【第88回】(速報値)コロナ禍でのコミュニティの複合災害対策に関する調査
質問 コロナ禍でのコミュニティの複合災害対策に関する調査の結果について教えてください。
概要
①9月17日のシンポジウムにあわせたネット調査
②調査結果(調査途中での速報値)の概要
③主な回答の傾向
④最終結果の詳細は地区防災計画学会誌第25号(11月発刊予定)掲載
解説
①9月17日のシンポジウムにあわせたネット調査
2022年9月17日(土)に開催された地区防災計画学会シンポジウム(第40回研究会)「コロナ禍でのコミュニティの複合災害対策」でのシンポジストの議論の参考等とするため、ネットアンケート調査「コロナ禍でのコミュニティの複合災害対策に関する調査」が実施されました。これは、同シンポジウムの参加申込者に対して実施されたものです。
シンポジウムの中では、調査途中での集計に基づいて「速報値」が紹介されました。御興味を持たれた方が多かったようですので、以下、簡単に紹介します。
②調査結果(調査途中での速報値)の概要
調査対象者 シンポジウム申込者
回答数 24.7%(660人中163人回答)
調査時期 2022年9月9日(金)~9月14日(水)8:00時点
調査手法 ネットアンケート調査
設問数 本問5問、属性5問
③主な回答の傾向
調査途中での速報値の傾向を簡単に紹介します。
まず、「コロナ禍での災害に備えて、あなたが所属(支援)しているコミュニティでこれまでにとった対策は何ですか(複数選択可)。」という設問に対しては、「マスク・消毒液の準備等の衛生管理対策」、「3密の回避」と回答された方が、それぞれ8割を超えました。
また、「コロナ禍での災害の事例を踏まえて、地区防災計画に盛り込むべき対策は何だと思いますか(複数選択可)。」という設問に対しては、「自宅療養者等の避難先の確保や避難方法の伝達等」、「マスク・消毒液の準備等の衛生管理対策」、「パーティション、個室、専用スペースの準備」と回答された方が、それぞれ6割を超えました。
さらに、「コロナ禍でのコミュニティの災害対策を考えるに当たり、特に参考になった助言や情報は誰からのものですか(複数選択可)。」という設問に対しては、「行政」、「医師、看護師、保健師等の専門家」と回答された方が、それぞれ4割を超えました。
④最終結果の詳細は地区防災計画学会誌第25号(11月発刊予定)掲載
本調査の最終調査結果は、地区防災計画学会誌第25号(11月発刊予定)に掲載される予定です。
本誌は会員・連携会員向けのもので、会員及び連携会員には、無料で郵送されます。
御希望がある場合は、非会員の方も定価4,000円(送料300円)で購入することができます。
メールに、①名前、②郵便番号、③住所、④電話番号、➄メールアドレス、⑥学会誌25号の注文である旨(過去の号が必要な場合はその号数)、⑦必要な冊数を記載して、地区防災計画学会事務局までメールで御注文ください。
なお、過去に地区防災計画学会で実施したコロナ関係の調査結果やコロナに係るシンポジウムでの議論は、本シンポジウムの基礎資料や地区防災計画学会誌第19号~24号を御覧ください。
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