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ニューヨークでの子育て

He is beautiful!!!

って言われて、女の子だってば!

というのが日常でした。途中から直すの諦めつつありましたが。

道を歩けば、とにかく娘を褒めてくれる見ず知らずの老若男女の多いこと。男の子と間違えられるのはあれでしたが、ご近所を散歩していても、ちょっと遠出したときも、とにかくニューヨーカーは子ども好きが多いのか、それともニューヨークに住む人の表現力がすごいのか。日々の子育てで少々気持ちが落ちているときなんかに褒められると、ふっと口元が緩んで気分が上がる単純な私なのです。

日本ではたまに声をかけてくださる年配の女性はいらっしゃいましたが、あんな経験はニューヨークだからこそだと思います。

もちろん、ぶっきらぼうな人も多いし、明らかに子どもが好きではない対応をする人も中にはいますが、全体的に子どもが愛されていることを感じることができました。時には「あらーまー、こんなに美しい子は見たことがないわっ」、とか「今まで見た中で最高のファッションだよ」とか、ブルックリンでは「なんてフォトジェニックなんだ」、という言語を屈指した最上級の褒め言葉をいただき、夫と笑い合って宝物にしております。

ニューヨークの地下鉄はとても汚いのですが、私はよく利用しました。一年間のことですが、怖いことは一度もあったことがありませんでした。エレベーターがない駅も、ベビーカーでもへっちゃらです。なぜなら、ほぼ毎回手伝ってくれる人がいるから。ほとんど見つける必要がないほど、すぐに手を貸してくれる人がいるんです。

何度かは、手を貸してくれる人が多すぎて、4人の大男に一台のベビーカーが運ばれていて、我が娘はプリンセスか?!状態でした。

街は混雑していましたが、セントラルパーク内には数々のすばらしいプレイグラウンド(公園)(しかも全部寄付、ダイアナロスパーク、とか寄付した人の名前がついていたりします)があり、子どものための遊べるミュージアムや、荘厳な図書館、屋外の素敵なメリーゴーランド、ナチュラルヒストリー、メトロポリタン、などなど、楽しめることはたくさんありました。

あーいつかまた娘と旅したいニューヨーク。

いろいろ悩みつつも、たくさんの人に助けられたニューヨーク。

今はコロナで大変ですが、どうか安心してみんなが訪れることのできるニューヨークになりますように。愛を込めて。

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