アンダーグラウンド
こんばんは。
MY FIRST STORY の新アルバム「Ⅴ」が発売されました。
日付が変わってサブスクで配信されてからずっと聴いています。
今も聴きながら書いています。
暑さにうな垂れていながら15時ぐらいになると「あ、なんか家にいるのしんどいな、よし外に出よう」と思い立つ。
パジャマをバッと音が聞こえるぐらいの早さで脱ぎ捨て、窮屈さの「き」の字もないゆるさ満点の私服へとメタモルフォーゼする。
XXLのとあるイカしてるデザインのTシャツとワイドパンツを装備して、new balanceの574を連れて行く。
雲一つない蒼空に感動しながらゆっくり足を進め、全身が火照るのを知らないフリしながら、地元のカフェに一直線に向かう。自動ドアのオープンとともに冷たい風が迎え入れてくれる。
待つこと10分、1人なのに4人席に案内される。まあこれから空きそうな雰囲気だったし、広い分には悪い気はしないと思い、堂々たる着席を決めた。
ちょっとした空腹感をパンケーキで消化し、アイスコーヒーとともに、一冊本を読み切った。4時間にもわたる大集中イベントだった。
「しねるくすり」という先が気になり続ける小説を読破した。
「たった一錠で確実に死ねる薬」がこの物語の鍵であって、安楽死や、死を選択する権利について考えながら読み進めた。
確実なものがあるおかげで、安心できる。不安になる必要がなくなったから、安らぎを見つけられる。
「いつでも死ぬ権利を得られたら、生きるのが楽になる。」
(センシティブな内容になりがちなので、文体を軽くします)
これねー、前から良いと思ってたんだよね〜!
今のままでいるのは嫌なんだけど、終わっちゃうのも怖〜い、だから助けて〜!!って周りに言ったりぶつかったりしちゃうじゃん??
じゃあそこで、いつでも終わらせられるスイッチが目の前に現れたらどう??しかも自分だけが持っていても怒られないって!そしたら気が楽なるっていうのも納得なんだよね!
いつでも押していいなら今日じゃなくていいか!って気持ちにもなることもあるらしいね!めっちゃわかるわ〜その気持ち〜
もし自分だけが使えるっていう制度ができたら、少しずつ認められてもいいんじゃないかな〜!!
(本を読んだその日の感想なので、考えに偏りが生まれている部分があります。もっと多面的に考えるべきではありますが、ここは一方向からだけで終わりにさせていただきます。あまり重く受け止めずに読み進めていただけると幸いです。)
ダイスケリチャードさんの表紙とタイトルの強さで買った一冊だったが、久しぶりに物語の世界に入り込んでいた。
こんな本を選んでるから信じられないかもしれないが、あんまり人がいなくなるような物語は負担が大きいから割と敬遠している節がある。
ほっこりとして、心温まる物語があれば教えてください。メッセージ性とか読み応えとかは度外視なので、おすすめがあれば是非。
読破した達成感と伝票を握りしめて会計をお願いする。
そこには明らかに数年前に同じ学校にいた人がレジを打っている。クーラーが効いている室内で冷汗が溢れそうだった。テキトーに会計を済ませて店を出る。
雑に店を出てきてしまった、もしかしたら店に迷惑かけてしまったかな。いや今回は仕方ないから良しとしよう。
MY FIRST STORYのアルバムの「大迷惑」という曲がすごいカッコ良かったんで是非聴いてみてください。
ここまでお読みいただき有り難うございました。
自分を甘やかしてご褒美に使わせていただきます。