社会をつくる力を育てる授業づくり⑮ まちの古いものをつたえるプロジェクト<1>
3年生の第4単元です。
この単元は、現行の学習指導要領で新設(復活)した単元です。
自治体の様子が変わってきたことを、視点を決めて調べていきます。
3年生にして、初めて出てくる歴史と人々の生活に区分される単元ですので、その扱いは慎重にしなければならないと思います。
歴史=暗記が、社会科の典型的な固定観念だと思いますので、それに陥ることがないようにしたいと思います。
結論から言うと、歴史でもプロジェクト型学習を取り入れていきます。
この単元で学習する内容は、どのようなところで生かされるのでしょうか。
歴史を学ぶ意味とも関係がありますが、なぜ歴史を勉強するのかというと、未来のためだと考えます。
未来をつくっていくためには、過去や現在を知り、課題を明確にする必要があるからです。
つまり、「○○市にこうなってほしい!を提案しよう」といったプロジェクトが考えられます。
3年生の児童に、課題をもとに将来のことを構想するのは、簡単なことではないかもしれません。
しかし、目的意識をもって学習をすることが、歴史的な学習を暗記に陥らせない有効な方法だと考えますので、じっくり取り組みたいところです。
実際に、どのようにすすめていくのか、次回書いてみたいと思います。
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