チャイルドケアと園芸療法
チャイルドケアでは、自然療法を楽しんでいただくために自然とのふれあいを勧めています。
園芸を楽しんだり、畑づくりを楽しむことは、自然から多くの癒しを得ることができます。そして、土にふれる行為そのものがセラピーであると考えられています。
園芸療法というと、実際は健常者が園芸を楽しむこととは別とされていますが、チャイルドケアではひとつの楽しみと癒しのツールとして、園芸を楽しむことを提案しています。
精神的な不安や、ストレスが増加しているときに行ってみると良いでしょう。親子で一緒に土にふれたり、植物を育てる習慣は、言葉にできない大きな影響と幸福を実感することができます。
園芸療法の歴史
大昔から伝わる「病は気から」。科学的にも研究され、心とからだの好調な関係こそが免疫を上げることが分かりました。アメリカでは現代医学の力が及ばないクライアントのこころの問題を癒すために、植物の力や音楽、絵画を用いる試みがあり、日本でも取り入れるケースが増えています。
園芸療法は、第二次世界大戦後のアメリカにおいて普及されたと言われています。戦争で人を殺め、友を失い、自らの心と身体が傷ついた兵士たちに向けて、精神的・身体的・社会的なリハビリテーションが必要になったからです。
彼らは園芸を行いながら自らの心を癒し、継続することで体力も回復したそうです。そうした背景から次第に園芸療法の対象も広がりを見せ、一北欧では、障害を持つ人々のためのケアに取りいれられるようになりました。
その後、園芸で知られるイギリスに普及し、医療・教育・福祉の総合的な環境が作られました。アメリカやイギリスではあらゆる人々のための庭園とガーデニングの普及が広まり、視覚障碍者のためい庭園（香りの庭）など、園芸療法がおこなわれる庭園が造られています。
【園芸療法の効果まとめ】
・不安と緊張がほぐれる
・創造的な表現ができるようになる
・衝動を抑えられる
・フラストレーションを抑えられる
・的確な計画、判断ができる
・正しく自己評価を行うことができる
・達成感を持つようになる
・慈愛が生まれる
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