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土に触れる遊びをしよう!

はじめに

子どもにとって戸外で遊ぶことは成長の上で様々なメリットを生んでくれます。今回は戸外の遊びの中でも、土に触れる遊びについてお話ししたいと思います。

さて、「土に触れる遊び」と聞くとどういった遊びが思いつくでしょうか?泥団子作りや砂遊びなど様々な遊びがありますね。子どもが大好きなこれらの遊びには、発達において主に3つのメリットがあると考えています。

  • 免疫力の向上

  • 体のメンテナンスになる

  • 心の成長に繋がる

順に解説していきます。


免疫力の向上

土の中には様々な微生物が暮らしています。そして私たちの体の中にも微生物が存在し、体の調子を整えてくれています。微生物と聞くと、「汚い」「良くないもの」といったイメージを持たれるかもしれませんが、実は人間と微生物は切っても切れない関係にあるのです。
微生物は腸内細菌などの常在菌を豊かにしてくれます。人間にとって欠かせない微生物と触れ合うためにも、土に触れる機会を増やすことが大切になってきます。特に芋掘りや家庭菜園の手入れなど農作業系の活動では土に多く触れることができ、子どもと取り組むと一緒に楽しむことができます。

体のメンテナンスになる

現代に生きる私たちはスマートフォンやPCを手にすることが多く、電磁波を体にまとって生活しています。これをリセットして体の調子を元に戻す必要があるのですが、土に触れることで体内の静電気を放電することができます。土がアースの役割をするのです。
また、農作業を行う際は土を耕したり、収穫の際に土を掘ったり、野菜を引っ張ったりして自然と運動量が増えるので体力増進に繋がります。農作業の中には普段の生活の中ではあまりしない動きも多いため、運動経験としても貴重な機会となります。

心の成長に繋がる

そもそも戸外で活動すること自体が心のメンテナンスになります。天気の良い日にのんびり土を触って五感を刺激しながら遊ぶことでリラックス効果も高まります。日光を浴びることでセロトニンというストレスに対して効能のある脳内物質が生成されます。安定した情緒があってはじめて子どもは探索活動をしたり何かに挑戦しようという気持ちが高まります。

これらのメリットは子どもだけでなく大人も享受することができます。「子どものため」と思わずむしろ、「自分にとっても良いことなんだ」という感覚を持つと、より親子で遊びの楽しみが広がります。

日常生活ではどうすれば?

とはいえ、具体的にどういう遊びがいいのか?農作業をする場所も機会もないがどうしたらいいのか?そういった疑問をお持ちだと思います。
そこで一つおすすめの方法があります。
それが、「安全な場所で裸足で遊ぶ」ことです。

私は本来めんどくさがりな性格なので、家庭菜園もまともに継続することができません。(その分、妻が庭でプランター栽培をしてくれています。感謝)
そこでせめてできる範囲で土に触れ合う機会を増やそう!と、公園に行った際は裸足で遊ぶ機会を作っています。公園には様々な物が落ちているので遊ぶ場所の選定には慎重にならないといけませんが、私の場合は近所に毎朝砂場を係の方が整備してくださっている公園があったので、そこに行って砂場では裸足で一緒に遊ぶようにしました。砂場以外の場所では靴を履く必要があったのですが、遊びの中の一部分だけでも裸足になれる時間があると子どもはとても楽しそうでした。裸足になることで得られる適度な刺激がより気持ちを解放してくれています。
裸足まではいかなくとも、ゴロンと芝生の上に寝転がるだけでもリラックスすることができます。
ご自身の生活の中で取り入れられそうなところから始めてみるといいですね。

おわりに

今回は土に触れる遊びのメリットや具体的な方法をお話しました。いかがだったでしょうか?
子ども時代の楽しい思い出は大人になっても覚えているものです。私は子どもの頃に友達とひたすら穴を掘って遊んでいたことを、今でも鮮明に思い出せるぐらい記憶に残っています。その時は何の目的もなく遊んでいたのですが、きっと自分にとってとても大切な時間だったんだなと思います。
今度公園に行ったときに少しでも土に触れることを思い出していただけると嬉しいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

さよならあんころもちまたきなこ!

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