チャンピオン🏆


3XLのチャンピオンの白のカットソー。
独特な硬い生地と厚さは触ればすぐ判別がつく。


「ビッグシルエット」という名の単語に憧れ、衝動でZOZO払いで購入した夏の日が昨日のことのように思い出せる。

ファッションに興味を持ち始めたとき、ことあるごとに覗いていたのはWEARとZOZOTOWN、#お洒落さんとつながりたい のインスタグラム。

あの頃は純粋で、元気で、ひたむきだった。オシャレさで人を測っていた。(これは最低)

毎月ファッション誌を眺め、様々な媒体から情報を収集して、多くの人から「オシャレだね」と言われたいが為に毎日の服装を気を張って考えていた。
(友達が少なかったので、言われた回数は数えられます、手で収まる回数だった気がします。)

そんなオシャレ第一!ハハッ!w     みたいな生き方をしているうちに気がついた。

お金ない!と言い続けていた。

衝動的に服を買うような人間だったから、服以外に気を遣う余裕がなくなっていた。言葉を選ばずに言ってしまえば、服に着られた見窄らしい人だった。

つまらない私生活を送っていた。教養も無い見掛け倒しだった。

自分の中の服の流行り廃りもすぐ変化していた。リニアモーターカーぐらい速かった。

すごい欲しかったものが、数ヶ月すると飽きて、箪笥の奥の守神になっていた。


そこで自分の中での価値体系が変化した。値段は高いけれど、何年も使える、丈夫でデザインが気に入ったものを買ってからだ。

たくさん買ってすぐ着なくなるのはもったいない、環境への配慮も足りていない。

服に限らず、モノを買うときは熟考して、日を跨いでも欲しいと思えるものだけを買っていくことにした。長く使えそうで、年単位で欲しいものだけ買うようにした。(本の判断基準は難しいので、未だに衝動的に買ってます)

それから、周りは満足度の高いアイテムが揃うようになってきた。普段利用する文房具も、リピートしているものがほとんどだ。


二歩前ぐらいに見えていて、手を伸ばせば届きそうな薄っぺらいものは世間の流行だった。


自分の手元に揃えたいものにだけ一直線に走っていこう。


ポケモンのぬいぐるみが転がっている部屋から書き上げました。


ここまでお読みいただき有り難うございました。


自分を甘やかしてご褒美に使わせていただきます。