い。

ギザミ(キュウセン)


緑色の派手な魚ですが、今回なんじゃこれ~セットに入れさせて頂きました。昔は沢山いたのですが、最近激減したのと刺身が美味しい事がバレてしまい滅茶苦茶高騰している魚です。
勿論、お勧めの食べ方は、刺身一択。日本酒、白ワインどちらにも合いますよ


アカニシガイ


こちらでは単にニシと呼びます。生で食べる場合は、ハンマーで殻を割って、堅い部分のみを塩もみして汚れとヌメリを取り、スライスして刺身として食べて下さい。誰にでも好まれる食べ方はボイルです。鍋にアカニシガイを入れ殻が隠れる位まで水を入れ、水からボイルし沸騰してから10分。火傷に注意しながら鍋から出し、氷水で冷やします。冷めたら、フォークやアイスピックで綺麗に中身が取れます。生と同じく、堅い部分だけを食べますが、塩もみは必要ありません。水洗いだけでOKです。後はスライスしてどうぞ^^日本酒好きさんには、山廃や純米酒が良く合います。

マコガレイ



これからどんどん美味しくなるマコガレイ、何をしても美味しい魚ですが、まずは刺身。今回のは少し小さいので大変かもしれませんが、是非チャレンジを。失敗したら唐揚げでも煮付けにでもしちゃいましょう


鱧(ハモ)

これからが旬。内臓は取っていますので、腹側から包丁を入れて開いていきます。
開き方はユーチューブでも見れますが、この魚を美味しく食べるポイントは一つ。骨切りです。
なるべく細かく、そして皮の手前ギリギリまで包丁を入れる事です。
そこまですれば、後は湯引きや天ぷら、お吸い物で何とも贅沢な夏を感じられます。私もやっと上手になってきました^^v

アカエイ

奥に見えるのはアイゴちゃん(⌒-⌒; )
アカエイのヒレ


まずは塩でヌメリ取りから


なんじゃこれ~セットに入れさせて頂きました。今日丁度よいサイズが獲れたので^^
大きすぎると他の魚を入れるスペースが少なくなるし、小さいと料理方法が限られてしまうので、こちらで捌いてひれの部分を一枚入れています。
下処理はまず、塩をかけで出来れば亀子たわしでヌメリを取って下さい。
後は、煮付け、唐揚げで、こちらのお年寄りにはこれの刺身が好きで90歳近いのにぴんぴんしている人もいて、「エイのおかげでまだまだ現役じゃけんの~」と言ってる先輩がいますが、真実は分かりません。


アカエイの煮付け
アカエイのひれ 200g~300g
水200㏄、日本酒150㏄、生姜スライス2,3枚
これを沸騰させてヌメリを取ったアカエイのひれを入れ、
再沸騰したらアクを取ってから

砂糖大さじ2 醤油大さじ2 みりん大さじ1.5を入れ
落し蓋(アルミホイルでもOK)
吹きこぼれない様に火加減をして約10分
※焦げない様に注意

熱々で食べても、一晩置いて煮凝りを楽しんでも美味しい~^^
コラーゲンたっぷりです。

唐揚げは、皮を剝いだ方が食感が良いですが、そのままでも大丈夫です。
皮の剥ぎ方は、皮と身の間に包丁で少し切り目を入れてそこに親指を入れて押し広げて剥いていくのですが、少しハードル高めです。

カニ(ワタリガニ、石ガニ)

本ワタリ蟹
イシガニ
タイワンガザミ(ワタリガニ)


塩ゆでしてそのまま食べるか、石ガニは小さいので甲羅を割って味噌汁がお勧めです。良い出汁が出ます。

マゴチ


これから夏に向けて超高級魚になるマゴチ。
刺身がお勧めです。
余ったら、アラと一緒にお好みの味で煮付けでどうぞ


頭を落としてから捌くと簡単に三枚おろし出来ます。

コノシロ


脂が少ない時期ですが、味噌、ごま油、ネギでナメロウが美味しいです。
瀬戸内海のコノシロは癖が無くどんなお酒でも合いますが、温かいご飯にもバッチリ合います


オコゼ

刺されると大変なので棘を切ってから送っています。


瀬戸内海の超高級魚。何しても美味しいですが、他の魚のアラと一緒に是非味噌汁にしてみて下さい。唯一無二の出汁が出ます。
ウロコのが無い魚ですが、水を流しながら、たわしで軽く擦って汚れを落として下さい。
今回のは小ぶりなので唐揚げもおすすめです。


真鯛


言わずと知れた白身魚の王様、鯛飯を作る場合は、焼かないで生のまま作って見てください。
ポイントは、釜に入れる前に、塩を表面と腹に振って10分位放置して、それを洗い流してから入れると良いですよ。
煮ても、塩焼きにしても勿論刺身でもOKの状態です。
刺身好きさんには愛媛式の鯛飯もおすすめです。


コウイカ


とにかく刺身で食べてみてください。ゲソは塩もみしてボイル。刺身と一緒に醤油で。 お酒が止まりません。
捌き方


デビラ(小さいカレイ)

今年の5月5日はデビラのぼりでした😄


ウロコと内臓を取ってから揚げか、塩水(3%)に10分ほどつけてから
カラカラになるまで天日干し。
そのまま食べても、炙って食べてもOK
酒好きのオイラは炙って日本酒に入れて骨酒の様にします。
冷でも燗でも美味しいです。


もしかしたら、ここに書いていない魚も入ってある可能性がありますが、分からない事があればいつでもお気軽にご連絡下さい

どうもありがとございました。
これからもよろしくお願い致しますm(_ _)m


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