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肩書を外した自分自身を磨く!

みんなで考えていきましょう

6月3日にチャイルドケアライセンス会員の方対象のオンラインセミナーを開催しました。ご参加された皆様、またアーカイブで視聴された皆さん、ありがとうございました。

久しぶりに公の場でオンラインといえど、お会いできたことはとても励ましになりました。この3年間は、せっかく協会を発足しても積極的な活動はできなかったので、残念に思っていましたが、いよいよ動き出します!

セミナー時にもお話しましたが、もともと協会を作るにあたっては、今までの一方的な指導を提案する講座というだけではなく、チャイルドケアを学びその概念に賛同いただき、地球を母とするチャイルドの一員として一緒に、感じ、考え、納得し、行動していくことを目的に作りました。だから一緒に考えていく機会を作らねばなりません。

今回はそんな活動をしていくための試みでもありました。参加意識をもっていただくことが、チャイルドケア活動のはじまりです。

チャイルドケア会員の皆さま、ぜひ次回はリアルタイムでご参加ください。どうしてもお時間がない方はアーカイブをご覧になったあとに感想などお寄せいただけると幸いです。

コロナが終息し、少しずつ平穏な日々に戻ってきてはいますが、価値観や意識を変えて新しい時代に即した考えをもって、柔軟に行動していくことが必要になります。

その必要性などもチャイルドケアとしてお伝えしながら、皆さんとどうあるべきかを考えていこうと思います。チャイルドケアを伝えることももちろん大切ですが、まずチャイルドケアを周知させていくこともまた必要です。周知しないと興味ももってもらえません。ぜひ、ご自身が学んでいるチャイルドケアがどのようなものなのかも、発信してください。

チャイルドケア講座を開くにあたって

さて、この度のセミナー開催にあたり皆さんに質問をアンケートしました。事務局からのアナウンスでもあったように、多くは講座を開講するためにどうしたらよいかというものでした。

確かに答えがない、ノウハウのないチャイルドケアをお伝えするのは、一見すると難しく感じるかもしれません。でも逆にいえば、決まったことなどないので、伝え方も自由ですから、基本がわかっていればどんなことでもできる可能性があります。

この基本は、「ノウハウでもツールでもなく、自分で考えることを提案するもの」です。自分で考えることを提案するためには【7つのコンセプト】を理解していること。

【5つキョウイク】でどんなスタイルで伝えていくのか、例えば、覚えた知識をそのまま伝えるのは「教育」ですが、やり方によっては、一緒に学ぶという機会を作れば「共育」になるし、同じような思いの人たちと一緒に活動していくのは「響育」かもしれません。そう、キョウイクでもいろいろできます。

そして【3つのステージ】で対象者やどのような段階で何をするのか提案方法を決めることです。

アロマセラピーを伝えるだけでも様々な提案スタイルができます。ただ香りの説明をして精油の使い方をするばかりがアロマセラピーではありません。一般的なアロマ講座の説明を省いて、アロマの香りそのものを感じて反応したことをシェアする体感でも、アロマセラピー講座になると思います。アロマの良さを理屈ではなく、体験すれば良さは伝わるわけですから、伝え方も柔軟にできると思います。

アイデアだけで自由に展開できるのがチャイルドケアの良さです。こんなに自由な伝え方があるのに、なぜひとつもできないと感じてしまうのでしょうか。

それは、学んだことをただ伝えるということだけではなく、学んだことで自分は何を得たか、自分だったら何を伝えたいか、という「自分だったら」とご自身のフィルターに落とし込んでいないからかもしれません。

「自分」というツールを忘れていませんか?

ネットで気楽に情報は集まる

ご承知の通り、この3年間でオンライン化が急速に進みました。情報の発信受信は、この3年間で68倍になったというデータもあるそうです。この数字が本当かはわかりませんが、それでもご自身や周囲の状況で急速にオンライン化が進んだことは実感していることでしょう。

調べ物は、従来は辞書とか誰かに尋ねるということで解決してきましたが、今はネットでサクッと調べることができます。調べたかった情報だけではなく、その周辺情報まで出てきます。時には知りたい情報だけではなく、知りたくない情報まで入ってきますから混乱します。だから情報におぼれる状況になるのです。

今は何かを知りたいと思えばネットで十分調べることができます。極端に言えばアロマセラピーを知りたいときは、講座で学ぶのではなく、ネットで知ることができるのです。

ここではあえて、「学ぶ」と「知る」と使い分けました。知っていることは増えているけれど、決して学んでいるわけではないのです。ここも大事なポイントです。

人に伝えるときには、まず「知っている」だけでは伝え方はわからないと思います。でも「学んだ」となっている人は、その知識からさらにその知識を使って何を目的にするかということを理解しているので、具体的な方法が見えてくるのです。

「学ぶ」ためには、知っていることを何度も繰り返して経験を重ねていること、また人を介して知った知識や情報を頭だけではなく、心を動かして習得していることです。漠然としたいい方ですが、人を介して伝わった言葉で共感したり、感動したりすることで心が動くのです。

知識を入れただけでは心が動いていないので、ワクワクしたり、ドキドキしたりしながら行動するところにまで進まないのだと思います。心が動くと、ワクワクして何かやりたくなります。

やってみようと行動の方が先になります。行動したことでとても満足感が得られます。これも大事なことですね。知識や情報を人を介することでその人の貴重な経験や思いを一緒に知ることができるのは貴重な学びになります。

誰に何を学ぶかが選択のひとつに

話が前後しましたが、大事なポイントであげた「自分」をツールに使うということ。これは自分自身がどういう人間で何に興味をもって何をしたいのかということを自分で明確にわかっているということ。

そして、肩書など外した「自分自身」の自己紹介ができることですね。情報が増えて、知りたいことはすぐにわかるようになりました。でも「学ぶ」ためには人を介さなければなかなか学ぶことはできません。その「人」である自分自身を自分が理解してセルフプロデュースができることです。

これからの時代は、何を習うのかということだけではなく、誰に何を習うのか、その誰かはどんな人でどんな考えを持っているのかとということが選択のひとつになると思います。

肩書を外した自分自身に自信を持てるようにあることです。別に肩書やキャリアなどはいらないんです。あなたがどんな人なのか、どんな魅力を持っているかが伝わり、興味を持ってもらえれば、そこにすでに何かの関りが生まれ、何かを伝えるきっかけが生まれます。

チャイルドケアに長く興味を持っていただいている方は、チャイルドケアそのものに興味を持たれているというより講師の私自身に興味を持ってくださっている方も多いです。スクーリングや講習会でお会いした人、オンラインセミナーで直接私の話を聞いた人などが継続されています。

文字だけや録画だけの視聴だけでは見えない人間性を見てくださっているのだと思います。そういう意味では以前のような対面での講習会や講座を開講したほうが、チャイルドケアはもっと伝わるかもしれませんが、そこはオンラインでつながる時代になった今、それを利用しながら私の人間性を知っていただく機会をもっと作っていこうと思います。

そうすることで、何がチャイルドケアなのかをもっとわかっていただけるし、学んでいただく機会になるとうれしいです。WEB講座の動画配信は、どこか堅いです。個人的な思いや体験話は省いているので、本音の部分は伝わりにくいです。だからこそ、オンタイムのチャイルドケアの思いもお伝えしていこうと思っています。

チャイルドケアを伝えることは、「自分を知る」というにもつながり自分磨きになります。そんなことも今後一緒に考えていきましょう。チャイルドケアを伝えたいという目標を持ったら、必ずそれはできます。その気持ちを大事にして、具体的にもっと自分の中にある思いを言葉にしていきましょう。

少しずつご自身の中で築いたチャイルドケアの空いた空欄に穴埋めするように、経験と感性でチャイルドケアを作っていきましょう。これを読んでくださっている人は皆チャイルドケアを伝えることができます。ご自身の魅力でたくさん伝えてください。

チャイルドケア共育協会本部講師  松本美佳


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