妻が妊娠して旦那さんが不眠症になった話
「うわー!!寝られへん。ストレスやー!!!」
旦那さんの不眠症に気づいたのは、旦那さんが寝れなくなって5日目くらいのことでした。
それまでわたしは妊娠中期から定期的に夜中3回、トイレで必ず目が覚めるようになっていました。(身体が自然に準備にとりかかっている?)
その時も旦那さんは寝ていたり、起きてテレビを見ていて何も言ってこなかったので、不眠症であることにまったく気づかず。
しかしある日、深夜3時に横で、旦那さんが頭を抱えながら叫んだのです。
「うわー!!寝られへん。ストレスやー!!!」
え!?寝てないの?いつから?
妊娠してから幸運なことに、旦那さんは仕事を辞退してプー太郎になったので(今は独立)24時間ずっといっしょに過ごしてきました。
アメリカには家族がおらず、頼れる友達も忙しくしていて家も遠いので、旦那さんが横にいてくれ続けたのは気持ち的にも安心して過ごせ、本当にラッキーでした。
そして毎日、妊娠初期から後期までわたしは旦那さんの横で「胸とお腹の間が痛い。」「赤ちゃんは今、こういう状態らしいよ。」だの、妊娠中の状態を聞かれてもいないのにこと細かく共有しつづけたのでした。
アメリカの男性育児事情2024年版
ここはアメリカなので妊娠中、アメリカの情報を読みあさっておりました。
国が変われば、人間の価値観や常識も大きく変わります。
2年間、アメリカで生活してきましたが、わたしの周りで出会ったアメリカの男性たちは、育児にとっても積極的だと感じさせられることが多かったです。
そもそも、自分の子供なので「積極的」という言いかたは、女性も働く率の高いアメリカでは不自然になるほど、アメリカの男性の認識では「育児をすることは父親として子育ての経験ができる。」と、自分軸でかんがえられている人が多いと知りました。
日本で育ったわたしの家庭は、父は労働!母は専業主婦・子育て!の、THE・JAPAN式でしたので、父親が育児に積極的に参加している姿をみたときに違和感と衝撃をかんじました。
日本を批判したいわけではなく、これまでの国の歴史、法律、国民性などの中で、アメリカはそのように進んできたのだと思います。
アメリカには、町中で赤ちゃんを抱いている男性はゴロゴロいますし、前のシェアハウスでも昼間にベビーカーを押す人が全員男性。ということもしばしば。
アメリカは才能等あれば女性でも男性以上にどんどん稼げる国なので、もし妻が稼いでいる場合は旦那が育児。なんてパターンも多いのだと思いました。
また、妊娠グッズがInstagramで流れてきたと思えば、男性用の抱っこ紐の広告だったり、男性用のミリタリーチックなマザーズバッグだったり。
おぉー、ここまで男性育児が進んでるのか、アメリカ。と感心しました。
妊娠中の女性の隣にいる男性は影響を受ける?
さて、そんなアメリカの男女参加型率の多いですが、今回旦那さんが不眠症になったときに解決できる手がかりになる情報を探していたところ、たどり着いたのがアメリカサイトの情報でした。
どうやらこれまでの人生で一度も不眠症になったことのない旦那さんの不眠症の原因は、クーバード症候群と呼ばれるらしく、旦那さんはその儀式を無意識にしているようです。※自己判断なので間違っている可能性もありますが
わたしの妊娠中、ずっと横でサポートもしてくれながら、妊娠症状を聞いているうちに、きっとクーバード症候群のスイッチが入り、不眠症になったのだと思いました。
妊娠期間、普段続けてきたサーフィンの時間を減らしたり、他にもいろいろと自粛していたので、その再開を試してもらいましたが、一向に不眠症は改善されません。
なのできっと原因は、これまで一緒に待ちわびた子が、あと10日ほどで誕生する!という、いろいろな気持ちによる影響だろうと。
過去を振り返ると今の状況に感謝が溢れる
わたしはズタボロの恋愛を経験し、結婚も子供も諦めて1人、日本の田舎で犬と生活するか。と人生を半ば諦めて生きていた身なので、まさかこんな風に側に愛する人が妊娠中にずっと寄り添ってくれるなんて夢にも思っていませんでした。しかもアメリカで。
そしてその人がクーバード症候群になり、同じような体験までしてくれていることに感謝と愛を感じざる終えません。(不眠症は可愛そうですが)ありがとう。
そして、この1週間ほどいろいろと試したけれど不眠症は改善されず、きっと子が産まれたら旦那さんの不眠症も改善するだろうと、2人で夜中にゴロゴロと起きたり、寝たりの生活を続けています。
現在、39周目。どんなお産になるのか、アメリカの病院はどんな感じなのか、産後もいろいろなネタが待ちわびている気がして、ドキドキワクワクしながら今日もアメリカで生きています。