
【第24回】第8回大会予稿集【地区防災計画学会誌第23号】
質問 地区防災計画学会第8回大会の予稿集の特徴を教えてください。
概要
地区防災計画学会が2022年3月5日付で発刊する予定である地区防災計画学会第8回大会の予稿集(地区防災計画学会誌第23号)の特徴は、以下の3点です。
①第8回大会記念号。表紙デザインは、九州大学の目黒智将様の作成。
②第8回大会タイムスケジュール、学会賞受賞コメント、予稿、モデル事業の中間報告等掲載。
③会員・連携会員に無料送付。非会員の方は学会㏋記載の方法によりメールで注文可。
解説
地区防災計画学会では、2022年3月5日付で地区防災計画学会誌第23号を発刊する予定です。その特徴は、以下の3点になります。
①第8回大会記念号。表紙デザインは、九州大学の目黒智将様の作成。
本学会誌は、3月5日(土)にオンラインで開催される地区防災計画学会第8回大会を記念して発刊される予稿集です。
表紙デザインは、当学会幹事で九州大学教授の尾方義人先生(芸術工学)のお弟子さんである九州大学の目黒智将様に作成いただきました。
前回の表紙デザインをさらに発展させる形で、カラー(グラデーション)、パターン等を変更していただきました。大変良いものにしていただきまして、ありがとうございました。
②第8回大会タイムスケジュール、学会賞受賞コメント、予稿、モデル事業の中間報告等掲載。
今号も冒頭に室﨑益輝会長(兵庫県立大学教授)及び矢守克也副会長(京都大学教授)によるコラムを掲載しております。また、第8回大会のタイムスケジュール、学会賞受賞者による受賞コメント、予稿、2021年度の地区防災計画モデル事業の中間報告等が掲載されています。
この予稿は、大会で大学教員等が個人報告をする際の概要資料になります。各個人報告をお聞きになる前にぜひお読みください。また、2021年度の地区防災計画モデル事業の中間報告は、大会の中で開催される2本のシンポジウム「多様化・激甚化する災害とコミュニティ防災」のベースになる資料ですので、こちらも事前にお読みいただけますと幸いです。
③会員・連携会員に無料送付。非会員の方は学会㏋記載の方法によりメールで注文可。
地区防災計画学会誌は、年間3号を継続的に発刊しており、1年間に50~60本程度の査読論文、寄稿、予稿等が掲載されています。
地区防災計画学会の会員及び連携会員(サポーター)には、無料で送付されます。
また、非会員の方は学会㏋記載の方法によりメールで注文することができます。なお、会員及び連携会員の方に送付することを前提としているため、余分の冊数は限られておりまして、売り切れになることもございます。
まとめ
2022年3月5日付けで発刊予定である地区防災計画学会誌第23号は、地区防災計画学会第8回大会を記念して発刊される予稿集です。
大学教員をはじめとする研究者等の方々だけでなく、行政官、シンクタンク、防災士をはじめとするコミュニティの防災リーダーの方々等にも、ぜひお読みいただけますと幸いです。
なお、学会誌第23号の目次は、以下のようになります。

地区防災計画学会誌第23号(2022年3月5日発刊予定)の主な目次
【巻頭言(コラム)】
・室﨑益輝(地区防災計画学会会長・兵庫県立大学教授)
・矢守克也(地区防災計画学会副会長・京都大学防災研究所教授)
【地区防災計画モデル事業中間報告】
・金思穎・室﨑益輝・矢守克也・西澤雅道・坊農豊彦・浅野幸子・神原咲子・石塚裕子・渥美公秀・磯打千雅子・加藤孝明・酒井明子・阪本真由美・小山真紀・澤田雅浩・鈴木猛康・田中耕司・竹之内健介・西田佳弘・小島一哉「2021年度地区防災計画モデル事業の中間報告概要について」
【地区防災計画学会第8回大会関係】
・第8回大会スケジュール
・2021年度地区防災計画学会賞受賞コメント(論文賞・奨励賞・功労賞)
【大会個人報告予稿(五十音順)】
・浅野幸子・福冨真子・公文資子・谷村景弓・梅原朋美・町田友里・稲田佳奈・神原咲子(早稲田大学ほか)「地区防災計画策定プロセスにおける多様性・社会包摂の視点の標準的な導入可能性の検討―高知市潮江南地区での取り組み事例から―」
・東善朗・髙木朗義(岐阜大学ほか)「地区防災活動への住民参加を促すための内発的動機に働きかけるツールの開発―「トランプ&ビンゴ 減災教室」の事例―」
・生田英輔・増田裕子・河本ゆう子・吉田大介・佐伯大輔・三田村宗樹(大阪市立大学ほか)「コミュニティ防災人材育成プログラムの開発」
・石塚裕子・渥美公秀(大阪大学)「地区連携型防災まちづくりワークショップの効果検証」
・石原凌河・立部知保里(龍谷大学ほか)「日本版POSKOによる支援からみた地区防災計画の可能性―令和2年7月豪雨被災地での「個庫茶屋」による支援を事例として―」
・磯打千雅子(香川大学)「地区防災計画における文書化の意義に関する考察」
・伊藤弘人・丸山嘉一・蛭間芳樹・野口英一・有賀徹((独)労働者健康安全機構ほか)「地区防災計画と病院業務存続計画」
・大津暢人(消防庁・神戸大学)「地区防災計画の基礎資料としての要支援者の水害避難支援行動」
・大槻由美・西田佳弘・坊農豊彦(大阪市立大学ほか)「災害時における地区内無線網による自治会相互情報共有手段について一考察」
・加藤孝明(東京大学)「地区防災計画のフロンティアを考える―静岡県沼津市戸田地区・伊豆市土肥地区の取組み等からの考察―」
・金思穎(専修大学)「祭りの種類とコミュニティの防災活動―祭りはなぜ発災時に防災機能を発揮できるのか―」
・近藤誠司・小山倫史・西村公貴(関西大学ほか)「理論と実践の相互補完の重要性―「避難スイッチ」のポテンシャリティに関する考察―」
・酒井明子(福井大学)「地区の特性を考慮した課題解決型の地区防災活動―永平寺町法寺岡地区の課題を町内各地区で共有―」
・阪本真由美・小山真紀(兵庫県立大学ほか)「災害時の避難と「声がけ」に関する一考察―倉敷市真備町岡田地区の地区防災計画の事例より―」
・澤田雅浩(兵庫県立大学)「集合住宅のみが立地する人工島における地区防災計画策定に向けた取り組み―神戸市中央区港島地区の実践―」
・杉山高志・矢守克也(京都大学)「令和3年度台風14号接近時における避難行動の分析」
・鈴木猛康・Shu Yunhao・伊藤巧・Lyu Jiahui(山梨大学ほか)「土砂災害警戒区域のブロック別警戒避難体制の構築―山梨県南都留郡西桂町下暮地地区―」
・田中耕司・向井凌平・竹之内健介(大阪工業大学ほか)「日常から抱く被災のイメージと地区防災の取組との関係性に配慮した生活防災への取組の方向性について」
・竹之内健介・竹内瑞希(香川大学)「高知県四万十町大正地区におけるIoT-COSの構築」
・樋口正敏・磯打千雅子(香川大学ほか)「防災と福祉が一体となった自主防災組織の構築とその展望―坂出市東部地区を事例に―」
・前川良栄・小島一哉・室﨑益輝(兵庫県立大学ほか)「高齢化する地区で持続可能な地区計画―宮城県気仙沼市大浦地区の取り組み事例―」
・松原悠(京都大学)「高知県黒潮町における「擬似被災」からの復旧・復興の課題」
・向井凌平・田中耕司・竹之内健介・戸田りょう(大阪工業大学ほか)「紀宝町鮒田地区での生活防災の取り組みによる効果と地区防災計画への反映」
・矢守克也(京都大学)「地区防災計画:7つの誤解と7つのホント―「超・地区」「脱・防災」「反・計画」―」
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