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【読書記録】孤剣―用心棒日月抄(藤沢周平)

読了日 2016/03/11

<あらすじ>
藩主毒殺の陰謀の証拠書類を持って姿を消した者がいる。藩取り潰しを目論み、公儀隠密も暗躍する。お家の危機を救うべく密命を帯び、青江又八郎は再度脱藩した。所は江戸、用心棒稼業で糊口を凌ぐ日々、目指す書類は何処に――。
用心棒の行く先々で、次々起こる怪事件を、江戸に生きる人々の人情に織りあわせて描く、時代小説の魅力を鏤(ちりば)めた長編小説。シリーズ第二作。

<感想>
シリーズ第二作。読み終えた時、孤剣とは何だろうか、と考えた。
孤独の孤。しかし主人公は、多くの仲間に助けられ孤独ではない。すると孤独だったのは、静馬だったのかと。
主人公は宿敵を追って、強制的に脱藩。そこで仄かな不倫をしたり。いや~時代小説の面白さが詰まっています。まるで教科書のような素晴らしいお手本。

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